本日は、フェンダーのラインナップ、「Fender Made in Japan Heritage」についてご紹介しようと思います。
日本製フェンダーで、本格的なヴィンテージ楽器を指向してきたとの売り文句。とても気になりますよね。
本日は、このシリーズについて、その概要をお知らせいたします!
- フェンダー・Made in Japan Heritageシリーズの概要を知りたい
- フェンダー・Made in Japan Heritageのラインナップを知りたい
- 日本製フェンダーの本格的なヴィンテージ系楽器が欲しい
- フェンダー・Made in Japan Heritageのレビュー記事を読みたい
もくじ
日本製フェンダーのラインナップをおさらいしましょう
旧「フェンダージャパン」が、フェンダー直轄のブランドとなって以来、これまで以上にその信頼が高まった、日本製フェンダー。
その日本製フェンダーは、現在、次のようなラインナップになっています。
- Fender Made in Japan Traditional
いわゆるヴィンテージ系を指向しつつも、価格を抑えた日本製フェンダーのエントリーモデル
【レビュー】Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster本日は、日本製フェンダーのストラト、Fender Made in Japan Traditional '60s Stratocaster... - Fender Made in Japan Hybrid(II)
上記Traditionalをベースとしつつ、現代的な要素もミックスした、トラディショナルとモダンのハイブリッドモデル
【レビュー】Fender Made in Japan Hybrid II Stratocaster 進化した日本製ストラト。本日は、日本製フェンダーのラインナップから、「Fender Made in Japan Hybrid II Stratocaster」に... - Fender Made in Japan Modern
プレイアビリティからサウンドまで、あらゆる点を現代的に仕上げた最先端の現代的モデル
https://www.tk-guitar.com/entry/fender_modern_strat_hss
いずれのモデルも非常に魅力的で、高い評価を得ております。
徹底的なヴィンテージ指向…「American Original」の日本版?
さて、そうした中、今回新たに日本製フェンダーに加わった「Made in Japan Heritage」シリーズ。ちなみに、Heritageとは「遺産」とか「伝統」とか「伝承物」といった意味です。
シリーズのコンセプトについて、公式サイトから引用してみます。
MADE IN JAPAN HERITAGE は、フェンダーの⻑い歴史の中で日本製が生まれた意味と、本来あるべき姿を見つめ直すことで導かれた MADE IN JAPAN FENDERの真骨頂となるシリーズです。年代別に正確なスペックとルックスを再現した STRATOCATSER®、TELECASTER®、TELECASTER® CUSTOM、TELECASTER® THINLINE、JAZZMASTER®、PRECISION BASS®、JAZZ BASS®で構成される11モデル、15製品をラインナップしています。
Made in Japan Heritage | Fender
比較的情緒的な文章で書かれておりますが、要は端的に言うと、「日本製フェンダーとして、ヴィンテージ系の楽器をしっかりと作り込みました」というような感じです。
もともと、日本製フェンダーには、Traditionalシリーズという、ヴィンテージ指向の楽器がありましたが、やはりどこかコストダウンをしている箇所があったり、従来型のフェンダージャパンから完全に脱皮し切れていないように思われる箇所が少しあったのは事実。
今回は、そんなTraditionalの上位グレード的な位置づけで、より本格的なヴィンテージ指向の楽器を、日本製という形で送り出してきている、といったようなところでしょう。
製作においては、USA製品のプロファイリングを行ったり、ピックアップについてもかなり細かなこだわりが盛り込まれていたりと、日本製フェンダーの技術力で本気のギターを作ろうとする姿勢が見えてきます。
一方で、カラーバリエーションについては、ごくスタンダードなものに絞り込んできておりますので、ルックスで個性を出すと言うよりは、サウンド面で勝負する楽器、というような思想であることも伺えるところです。
こういった、本格的なヴィンテージ指向というと、USA製ラインナップには「American Original」シリーズというのがありましたが、それを日本製ラインナップに落とし込んだのが、このMIJ Heritageシリーズ、と言えるかもしれません。
新モデルの概要
さて、そんなMade in Japan Heritageシリーズについて、早速ご紹介していきましょう。たくさんの種類がありますが、どうかお付き合いくださいね!
Made in Japan Heritage 50s Stratocaster
これは、その名のとおり、50年代ストラトキャスターを再現したようなモデルです。
アッシュボディにラッカー塗装でメイプル指板という、まさに50年代ストラトを想起させるようなスペックになっています。
MIJ Traditionalシリーズだと、このモデルはバスウッドボディになっていましたが、Heritageシリーズではアッシュボディが採用されているあたり、要注目ですね。

