ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ
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ベース

【レビュー】Fender Player Jazz Bass メキシコ製のお手頃ジャズベース。

本日は、フェンダーのPlayer(プレイヤー)シリーズから、ジャズベースについてのレビューをしてみようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. フェンダー・Playerシリーズのジャズベースの評価が知りたい
  2. Playerジャズベのスペックやサウンドを知りたい
  3. Playerジャズベが、実際のところどうなのか、本音で知りたい

未来を担うプレイヤーのために

現在のフェンダーのラインナップ、非常に多岐にわたっていますので、まずは本題に入る前に、フェンダーのラインナップ一覧を確認し、その中で、今回のプレイヤーシリーズの位置づけを見てみることにします。

  • Player:メキシコ製の標準的なモデル
  • Player Plus:メキシコ系のモダンなモデル
  • Vintera:メキシコ製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • Road Worn:レリック加工が施されたメキシコ製の上位モデル
  • Made in Japan Traditional:日本製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • Made in Japan Hybrid II:日本製の、ヴィンテージとモダンの融合
  • Made in Japan Modern:日本製の、超モダンなモデル
  • American Performer:USA製ながら廉価で買いやすいモデル
  • American Professional II:USA製の、もっとも標準的なモデル
  • American Original:USA製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • American Ultra:USA製の、超モダンなモデル

今回ご紹介するフェンダーのプレイヤーシリーズは、フェンダーが「未来を担うプレイヤーに向けて作った」という新しいラインナップです。

メキシコで生産され、フェンダーの中では最も安い価格で買えるようになっていますが、ギター・ベースともに、幅広いラインナップを取りそろえ、かつそのすべてが、フェンダーの基本的なスタイルを踏襲しています。

方向性は割と現代的

今回紹介するのは、その中の1つ、ジャズベースタイプです。

当たり前の話ですが、見た目は完全にフェンダーのジャズベース。アルダーボディにメイプルorパーフェロー指板、20フレット使用のそれは、基本的にはこれまでのジャズベースと同様です。

ただ、この価格的には少し上に位置する、日本製フェンダーのトラディショナルシリーズのように、ヴィンテージ指向というわけではなくて、見た目の雰囲気なども含めて、どちらかというと、USA製フェンダーのアメリカン・プロフェッショナルシリーズに近いような印象を受けています。

たとえば、カラーリングなんかも、そんな感じで、どちらかというとヴィンテージ系というよりは、ポップ系に寄せてきているような気もします。

サウンドもモダンな雰囲気!

さてさて、サウンド面ですが、さすがフェンダーのジャズベース、という感じの音が、しっかりします。


Fender Player Series Jazz Bass – Demo and Features

ジャズベースの特徴である、中域の音の出方もまさにそれですし、指弾きからピック弾きからスラップまで、まさに何でもできそうな懐の広さは、もちろんこのプレイヤーシリーズのジャズベースでも、健在です。

そして、先ほど、「アメプロシリーズに近い」みたいな話を少し書きましたが、サウンド面でも同様の傾向があって、ヴィンテージ系の枯れたサウンドというよりは、現代的なサウンドにアレンジされているような印象も受けます。

アルダーボディながら、価格は脅威の7万円台!

そして、このベース、やはり価格を抜きにしてその価値を語ることは困難でしょう。

実売価格は、メイプル指板で7万円前後、パーフェロー指板で7万5,000円前後が一般的な相場です。

日本製フェンダーでも8~9万円ほどする上、モデルによってはバスウッドボディになっているものが多い中、アルダーボディの入門モデルはかなり価値があると思います。(ただし、私はバスウッド=低価格モデル向け、という考え方には少し違和感がありますけどね)

日本製フェンダーの話が出てきたので、もう1点、そことの比較の話をすると、よく日本製フェンダーは、「扱いやすいけど、すこしトゲのとれた音」というような評価をされることがあります。あるいは「薄膜に覆われたような音」というような表現も聞いたことがあります。

一方で、フェンダーUSAシリーズは、そのトゲが残ったまま、薄膜はとられたような、生々しい音がするというふうに評価されるわけですが、その生々しさは、実はフェンダーメキシコと呼ばれる、メキシコ製フェンダーでも同様に感じることができます。

そういった意味においても、海外製フェンダーを手頃な価格で入手できる、このフェンダーのプレイヤーシリーズは、大変貴重なんだと感じています。

ただし、一点ネガティブな点を申し上げるとすれば、ローズウッド系の指板を求めに行ったとき、実際に搭載されているのがパーフェローになっているところは、少し留意が必要です。指板に関して言うと、日本製フェンダーであればローズウッドが採用されていますからね。

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あえて弱点を探せば…作りの甘さか

そんなフェンダー・プレイヤーシリーズの弱点ですが…やはりメキシコ製なのか、全体的に細部の作りが甘いように感じます。これは、日本製フェンダーと並べてみてみると、結構はっきりと、雰囲気の違いを感じてしまうのではないでしょうか。

工業製品としての完成度の面では、やはり日本製フェンダーの強みを感じるのは事実です。

とはいえ、低価格帯で手にできる海外製フェンダー、やはり非常に魅力的です。初心者の方の1本目としてはもちろんのこと、たとえばプレベ派の人が、少しジャズベに浮気したいとき、気軽に手にできるこの一本、すごく有力です。

【まとめ】お手頃なのに本格的サウンド!日本製フェンダーとかなり迷います

このように、フェンダー・プレイヤーシリーズのジャズベースは、多くの人にとって扱いやすいジャズベースが、かなりの低価格で購入でき、かつそのサウンドは、さすが海外製フェンダーともいえる生々しさを持っている、非常にオススメの1本です。

この「フェンダーらしさ」とも言えるサウンドの生々しさは、日本製フェンダーではなかなか手に入らないのですが…一方で、日本製フェンダーは、工業用製品としての作り込みはしっかりしていて、かなり迷わされる面があるのも事実。

日本製フェンダーで、工業製品としての完成度とヴィンテージサウンドを手にするか。あるいはプレイヤーシリーズで、現代的な海外製サウンドを手頃な価格で手にするか…。

ここは、すっごく、悩みどころだと思います。ぜひぜひ、両方、試してみて下さいね。

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かとうたかこ
気がつけば、ギター・ベース歴は20年。ギターなどの楽器と音楽をこよなく愛する社会人のブログです。更新情報はTwitterやFacebookでも発信しているので、ぜひ下のTwitter・Facebookアイコンからフォローしてください!