TK GuitarBlog ~楽器レビューと音楽コラム~

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【レビュー】フェンダー TOMOMI PRECISION BASS

今回ご紹介するのは、フェンダーからリリースされているSCANDAL・TOMOMIモデルのプレシジョンベースです。

Fender エレキベース TOMOMI PRECISION BASS®

Fender エレキベース TOMOMI PRECISION BASS®

 

 

 

SCANDALのサウンド 

SCANDALといえば、関西発の女性4人組ロックバンド。非常にパワフルなガールズロックという感じで、若い方を中心に、ファンもたくさんいらっしゃいます。

 

非常にルックスがセクシーで、そうした雰囲気が漂うがゆえに、サウンド面があまり語られていないような向きを個人的には感じますが、実際サウンドを聴いてみると、ロックサウンドが前面に出た、メチャクチャかっこいい楽曲ばかり。

 

今回紹介するのは、そんなSCANDALの低音を支える、TOMOMIちゃんのシグネチャーモデルとなるプレシジョンベースです。

 

フェンダーからのシグネチャーモデルリリース!

なんとこれ、フェンダーからリリースされており、その点1つとってみても、いかにこのSCANDALのサウンドが音楽的に評価されているかがうかがえます。

 

さて、そんなTOMOMIモデルのプレベですが、ルックスはナチュラルボディにローズ指板、そして赤べっこうのピックガードということで、全体的にナチュラルな雰囲気が漂っています。

 

で、このベース、ボディはアルダーでして、あまりアルダーボディのナチュラル仕上げというベースは多くないように思いますので、このあたり、結構新鮮です。

 

ちなみに、ヘッドのロゴはいわゆるCBSロゴですね。

 

使い勝手の良いサウンド

さてさて、サウンド面はどうなのでしょうか。

 

わたし自身もこのベース、弾いたことがあるのですが、弾いたときの第一印象は「わっ、使いやすい音!」というところです。

 

プレベというのは、あの無骨な音こそが最大の魅力なわけですが、このベース、その部分がいい意味でとがってなくて、基本プレベなんだけど、かなり幅広いジャンルに使って行けそうな、そういう懐の深さを感じるベースです。

 

ピックアップは、American Vintage ‘63が搭載されており、その品質は間違いなし。ルックス面も含めて、どちらかというとヴィンテージ指向に振ったこのベースですが、そうした意識が、サウンドに良い影響を与えている印象を受けます。

 

一方で、ネックについては、通常のプレベよりもスリムに作られており、非常に弾きやすい。「女の子の小さい手でも弾きやすいように」というような配慮なのかもしれませんが、これだけ弾きやすければ、男女関係なく、それこそジャズベース派のベーシストも違和感なく乗り換えられそうです。

 

人と違うプレベをお探しの方へ

このベースの特徴、ここまでつらつらと書いてみましたが、総括してみると、「SCANDAL・TOMOMIのシグネチャーモデル」ということで、一見、現代的な仕様になっているのかと思いきや、ルックスも中身も結構落ち着いていて、SCANDALのファンのみならず、幅広い層にアピールしていける実力を有するベース、ということになりそうです。

 

現代的なSCANDALの音楽に感化されて…というよりは、コンサバだけど少し人と違うプレベを…という人の方が、向いているかもしれませんね。

 

ハマ・オカモトモデルとの比較

ところで、こういった「使い勝手のいいアーティストモデルのプレベ」ということになりますと、ハマ・オカモトモデルのプレベが真っ先に思い浮かびますよ。

 

tk-guitar.hatenablog.com

 

でも、ハマ・オカモトの場合は、彼のプレイスタイル的にそういったベースがぴったりはまるのですが、SCANDAL・TOMOMIの場合は、もっと現代的なスペックであっても良さそうなだけに、こういったベーシックなスペックのベースで、ああいった音楽をやっていることを、非常に興味深く思います。

 

価格…そしてまとめ

さて、気になる価格ですが、実売価格は約15万円

 

このベースは、日本製フェンダーということで、ベースの組み込みの精度などは非常に高いです。その中でもやや高い価格帯に位置していますが、ネックの塗装がサテン仕上げになっているなど、高級感ある仕上がりになっていますので、納得のいくレベルではあります。

 

そして、Fender USAのAmerican Professionalシリーズよりは明らかに安く、そういった意味でも、価格設定は戦略的だなあ、と思います。

 

このブログでシグネチャーモデルを紹介するときの定番文句みたいになっていますが、最近のアーティストモデルは、そのアーティストのファン以外の方でも積極的に使っていける内容になっています。

 

特にこれはフェンダー製品ですから、なおのこと、普通のプレベとしても使えてしまうのではないでしょうか。

 

これ、ホントにオススメです。ぜひぜひ一度、手にしてみてください♪