アコースティックギター

【レビュー】Taylor Baby Taylor テイラーのミニギターは超本格的!

本日は、Taylor(テイラー)のアコースティックギター、Baby Taylor(ベイビーテイラー)についてレビューいたします。

この記事はこんな人にオススメ
  1. Baby Taylorの評価・口コミについて知りたい
  2. Baby Taylorのスペックや使用木材について教えてほしい
  3. Baby Taylorのマホガニーモデルやオールコアモデルについて知りたい
  4. Baby TaylorとLittle Martinの比較をしたい
  5. 本格的なサウンドのミニギターを探している

テイラーのアコースティックギター

テイラーといえば、その歴史こそ比較的浅いものの、高品質で実用的なアコースティックギターを、さまざまな価格帯で意欲的に開発し、今やマーティンやギブソンに並ぶ、世界を代表するアコースティックギターメーカーの1つです。

とりわけ、高いプレイアビリティと、生音からエレアコ使用時までを全て高クオリティで実現するサウンドの扱いやすさは、実戦派のギタリストから高い評価を得ており、国内では布袋寅泰氏や福山雅治氏が愛用していることでも有名です。

当ブログでは、過去に比較的お手軽なエレアコ、Academy 12eについて、レビュー記事を書かせていただいております。エレキからの持ち替えでも違和感のないプレイアビリティの高さは、特筆すべきものがある一本です。

【レビュー】Taylor Academy 12e 即戦力必至のテイラー入門機!(2022年1月追記)本日は、アコースティックギター系のレビューです。Taylor(テイラー)の「Academy 12e」というギターについて書いてみようと思...

ミニギターとは思えないBaby Taylor

そんなわけで、今回ご紹介するBaby Taylorのお話。サイズとしては、一般的なアコースティックギターを、約3/4サイズに縮小した、いわゆるミニギターのカテゴリーに属します。

このBaby Taylor、スペックや仕様については、いくつかのバリエーションがありますので、まずは一番スタンダードなモデルを見ていくことにしますが、それであればトップがシトカスプルースで、サイド・バックがウォルナット

そして、指板はエボニーで、ネックはアコギとしては珍しいメイプルネックになっています。

また、型番の末尾に「e」がつくモデルは、エレアコモデルとなっていますが、そちらではテイラーの標準的なプリアンプであるES-Bが搭載されています。コントロールはボリュームとトーンだけのシンプルなものではありますが、これでもテイラーらしいエレアコサウンドを満喫することもできます。

また、このES-Bは、チューナーも搭載しており、エレアコとして使わない人にとっても、非常に便利です。

サウンドもGood!このサイズで本格的な鳴りが楽しめる

さて、そんなBaby Taylor、サウンドのほどはいかがでしょうか。

このように、とてもミニギターとは思えないほどの、「木が鳴っている」と言えるような、豊かなサウンドが非常に印象的です。

このBaby Taylorは、他の一般的なミニギターとは異なり、専用設計を引いていること、作りが非常にしっかりしていること、また木材も本格的なものを使用していることといった要素があり、それがミニギターらしからぬ本格的なサウンドを生み出しているのです。

もちろん、本格的なフルサイズのアコースティックギターの生鳴りと比較すると、音量面などで差があるのは仕方が無いことなのですが、ミニギターとしては桁違いのサウンドクオリティがとても魅力的。

一方で、ミニギターのアドバンテージである「小型化したがゆえの弾きやすさ」もしっかりと持ち合わせており、初めて弾いた人は、「この小ささ、この弾きやすさで、このサウンドが出るんだ!」と、感動すること間違いなし

また、先述のプリアンプ「ES-B」の影響もあって、エレアコとして使った際のサウンドも非常に良好。サイズこそミニですが、ライブなどでも十分使って行けそうな手応えを感じます。

