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ノウハウ

フレット交換に初挑戦する人に伝えたいこと【作業編】

今回のフレット交換はいろんな動画やサイトを見て情報を収集したうえで取り組みました。
知識だけで言えばかなりの物になった状態だったと言えると思います。
しかし、現実はその通りにはいかなかった…。

そんな経験を活かし、これからフレット交換に取り組もうとする同士諸君にアドバイスをしたい!
失敗した私からアドバイスがしたい!

はい。

フレットを抜く

楽勝でした。この作業自体は22フレット分で5分くらいです。
余裕過ぎてフレット交換とか楽勝じゃね?と調子こいてしまうくらいでした。
ちなみに私のギターはメイプル指板なのですが、ローズウッドの方は割れやすいようですので注意。

フレット交換 食い切り フレットカッター

注意点は食い切りで掴んでも上に引っ張らない。
刃の厚みでフレットを浮かす事で抜くこと。
これはどこのサイトでも言ってる事なので大丈夫ですよね。

フレットを打ち込む

バインディングもない指板なのでここまでは簡単だと思ってました。ところがここが最初の難関だんですね。

フレットを指板のRと同じかちょっとフレットの方がきつくなるくらいの状態で打ち込むわけですが、ここの曲げ具合は結構シビアです。
ここのフレットのR調整が仕上がりにめっちゃ影響します。
動画やサイトではみんなサラっと簡単そうに言って説明もあまりしませんが、要注意です。

市販されているフレットの多くは最初からRがついており、私もそれを購入しました。
指板のRよりきつければ打ち込んでるうちに指板通りのRになるだろうと思ってました。

なりません

…なりませんから。

センターめっちゃ浮いてて叩けども叩けども収まりません。
床を突き破ってきた生命力の高い竹のごとくです。

フレットが浮く

しかも一度打ち込んだフレットは抜いたらフレットタングの返しがバカになるのか、二度目はスポスポ取れるようになります。
ボンドなどでくっつけることはできるでしょうが一発で済ませたいですよね…。

っというわけで、一本一本指板のRに合わせてR調整する必要があります。
これがもうめっちゃ大事。
これがうまくいってないと後々のすり合わせ作業がもう泣きそうなくらい大変になります。

じゃあどれくらいに調整すればいいかと言いますと、目視でジャスト同じに見えるけど指板よりもRがきついと言われればきついかも?ってくらい。

フレットのRが合わない事に寄ってフレット浮きが起こるわけですが、Rがきついとセンターが浮き、Rが足りないとエッジが浮きやすくなります。
どちらが深刻かというとエッジが浮く方が問題です。エッジが浮くと弦が挟まったり、浮きが激しくなってきたりしますので、浮くならせめてセンターの方がマシです。

前の記事(準備編)でフレットは2セット用意するように書いたのはここの経験値を積むためです。

ここが上手にできれば最後のすり合わせ作業は軽く合わせる程度で済むはずです。
※ネックがストレートに調整されていれば

余ったフレットの切断

最初はどんどん打ち込んでってたんですが、ネックを動かした拍子にはみ出たフレット部分がひっかかって抜けてしまいました。幸い指板のはがれなどは置きませんでしたが、打ち込んだらさっさと余った端っこ部分を切ってた方がいいですね。

切ってて思ったんですが、フレット硬ぇ。。。
ニッケル舐めてたわ(;´Д`)
食い切りも端っこではなく、ちゃんとテコの原理が一番働く中心部分で切らないと片手の握力じゃなかなかきついレベル。

これステンレスフレットだったらと思うとゾッとします。
※HOSCOのフレットカッターのようにステンレス非対応の物もありますので注意。

最初の方は硬かったから縦で挟んで横で挟んで…みたいな感じで半ばねじ切るような事してたので後から後悔しました。切断面が汚くて整形が大変orz

エッジ処理

ここが一番大変だったかもしれない。ここは絶対専用工具というか鉄ヤスリが必要。
フレットの頂点を丸くするHOSCOのクラウンファイルを買ってたのでこれでいけるだろうと思ってたんですよ。

全然いけませんでした。

いや、無理矢理やりましたけども。
あまりガシガシ削れるやつじゃなかったんですよね。
だから相当時間かかりました。紙やすりでどうこうできる感じじゃなかったですし。

というのも切断面が粗すぎてペーパーが破れるんですよね。
いけたとしても用意してた600番じゃちょっと削れなさすぎました。
エッジ処理はできれば専用工具。なくても鉄の棒やすりは必須です。

フレットレベリング(すり合わせ)

ここが精神的に一番やられたところ。
鉄の定規を当てて隙間がないか調べるわけですが、定規の当て方で片方浮いたり状態変わったりするわけです。これ何が問題かって60㎝の定規だから取り回しが悪いんですよね。
しなりも出るし。
これは30㎝くらいの物がベストだと思った。

私の場合、目視では隙間があるか判断に自信がなかったので定規を固定した状態でフレットと定規の間に薄い紙を差し込んで確認しました。

レベリングに関しては動画などで説明されている通りにやってたつもりですが、ペーパーかけてても削れてる気がしない。食い切りで余ったところを切った時のイメージが残ってるし、この程度でほんとに削れてるのかと思いながら繰り返しました。

今回最初の方で打ち込んだローフレット側は5Fくらいまでセンター浮きしたままです。
つまり他のフレットより高さが出てる(;´Д`)
このすり合わせの時に一生懸命削ることになりました。

打ち込みがちゃんと済んでればここの作業は軽くで良かったはず…。

頂点削り~仕上げ

ここはまあ普通。大丈夫だったんじゃなかろうかと思います。
強いて言うなら、1000番じゃ仕上げには足りなかったような。。。2000番までいってメタルクリーナーやってたら鏡面にできてたかもなというくらいです。

最後にナットの話

フレット交換の際はナットも一緒に見ておくべし。
特にもともとついてるフレットと高さが違う物を装着するとき。

はい。私です。

もともと通常サイズのフレットがついてた物にジャンボを付けました。
何が起こるかというと、ナットの高さが足りなくて開放弦がビビる(´;ω;`)

でもロック式の場合は簡単です。ロックナットを外してスペーサーになんかはさんどきゃいいんで。通常のナットの場合は新しく作った方がいいでしょうね。

逆に小さいフレットにする分は問題ないのか?と言われると問題あります。
ナットとフレットに高さ差があり過ぎると1Fを押さえた時に音がシャープします。

フレット交換しようと思っている方はナットをどうするかもお忘れなく。

いかがでしたでしょうか。
ちょっと手先が器用な程度の私がフレット交換に挑戦した結果でした。
結論、できなくはない。ただ大変。お店に頼むと3~4万かかる理由が骨身にしみました。

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