ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

【レビュー】きめの細かい、上質なオーバードライブ。Providence SDR-4R

今回はProvidenceのオーバードライブ、「Sonic Drive SDR-4R」を取り上げようと思います。

布袋寅泰氏も愛用するオーバードライブ

Sonic Driveといえば、あの布袋寅泰さんが最近使っていることでも有名なオーバードライブです。私もその宣伝文句に惹かれて買った一人なのです。

 

布袋さんというと、ディストーション系で深く歪ませるというよりは、どちらかというと、コード感を失わない程度のオーバードライブで勝負するタイプのギタリストさん。

 

その布袋さんが愛用しているとなると、それは大変気になるエフェクターだな、という話になるわけですよね。 

 

1音1音の分離感がすごい!

さてさて、どんな音なのでしょうか。

 

このエフェクターも、大きな傾向で言うと、

  • ゲインを上げてもコード感を失わない、きめの細かさ
  • サウンドが自然に太くなる感じ
  • ミッド~ハイミッド当たりが持ち上がる感じで、アンサンブルにうまく溶け込む

というのが特徴かな、と思います。

 

特に、歪ませている状態で、ローコードを引いて6弦全部を鳴らしたとき、その1弦1弦の音が分離して聞こえてくるようなきめの細かさ。これは一度ぜひ自分自身で試していただきたいところです。ホントに、気持ちいいですよ。

 

このきめの細かさをできるだけ活かすようなセッティングとなると、私はゲインを12~1時くらいに抑えるのがいいかなあ、と思います。これくらいでもしっかり歪んでくれる上に、音の分離感もかなりしっかりしていて、コードワークをしているときに、テンションノートもしっかり主張してくる感じ。

 

FATスイッチで音を太く

そして、このエフェクターの1つ、大きな特徴が「FAT」スイッチ。その名の通り、音を太くするスイッチです。「音にもう少しパンチが欲しいなあ」と思ったときは、こいつをオンにすると、音に「少し」パワーが足されます。具体的には、ローが少しブーストされるような感じでしょうか。

 

これ、「少し」というところがミソでして、そのおかげで、パワーアップさせたときの違和感が、あまりないんですよ。特にこのあたり、バンドのバッキングで使うときにには重要なところですよね。やはりこのエフェクターも、バッキング向きな感じがします。

 

BOSSとの比較

なので、このあたりの特徴、実は結構、BOSSのオーバードライブシリーズに似ているかもしれません。

 

ただ、BOSSはあまりにも普及しすぎていて、なんとなく人とかぶるのがイヤだとか、もう少し違うエフェクターにステップアップしたい、なんてときには、真っ先に候補に挙げて良いペダルかなあ、と思います。

 

ちなみにこのSonic Driveシリーズ、1から5までシリーズが続いていますが、現時点で普通に買えるのは、その中でももっとも「使いやすい」と評判の4をリメイクした「SDR-4R」です。

 

価格も、BOSSよりは少し高いですが、それでも2万円前後であれば、まだ許容範囲かもしれません。

 

上質な歪みペダルをお探しの方、ぜひ一度、ご検討ください。特にリズムギター系の方にとっては、必携かもしれませんよ~。