楽器

吹奏楽・管楽器の基礎知識…バンドマン・SSWも知っておこう!

当ブログをメインにご覧になっている方は、ロックやポップスといった、軽音楽系の音楽ジャンルにおいて、ギターやベースを弾いておられる方、あるいはシンガーソングライター(SSW)さんが中心かと思います。

若かりし頃の私自身もそうなのですが、こういった音楽に取り組まれている方は、意外と他の音楽ジャンルのことについて、知らなかったりすることが多いもの。

ということで、今回は、比較的バンドサウンドとも相性のいい、吹奏楽で用いられる管楽器について、簡単にご紹介させていただこうと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. バンドマンだけど、吹奏楽や管楽器について知りたい
  2. 金管楽器と木管楽器の違いを知りたい
  3. トランペットやサックスに興味がある
  4. ホルンやファゴット、ユーフォニアムのことを知りたい
  5. hydeがサックスを吹けるようになった経緯を教えてほしい
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そもそも吹奏楽とは

吹奏楽とは、管楽器を主体にして演奏される音楽のこと。

もともとは、軍隊の行進や士気の鼓舞のために用いられていた音楽ですが、やがてさまざまな場所で演奏されるようになり、音楽の一ジャンルとしての地位が確立されるようになってきます。

日本では現在、自衛隊や警察、消防などで音楽隊が編制されているほか、一般の社会人で構成される市民吹奏楽団、多くの学校の部活動として吹奏楽部が採用されているなど、さまざまなところで吹奏楽が取り組まれています。音楽系の部活動ではもっとも標準的なこともあって、ピアノの次に、子どもたちにとっておなじみの音楽活動になるのではないでしょうか。

編成は厳密には定められていませんが、おおむね複数人の木管楽器、金管楽器を中心に、打楽器やコントラバスで構成されることが一般的です。

吹奏楽で用いられる楽器

さて、そんな吹奏楽で用いられる管楽器について、見ていきましょう。

これらの管楽器については、軽音楽系の音楽ジャンルにおいてもしばしば登場します。たとえば、椎名林檎さんのライブ「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」では、演奏を支えるバンド「MANGARAMA」のホーンセクションが、圧巻の演奏を見せており、金管楽器・木管楽器とロックの見事な融合を見せてくれました。

金管楽器

まずは金管楽器からご紹介します。ちなみに、金管楽器とは、「唇の振動によって音を鳴らす楽器」のことです。

トランペット

トランペットは、金管楽器の最高音を担当するパートで、多くの方にとっても聞き覚えのある楽器かと思います。

非常に伸びがあり、よく通る音は、まさに吹奏楽の花形楽器と読んで良い圧倒的な存在感!また音域も広いため、メロディーラインはもとより、伴奏などにおいても活躍できる楽器です。

トロンボーン

金管楽器の中で、中音域を担当するのがトロンボーン

長いスライド管を伸び縮みさせることで、なめらかな音程の変化を実現できることがこの楽器の魅力です。 また、その力強い中低音は、伴奏はもちろん、メロディーを奏でることも可能な、さまざまな表情を持ち合わせています。

ホルン

金管楽器の中でも、とりわけ柔らかい音色が印象的なのが、ホルン

他の金管楽器と異なり、音が非常に柔らかく、「木管楽器と金管楽器の橋渡し役」とよく言われています。またカバーする音域も広く、非常に面白い楽器です。

円形のシルエットもまた、非常に美しいです。

ユーフォニアム

少し大きなトランペットのようでもあり、小さなチューバのようでもある、そんな金管楽器が、ユーフォニアム

こちらもホルンと同様、柔らかい音色が売りで、主に中低音を担当しますが、その音域ゆえに、伴奏からメロディーまで幅広く活躍の機会があります。

金管楽器の中では比較的歴史が浅いこともあってか、一般的な知名度はそれほど高くないですが、非常に面白い楽器です。

チューバ

金管楽器で最低音域を支えるのが、チューバ。金管楽器の中でもそのサイズはひときわ大きく、かなりの存在感があります。

低く、柔らかく、温かみのあるその重厚なサウンドは、その外見上の存在感も相まって、吹奏楽のボトムをしっかりと支えています。

木管楽器

続いて、木管楽器を見ていきます。

ちなみに、木管楽器とは、金管楽器とは逆に、唇の振動で音を鳴らさない管楽器のこと。要は「笛」を想像すると分かりやすいですね。

かとうたかこ
かとうたかこ
そんなわけで、サックスやフルートは、金属製ですが木管楽器になります。

フルート

管楽器の中でもっとも古い歴史を持つ、フルート

軽やかな高音で、美しいメロディーを奏でることが多い楽器です。それゆえソロパートを委ねられる機会も多く、前面に立って演奏したい人にとってはまさにピッタリの楽器だと言えるでしょう。