Baby Taylorのラインナップ

ところで、そんなBaby Taylorですが、木材の違いでバリエーションを広げた、いくつかのモデルがあります。

BT-1、BT-1e

これが先述の、トップがシトカスプルースで、サイド・バックがウォルナットの、もっとも標準的なモデルです。型番の末尾に「e」がついているのがエレアコモデル。

価格は、BT-1で6万円前後、エレアコのBT-1eで7万円程度が相場です。

BT-2、BT-2e

こちらは、トップがマホガニーで、サイド・バックにレイヤードサペリを使用したモデル。 ルックスも、マホガニーらしい焦げ茶色が印象的です。

音色は、標準的なBT-1シリーズと比べ、中域に特徴があり、より「木が鳴っている」印象があります。

ただし、テイラーらしさとも言える、中高域までもを含めたバランスの良さではBT-1の方に分があると感じるような気もします。ここは完全に好みの世界ですね。

価格は、BT-1シリーズと同様、標準モデルで6万円前後、エレアコのBT-2eで7万円程度が相場です。

BTe-Koa

こちらは、全面にコア材を用いた、上位モデルとも言って良いグレード

トップにはソリッド・ハワイアンコア、サイド・バックにはレイヤードハワイアンコアを採用しており、コア材ならではの特徴的な木目が、ルックスにも大きな特徴を与えています。

サウンド面では、コア材らしく、高域と低域に強い主張があります。好みは分かれるかもしれませんが、派手なアコギサウンドを求める人には非常にピッタリくる印象です。

このオールコアモデルは、エレアコモデルオンリーなのですが、価格はおおむね8万円前後。標準モデル+1万円、といった価格設定になっていますが、ルックス・サウンドが好みの人にとっては、それだけの価値は十分に見いだせることでしょう。

価格もコンセプトもリトルマーティンと競合…その差は?

さて、このBaby Taylorですが、本格派アコギメーカーが作る、本格的なミニギターという点において、リトルマーティン(Little Martin)ことMartin LX-1と真っ正面からコンセプトがぶつかります

【レビュー】Martin LX1・LX1E お手軽な「リトルマーティン」、その実力は…?本日は、「リトルマーティン」の愛称で親しまれている、マーティンのミニアコースティックギター「LX1」と、そのエレアコ版である「LX1E」...

どちらも非常に魅力的なギターで甲乙つけがたく、これら両者を比較する動画もたくさん見つけることができます。

これら両者、実際に弾き比べて見るとよく分かるのですが、実はアコースティックギターらしい「鳴り」で言うと、Baby Taylorの方に分があります

というのも、Baby Taylorの方は、木材の使い方が一般的なアコースティックギターと同じなのですが、一方のLittle Martin(リトルマーティン)の方は、サイドにHPLという、樹脂に近い性質の材が用いられているため、やはり鳴りが少し抑えられてしまっている印象を受けるのです。

ただし、HPLを使うことによって、ギターそのものが頑丈になり、取扱いを気にしすぎる必要がなくなるというメリットが生まれます。そのため、気軽に外に連れ出しやすいという点においては、リトルマーティンの方が優位だと言えるでしょう。

純粋なギターとしての仕上がりは、Baby Taylorの方に優位性がありますが、気軽に扱えるミニギターという点においては、リトルマーティンの方もなかなか魅力的。

いずれにせよ、最後はヘッドに記されたブランドも含め、個人の好みの世界かなあ…という気もしています。

【まとめ】本格的なアコギサウンドを、ミニギターで。

このように、今回ご紹介した、このBaby Taylorシリーズは、テイラーの本格的なアコースティックギターを、独自の設計思想を持ちながらミニサイズ化することにより、一般的なアコギに匹敵する本格的なサウンドを、この小ささで生み出すことができる、非常に魅力的なギターです。

その「木の鳴り」を活かした本格的なアコースティックギターサウンドは、低価格帯のミニギターはおろか、あのリトルマーティンすら凌駕するほどの圧倒的なクオリティです。

また、木材の使い方でいくつかバリエーションがあり、サウンドの好みに合わせて選択の幅が広がっているのも、このBaby Taylorの魅力。

本格的なアコギサウンドを、気軽にどこへでも持ち運べる、このBaby Taylor。ギタリストなら1本は持っておきたい、そんなギターだと思います。

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