Made in Japan Heritage 60s Stratocaster
同じく、60年代ストラトをモチーフにした1本。こちらは、アルダーボディのローズウッド指板になっています。
Traditionalシリーズでは、この60年代モデルもボディはバスウッドでしたので、この点はパーツのスペックとしては上がっていると言って良いでしょう。また、従来型の日本製フェンダーと異なり、ラッカー塗装になっている点も印象的ですね。
Made in Japan Heritage 70s Stratocaster
ストラトについては、70年代系のモデルもラインナップに加わっています。
ラージヘッドとCBSロゴが印象的なギターですが、こちらは、Traditionalシリーズの68年モデルが結構本格的なスペックとなっており、そうした中でのTraditionalシリーズとHeritageシリーズの違いがどんなものか…とても興味があります。
Made in Japan Heritage 50s Telecaster
ここからはテレキャスター、まずは50年代モデルから。
ストラトと同様、テレキャスでもボディ材がアッシュになっており、塗装はラッカーですので、MIJ Traditionalよりグレードとしては上になっています。
特にテレキャスのようなシンプルなギターは、木材や塗装の影響がサウンドに色濃く出ると思いますので、これ、個人的には非常に楽しみです。
Made in Japan Heritage 60s Telecaster Custom
60年代テレキャスについては、バインディングが施された「テレキャスターカスタム」がラインナップに上がってきています。このモデルは、特にラッカー塗装がよく似合っていて、ルックスから漂う威厳は、とても日本製フェンダーのそれには思えません。
こちらも、ストラトと同様に、60年代のフェンダーギターの流れに乗って、アルダーボディのローズウッド指板になっています。
Made in Japan Heritage 60s Telecaster Thinline
60年代テレキャスターからはもう1モデル、シンラインのモデルもラインナップに乗ってきています。
シンラインテレキャスターが、このHeritageシリーズの考え方で作られると、どのようなサウンドになるか、とても興味があります。
Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster
旧フェンダージャパン時代も含め、本家USA製とサウンドキャラクターの違いが特に強く指摘されることの多いジャズマスター。
スペック的にはTraditionalと極端に大きくは変わらないように見えますが…ジャズマスならではの太いサウンドが、このHeritageシリーズではどうなっているか、注目です。
Made in Japan Heritage 50s Precision Bass
さあ、続いてはベースです。まずは50年代プレベから。
こちらはアルダーボディのメイプル指板、そしてラッカー塗装という設計になっています。そして、ピックガードがアノダイズドタイプになっているのも大きな特徴です。
Traditionalシリーズとは、結構大きなスペックの違いがある印象ですね。

Made in Japan Heritage 60s Precision Bass
そして60年代プレベ。
アルダーボディのローズウッド指板、ラッカー塗装というあたりは、60年代フェンダーの流れをしっかり踏襲してきています。
こちらも、3トーンサンバーストがラッカー塗装で非常に映える仕上がりになっており、かなりの高級感を誇ります。

Made in Japan Heritage 60s Jazz Bass
続いては、60年代ジャズベース。
アルダーボディのローズウッド指板、ラッカー塗装といった点はプレベ等と共通です。バスウッドボディのTratiditionalシリーズとどれくらい差があるのか、とても興味があります。
なお、全体的にサンバーストが多いHeritageシリーズですが、この60年代ジャズベースにはオリンピックホワイトがラインナップされています。
Made in Japan Heritage 70s Jazz Bass
最後に、70年代ジャズベース。
重めのアッシュボディにブロックインレイ、そしてCBSロゴが目を引く70年代ジャズベ。こちらはTraditionalシリーズとスペック的な差は大きくないのですが、そうした中でサウンドや弾き心地にどれくらいの影響があるかは、注目のしどころです。
気になる「Traditional」との違い…追って詳しくレビューします!
このように、まずはひととおり、Made in Japan Heritageシリーズの概要を追いかけてみました。
同じ日本製フェンダーの中で、かなりコンセプトの近いTraditionalシリーズと比較してみると、50年代・60年代系については仕様的に結構な違いがある一方で、70年代系については基本スペックは結構近いように見える…。
こうした中で、TraditionalシリーズとHeritageシリーズに、どれくらいの差があるか、追ってしっかり、レビューしてみようと思います。
Heritageシリーズのレビュー記事、近々にアップしますので、どうぞお楽しみに!


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