ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

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【レビュー】ヤマハ THR10 自宅練習用アンプのスタンダードに。

ヤマハのTHRシリーズといえば、今やすっかり自宅練習用アンプのスタンダードになった感がありますね。

 

THR10シリーズは、

  • THR10:オールラウンダー
  • THR10C:クリーン系が得意
  • THR10X:歪み系が得意

という3つのラインナップで構成されています。

 

このブログでは、過去に「クリーン系が得意」なTHR10Cをご紹介していました。

www.tk-guitar.com

 

 

このブログでは、私の思い入れの関係上(笑)、先にTHR10Cを紹介してしまいましたが、本来であれば、一番標準的な仕様である「THR10」のレビューも必要なところですよね。

 

ということで、今回は、THR10のレビュー、行ってみます。

 

THRシリーズの特徴をおさらい 

このTHRシリーズは、前回も紹介しましたが、「ステージ以外のさまざまな環境で活躍する」というのが売りになっています。

再掲しますが、大きな特徴として、

  • いい意味でギターアンプらしくないデザイン
  • 一方で、その見た目からは想像もつかない「ギターアンプらしい」音
  • チューナー、エフェクターなど、あると便利なものはひととおり揃ってる
  • 電池駆動するのでどこでも使える
  • 普通の高品質なステレオスピーカーとしても使える

というのが、このアンプを特徴付けているところかな、と思います。

 

「スタンダード」THR10のサウンドは「使いやすい音」

さて、そんな中、このスタンダードであるTHR10の「音」はどうか。

 

おそらく「使いやすい音」という印象を持たれたのではないかと思います。そう、このTHRシリーズ、基本的に「使いやすい」というところにかなりこだわった作りになっているのではないかと思います。

 

 「AMP」つまみのキャラクター

サウンドの色を決める「AMP」つまみは、こんな感じ。

  • CLEAN…オーソドックスなクリーンサウンド。
  • CRUNCH…ゲインを上げると、中域に特徴のあるクランチサウンド。
  • LEAD…オーバードライブ系のサウンド。これでも結構歪んでますが。
  • BRIT HI…マーシャル系のハイゲインサウンド。
  • MODERN…メサブギー系のハイゲインサウンド。
  • BASS…ベース用のアンプ。
  • ACO…アコースティックギター用のアンプ。
  • FLAT…フラットな設定。アンプシミュレーターを鳴らすときなどに。

このように、クリーン系からハイゲイン系まで、主要なところをまんべんなく押さえたモデリングのラインナップです。

 

このバランスの良さこそが、定番品の魅力ですよね。

 

ちなみに、「BASS」「ACO」「FLAT」は、THR10Cにもあったモードでして、音の特徴はほぼ同じです。なので、「BASS」は本気で使うには少し厳しいかな…というところも、おんなじです。

 

特筆すべきはハイゲインサウンドの使い勝手

さて、先ほど、特徴として「使いやすい」というのを挙げましたが、この使いやすさというのは、個人的には特にハイゲインサウンドにおいて強く感じます。

 

この手のモデリングアンプにおけるハイゲインサウンドというのは、ややもすればデジタルくさくなったり、音が荒々しすぎてきめの細かさを書いていたりというのが、ありがちなところなのですが、このTHR10のハイゲインサウンドは、とにかくしっかり歪んでいるのに上品

 

安易にこの言葉を使って良いのかどうかは自信がありませんが、「真空管アンプっぽさ」を感じることができますね。このあたり、見た目の「真空管っぽく光るギミック」にやられているところもあるのかもしれませんが(笑)、弾いていて、非常に良い気分になれます。

 

弾きたいときに最高のサウンドで

前のTHR10Cのレビューでも書きましたが、自宅練習用アンプというのは「弾きたいときにすぐに音の出せる手軽さ」というのが非常に重要でして、そしてそのとき、最高の音が出せれば文句なし。

 

このTHR10シリーズが自宅練習用アンプとして絶大なる人気を誇るのは、そうした「自宅練習用アンプに必要なもの」を、高いレベルで有しているからなんでしょうね。

 

そうそう、このアンプ、AUX端子を活用して、普通のステレオスピーカーとして使ってみても上質ですよ。そうした用途でもぜひ、楽しんでみてください♪