TK GuitarBlog ~楽器レビューと音楽コラム~

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【レビュー】Fernandes LD-85KK Love Driver…昔のラルク・kenモデル。

本日は、昔のアーティストモデルについてご紹介しようと思います。

 

Fernandes(フェルナンデス)から、かつてリリースされていた、L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)、kenモデルのギター、LD-85KK Love Driverです。

[フェルナンデス] FERNANDES LD?85KK 中古

[フェルナンデス] FERNANDES LD?85KK 中古

 

 

 

ラルクのギタリスト・kenといえば…

ラルクといえば、言わずと知れたスーパーバンドですね。1990年代後半のバンドブーム時代、圧倒的な実力とセンスある楽曲で当時の音楽シーンを席巻し、今も実力派バンドとして、カリスマ的な高い評価を得ています。

 

そんなラルクのギタリスト・kenといえば、ストラトを中心に使っており、開放弦を巧みに活かしたアルペジオや、独特のコードワーク、そして何より、「ラルクらしさ」ともいえる、その作曲センスに定評があります。

 

そんなラルクのkenモデルは、現在はフェンダーからリリースがされているわけなのですが、今回紹介するのは、CDセールスベースで全盛期であった1998年ごろにリリースされていた、この「LD-85KKです。

 

まさにちょうど、「HONEY」「花葬」「浸食~Lose Control」などがリリースされていたころですね。

 

このころのkenは、フェルナンデスとエンドース契約を結んでおり、フェルナンデス製のギターでライブに臨む姿がおなじみでした。

 

アッシュボディのストラトタイプ

で、このLD-85KKは、まずギターとしてのスペックを見ていくと、ストラトシェイプで、アルダーボディのメイプル1ピースネック

 

フェルナンデス製ですので「ストラトキャスター」というわけにはいきませんが、要は一般的なストラト、という形で理解すると良いのではないかと思います。

 

ちなみに、ヘッド部分は、いわゆる「ラージヘッド」ですね。このあたり、現行のフェンダーにおけるkenモデルでも踏襲されているので、彼のストラトへのこだわりと考えることができそうです。

 

このギター、カラーリングに特徴があり、ラメの入ったピンクです。といっても、リリースされてから20年近く経つギターですので、現在は経年変化の中で、ピンクというよりは、ややくすんだ紫みたいになっているものも多いのではないでしょうか。

 

また、12フレットのところに、ねこのインレイが埋め込まれているのも、デザインの特徴でしょう。

 

フロントPUをオンにできるストラト

さてさて、サウンド面なのですが、基本的にはアッシュボディのストラトでして、割と落ち着いた、kenの言葉を借りれば「カラン」とした音が鳴ります。

 

基本的には、日本メーカーがしっかり作った、ポテンシャルの高いギターですので、アーティストモデルということを気にせずに、しっかり使えるストラトになっていると思います。

 

サウンドの色を作り出すピックアップは、フェルナンデス自社製の「VS-1」というものが搭載されています。ヴィンテージトーンを狙ったという、これはこれで良いのですが、たとえばフェンダーカスタムショップのピックアップに換装するなどすると、よりギター本体の素質の高さが引き出せるような印象ですね。

 

で、このギターの、一般的なストラトとの違いが、フロントピックアップを常時オンに出来るスイッチの存在。センタートーンのノブがこのスイッチを兼ねていて、これを使うと、フロントを常時オンにできます。

 

これにより、一般的なストラトではできない「フロント+リア」ができるようになるんですね。普通のハーフトーンとはまた異なるこのニュアンス、非常に面白くて、特にクリーン~クランチくらいのときに、その威力を発揮しそうな印象です。

 


L'Arc~en~Ciel - Lies and Truth [guitar cover]

 

kenファンにも、ストラト愛好家にもオススメ

とまあ、このように、少し変わったストラトとしても、非常に興味深い、このLD-85KK。

 

当時は、型番のとおり、8万5,000円くらいの価格。今では中古市場で探すしかありませんが、比較的お値頃な価格に落ち着いているようです。

 

ファンの方にはコレクターアイテムとして、ストラト愛好家にとっては特徴あるストラトとして。

 

そして、両方を満たす方にとっては、マストバイのアイテムとして、使って頂けるのではないでしょうか。