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【レビュー】Ibanez TS9 「チューブスクリーマー」の魅力に迫る。

本日は、Ibanez(アイバニーズ)からリリースされている超定番のオーバードライブ、TS9についてレビューさせていただこうと思います。

そう、いわゆる「Tube Screamer」(チューブスクリーマー)と言われるエフェクターですね。長きにわたって、多くの人に愛用されているこのエフェクター…。今回の記事では、その魅力に迫ってみようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. Ibanez TS9の評価・口コミを知りたい
  2. チューブスクリーマーのサウンドの特徴を知りたい
  3. TS9を単体のオーバードライブとして使ったときの評価を聞きたい
  4. TS9の音作りのコツを教えてほしい
  5. 一番お買い得なチューブスクリーマーのモデルを知りたい

 

Tube Screamerの歴史

Tube Screamer(チューブスクリーマー)。今やすっかり定番となったオーバードライブです。

その歴史をさかのぼると、初代のチューブスクリーマーである「TS808」が1979年に発売され、それ以降、実に40年以上もの間、幾度かのモデルチェンジ等を繰り返しながら、現在まで続いている、由緒正しいエフェクター。

「Scream」とは、「叫ぶ」という意味。チューブスクリーマーとはすなわち「真空管を叫ばせるもの」ということで、真空管アンプをもう一段ドライブさせるためのエフェクターというようなことが、その名前からもうかがい知れます。

その後、チューブスクリーマーは2代目の「TS9」が1982年に登場。さらに「TS10」「TS5」「TS7」と、後継機が続々とリリースされていますが、これらはいずれも、オリジナル版は現在生産が完了しています。

その代わりに、現在市場に新品で並んでいるのは、過去のチューブスクリーマーの復刻版(リイシューモデル)。今回のレビュー対象でもある「TS9」も、楽器屋さん等で新品で買えるのは、まさにその復刻版ということになります。

TS9サウンドの特徴と音作り

さて、そんなTS9のサウンドについて、改めてその特徴と音作りについて考えてみましょう。

きめ細かいクリーミーなドライブサウンド

これはTS9に限らず、すべてのチューブスクリーマーに共通する話なのですが、とにかく特徴的なのが、キメの細かい、クリーミーなドライブサウンド

ディストーションやファズといったハードな歪みエフェクターはもとより、他メーカーのオーバードライブと比べても、そのサウンドのきめ細かさには驚かされます。言うなれば、非常に上品なオーバードライブサウンドだということができるでしょう。

歪みの量自体はそれほど多くないので、ハードな音楽ジャンルに持ち込むのは少し無理がありますが、ポップス寄りのロックまでであれば、このきめ細かいドライブサウンドがバッチリはまること間違いなしです。

かとうたかこ
かとうたかこ
私も、チューブスクリーマー単体のドライブサウンドが大好きな人です♪

中域を強く押し出し、低域と高域はバッサリ

また、サウンド面では、典型的な「かまぼこ型」というような特性を持っています。すなわち、中域が非常に強く、逆に低域と高域はバッサリと削るような感じです。

それゆえ、中域を押し出して存在感を発揮するギターソロと非常に相性が良く、それが、このチューブスクリーマーの「ブースターとしての評価」を非常に高めています。

この用途であれば、ハードな音楽ジャンルにおいてもしっかり活用していくことが可能です。

音作りの方法はとてもシンプル

そんなTS9の音作りですが、使い方はとってもシンプルです。

つまみは左から「Drive」「Tone」「Level」の3つ。それぞれ、歪み量と高域、音量を調整する、ごくごくスタンダードなオーバードライブのつまみですね。使い方が分からないということはまずないであろう、とてもシンプルな設計です。

このTS9は、「Drive」つまみの効きが非常に優しいので、TS9を単体のオーバードライブとして使いたいときは、「Drive」を12時よりも右に回して、しっかり歪ませた方が良い効果が得られます。

また、ブースターとして使うときも、一般的には「歪みゼロ」がセオリーなのですが、このTS9に関しては、少しDriveつまみで歪みを足してやった方が、サウンドにより色気が加わる感じがします。

中域に特徴のあるサウンド

さて、そんなTS9、実際のサウンドはどんなものでしょうか。

これまで述べてきたような、クリーミーで上品な歪みサウンドというものが、よくお分かりいただけるのではないでしょうか。

決して強い歪みではないのですが、それが逆に心地よく、ある種の色気すら感じさせる。とりわけ、シングルコイルのギターを、フェンダー系のギターアンプにつないだときの音色は絶品です。

TS系では最もお手頃な価格も魅力

このTS9ですが、市場価格はおおむね1万円前後。通常サイズのチューブスクリーマーの中では、もっともお手頃な価格設定です。

たとえば、初代チューブスクリーマーの復刻版TS808は1万5,000円前後が相場となっています。

ですので、チューブスクリーマー初心者さんは、まずはこのTS9を試してみて、この方向性が気に入ったら、他のTS系エフェクターにも手を伸ばしていくと、とても良いのではないかな、と思います。

【まとめ】心地よいサウンドと、抜群の使い勝手。

このように、今回、チューブスクリーマーの定番モデル、TS9についてレビューさせていただきましたが、このエフェクターは、歪み量こそ控えめなものの、そのクリーミーで上質なドライブサウンドはとても心地よく、多くの人が長きにわたって愛してきたことにも、とても納得がいく1台です。

巷では、その圧倒的な使い勝手の良さ故に、ブースターとしての用途ばかりが着目されているように感じますが、この「ちょうどいい」歪み量もまた、TS9の魅力だと思います。

オーバードライブとして、そしてブースターとして。このTS9、ギタリストとして、1台は持っておきたいエフェクターだと言えるでしょう。

かとうたかこ
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