オーボエ

非常によく響く、存在感のある木管楽器、オーボエ。フランス語で「高い音の木」という意味で、こちらもフルートと同様に、ソロパートを任されることも多い楽器です。

吹けるようになるまでに難しいと感じることも多いため、根気よくしっかり練習することが必要ですが、その分、吹きこなせるようになったときの喜びはひとしおです。

クラリネット

木管楽器の中ではもっとも幅広い音域をカバーするクラリネット

柔らかな低音から伸びのある高音まで、実に3オクターブ半の音域をカバーし、メロディーから伴奏までをこなす、吹奏楽のメイン楽器とも言える存在です。

一般的にも「クラリネットをこわしちゃった」の童謡でおなじみですね。

サックス(サクソフォン)

その華やかなルックスも相まって、歴史が浅いながらも非常に人気の高い木管楽器、サックス。正式には「サクソフォン」といいます。

木管楽器の中では比較的鋭いサウンドを持ち、金管楽器との橋渡し役を果たします。また、サックスは、アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックスと音域ごとにいくつかの種類があります。

もっとも定番なのは、アルトサックスでしょうね。YouTubeでも、さまざまな「吹いてみた」動画がアップされています。

(おまけ)hydeとサックスの関係

ちなみに、L’Arc~en~Cielのボーカル・hydeさんは、1997年にメンバーの逮捕で活動休止になっている間にこのアルトサックスを練習し、その成果を活動再開後にリリースしたアルバム「HEART」の1曲目、「LORELEY」で披露しています。

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その後も、2005年のアルバム「AWAKE」に収録された「Ophelia」でも魅力的なサックスサウンドを聴かせてくれます。

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これらの楽曲をライブで演奏する際、hydeさんはボーカルの合間にサックスを披露してくれます。実はhydeさんは意外なサックスプレイヤーでもあるんですね。

ファゴット

木管楽器ではもっとも大きく、存在感抜群のファゴット

そのルックスから低音専門楽器かと思いがちですが、意外と幅広い音域を誇り、時にはメロディーやソロをもこなす万能楽器

他パートに比べると地味に見えることもあるのですが、サウンドに厚みを加える上でも欠かせない、非常に重要なパートです。

打楽器・弦楽器

最後に、管楽器ではありませんが、打楽器や弦楽器も吹奏楽のリズムを支える上で必要不可欠です。

パーカッションとして、ティンパニやスネアドラムなどが登場するほか、場合によってはドラムセットが用いられることも。

また、コントラバスは、吹奏楽全体の中でもっとも低音域を担い、サウンド全体の土台としての役割を担います。

なお、このコントラバスは、吹奏楽の世界では通常弓で弾きますが、これを指弾きすると、いわゆる「ウッドベース」になります。そう、コントラバスとウッドベースは、同じ楽器なのです。

【まとめ】ギターも面白いけど、吹奏楽も面白い!

このように、今回、バンドマンやSSWの皆さんにとって、普段あまりかかわる機会が多くない、吹奏楽に用いられる管楽器について、ごく簡単に見ていきました。

言うまでも無く、管楽器も、ギターやベースと同様に、非常に奥が深く、面白い楽器です。そして、これら管楽器を、普段自分たちのやっている音楽に融合することで、これまでにないような新たな方向性が見いだせたりすることも、きっとあると思います。

また、先述のhydeさんのように、少し時間ができたときに、こういった管楽器にチャレンジしてみることも、新たな音楽を生み出すきっかけになるかもしれません。

ぜひ、ギターやベースのみならず、さまざまな楽器、さまざまな音楽に関心をもっていただければ、私もとても嬉しいです!

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