ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

【コラム】メルカリでの取引はお得? ~エフェクター編~

メルカリ。

 

テレビCMやらニュースやらで、すっかりおなじみになった、あのフリマアプリです。スマホ1つで気軽に出品し、そして購入できる。さらには取引の際のプライバシー保護もしっかりしており、現在、幅広い層に使われているそうです。

 

【メルカリURL】https://www.mercari.com/jp/

 

さて、そんなメルカリ。果たして楽器のお買い物が、お得にできるのでしょうか。今回の記事では、エフェクターについて、チェックしてみることにします。

 

 

メルカリでGT-1を探してみよう 

まずは、コストパフォーマンスの高さから、圧倒的な人気を誇る、BOSSのマルチエフェクター、GT-1。新品を買おうとすると、概ね2万円くらいになる代物です。

 ※2018.11.1追記
後日、当該商品について、レビュー記事を掲載しています。

www.tk-guitar.com

 

 

さて、メルカリで、「BOSS GT-1」を検索してみると…。

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おおむね、16,000円~17,000円くらいが相場になっているようですね。。

 

なるほど、確かに新品で買うより安い…。とはいえ、基本的に中古出品になるでしょうから、そこは当たり前ですよね。

 

楽器屋さんの中古でGT-1を探してみよう

では、一般の楽器屋さんの中古で購入すると、どうなるのでしょうか。イシバシ楽器さんのウェブサイトで、中古のGT-1を検索してみると…

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額面はメルカリも楽器屋中古も変わらない!

一部違う商品も混じってますが、比較対象のGT-1だけでみると、ほぼ同価格帯だといって差し支えないですよね。

 

これ、現行モデルのエフェクターであれば、ほぼ同様の傾向が出ます。

 

つまり、「メルカリと楽器屋さんの中古は、表示価格ベースで見るとほぼ同価格」ということです。

 

メルカリの「値引き交渉」のメリットとリスク

ただし、メルカリには、「値引き交渉」という文化があります。

 

コメント欄を使って、たとえば今回のGT-1なら「15,000円になりませんか?それなら購入します」などといって、交渉を行うものです。この交渉がめんどくさいからと、「値引き交渉不可」を商品説明に掲げるパターンもありますが、このあたりがメルカリの醍醐味だという人もいます。

ちなみに私はこの値引き交渉がめんどくさくてイヤでした…。ていうか、「値引き交渉不可」と書いてあるのに、それを読まずに値引き交渉をふっかけてくる人のなんと多いことか…。

 

なので、値引き交渉がうまくいけば、ひょっとすると店頭中古価格よりは安く買えるかも…といった要素があるのではないかとも思います。

 

ただ…それでも、安くなると見込まれる金額は、せいぜい1,000~2,000円程度。

 

その一方で、メルカリだと、「どこの誰かも分からない人と商取引をするリスク」というのを背負うことになります。不良品をつかまされるリスク、商品が届かないリスク、不快なやりとりを強いられるリスク、そしてメルカリの品質を担保する「取引者評価システム」の中で不当に低い評価をつけられるリスク…。

 

このリスクを、果たして1,000~2,000円で背負うことが妥当かというと、個人的にはそこまでしないといけないのかな、という気もします。

 

それなら、安心料ということで、楽器屋さんの中古を買った方がまだ安心ではないか、と個人的には思っています。

 

出品者の立場になるとお得!

ただ、一方で、メルカリの利用者の方というのはそれなりにいらっしゃるので、出品する側になると、話が変わってきます

 

たとえば、GT-1は、イシバシ楽器に下取りに出すと、たとえ美品であっても10,000円にしかなりません

 

ところがこれをメルカリで売りに出すと、16,000円程度で売れるわけですから、これはかなりの差が出てきますよね。取引のためのやりとり(そしてそこで生じるリスク)や、梱包とか発送の手間こそかかりますが、6,000円の利益のためなら、この手間やリスクも、一定考慮する価値があるのではないでしょうか。

 

イシバシ楽器の立場で見ると、10,000円で仕入れて16,000円で売るとなると、6,000円の利益(もっとも、ここから間接経費を考慮しなければなりませんが)なわけで、個人間の相対取引となると、ホントはここの経費を折半する、13,000円くらいで取引されるのが妥当なのかなあ…と思うのですが、現状を見ている限り、どちらかというとメルカリ市場は、「出品者有利」の空気にあるような印象です。

 

ですので、「メルカリをお得に使うなら、購入よりも出品で」というのが、エフェクター取引に関しては、一つの結論になるのではないでしょうか。

 

なお、ギターやベースなどの楽器そのものについては、また違う論点が出てきそうな気がしますので、また改めて、検討したいと思います。