椎名林檎さんのデビューアルバム「無罪モラトリアム」に収録された名曲「丸ノ内サディスティック」。
この曲は、「丸サ進行」と呼ばれるほどのセンスあるコード進行、亀田誠治さんのド派手なベースラインとベースソロなど、見どころ・聞きどころがたっぷりありますが、そんな中でも楽器プレイヤー的には「歌詞の随所に登場する楽器・機材の固有名詞」がとても気になるところかと思います。
きょうは、そんな「丸ノ内サディスティック」の歌詞に登場する機材等について、少し見てみようと思います。
- 椎名林檎「丸ノ内サディスティック」の歌詞が好きだ
- 「丸ノ内サディスティック」に登場するギターについて知りたい
- 椎名林檎の曲をきっかけにリッケン620が欲しくなった
- マーシャルの匂いで飛んじゃって大変だ
- ラット1つを商売道具にしている
- ベンジーにグレッチでぶたれてみたい
もくじ
丸ノ内サディスティックの歌詞
まずは、丸ノ内サディスティックの歌詞について…なのですが、これをそのままここに転載すると権利関係が何かとややこしいので、当サイトで全文を引用することは控えます。
歌詞の全容については、外部サイト等でご覧いただければと思います。
丸の内サディスティック 歌詞「椎名林檎」ふりがな付|歌詞検索サイト【UtaTen】
ちなみに、バンドスコアにも歌詞は掲載されていますね。
それでは、以下は、具体的に機材が登場する箇所に絞って、歌詞とともに機材を見ていこうと思います。
リッケン620頂戴 19万も持っていない 御茶の水
まず最初に登場するのが、「リッケン620」。
これは、リッケンバッカーのエレキギター、「Rickenbacker Model 620」のことです。
リッケンバッカーのギターというと、セミホロウのエレキギターを想起する人が多いように思いますが、この620は完全ソリッド仕様。コンパクトなボディにミディアムスケールということで、女性ギタリストにも人気のモデル。
ピックアップは独自の形状をしたシングルコイルで、系統でいうとP-90などに近いような、シングルコイルの繊細さを持ちつつも、少し図太さのあるようなサウンドを出してきます。
ちなみに、価格は上記Amazonのリンク先では約25万円。「丸ノ内サディスティック」が世に出た1999年から20年以上の時が経過し、物価が上昇したたためか、今や19万円ではこのギターは買えなくなっています。
そうそう、(私もですが)首都圏以外の方のためにご案内しておくと、御茶ノ水界隈は、楽器店が多く立地するエリアとして知られています。JR御茶ノ水駅から明治大学の方へ歩いて行くと、イシバシ楽器やクロサワ楽器をはじめとした、多くの楽器屋さんを目にすることができます。

マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ
続いて登場する「マーシャル」、これはギタリストなら皆さんご存じのことでしょう、ギターアンプブランドのマーシャルのことですね。
さすがに、歌詞の中では具体的なアンプのモデルまでが示されているわけではありませんが、この歌詞が書かれた頃のマーシャルといえば、JCM800をもとに、さらにハイゲインなサウンドに対応したJCM900が定番だったころでしょうか。
ちなみに、今のスタジオでもよく見かけるJCM2000シリーズがリリースされたのは、丸ノ内サディスティックが世に出たのと同じ、1999年だったりします。
この「マーシャルの匂い」を本格的に自宅で味わうのはなかなか難しいかもしれませんが、MGシリーズやDSL5C・1Cシリーズなどであれば、家でもなんとか楽しめそうですね。


ラット1つを商売道具にしているさ
そして、次に登場する「ラット」。これは、エフェクターでディストーションの定番機、Proco RATのことです。
現在、もっともスタンダードなRATとして知られているのは、RAT2でしょうね。
黒く、正方形に近い筐体のRAT2は、独特のパワフルなディストーションサウンドが自慢。多くのロックギタリストに愛用されている定番モデルです。
そしたらベンジー あたしをグレッチで殴って
ベースソロの前に登場するこの一節。
まず「ベンジー」は、日本のロックバンド・Blankey Jet Cityのギターボーカル・浅井健一さんのこと。
彼が愛用しているギターが、グレッチの1965年製テネシアンです。
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なお、2020年には、グレッチから浅井健一さんのシグネチャーモデルがリリースされています。ご本人のヴィンテージのテネシアンをもとに、ルックス面やサウンド面でオリジナリティが発揮されたモデルです。
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【まとめ】ハコ物系ギターに、オーソドックスな歪みサウンド
と、このように、今回の記事では、椎名林檎「丸ノ内サディスティック」に登場する機材について、簡単にご紹介をさせていただきました。
こうして見ると、この歌に登場する機材、ギターはハコ物系(実際にはソリッドだったりしますが)のエレキギターが登場する一方で、アンプやエフェクターは割とスタンダードなドライブサウンドを指向しているような傾向にありますね。
こんなところからも、椎名林檎さんの音楽性が見えてくるような気がします。
椎名林檎さんや東京事変の楽曲は、プレイヤーのみならず多くの人に親しまれていますが、今回の記事にあるような機材の知識があったりすると、より深く、彼女たちの音楽を理解できるのかもしれませんね。
※椎名林檎さんがヴォーカルを務める東京事変のライブDVDについての記事もあります。こちらも合わせてご覧ください♪

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