ハイゲインなセッティングに付き物なのがハウリングです。
爆音で気持ちよく弾こうとしても、音を止めた瞬間「ピヒョー」と邪魔されますね。
曲中のブレイクなんかでもキッチリ止まらなくてしらけたりします。
ギタリストとしてハウリング対策はマナーです。
しっかりと処理しましょう。
もくじ
そもそもハウリングってなんでしょう
ハウリングと似た現象でフィードバックがあり、混同している人も結構いらっしゃいます。
まずはハウリングとフィードバックの違いを理解しましょう。
フィードバック
アンプから出た音でボディなどが共振し、弦を振動させることで音が出続ける。
だから弦をミュートすると音が止まります。
ハウリング
アンプから出た音でボディなどが共振し、弦以外の何か(ほとんどピックアップ周り)が振動する事で起きる。
弦をミュートしても音は止まらず、制御できない。
という違いがあります。
聴こえる音は似たような感じですが、制御できるのがフィードバックで制御不能なのがハウリングとなります。
ハウリングの原因
現象の置きやすさとして、そもそも音を歪ませすぎていることが原因ではありますが、ギターの状態でハウリングが起きる歪み量の限界が変わってきます。
具体的にはピックアップの取り付け方やピックアップそのもの(コイル)の問題です。
さまざまなハウリング対策
一番はGAINを下げる事ですが、どうしてもその音がいいとなると機材側の対策が必要になります。
1.立ち位置を変える
基本中の基本です。まさかアンプの正面に立ってアンプの方を向きながら大音量でギターをかき鳴らし、「ハウるなぁ」とか言ってる人はいないかと思いますが(笑)
アンプから出る音を浴びて何かが振動するのだから音を浴びない位置に移動するべきです。
- アンプから離れる
- アンプの方を向かないようにする(背中越しに音を聴く)
- スピーカーの直線上にいないようにする
2.ピックアップ周辺を固める
ピックアップの固定が甘く、それが原因で振動してハウってしまうというケースは非常に多いのですが、この場合は比較的簡単に対処することができます。
(1)ピックアップの下にスポンジを詰める
ホームセンターなどで買えるスポンジ、それも固めがいいのですが、それをピックアップの下に敷きます。ダイレクトマウント、エスカッション、ピックガード固定のどのタイプでも可能です。 ピックアップを設置した時にスポンジが若干潰されてピックアップが固定されるように高さを調節し、ボディに両面テープでしっかり固定してください。
(2)ピックアップを吊ってるネジに固いゴムを挟む
ピックアップはスプリングを挟んだ2本のネジで固定されていますが、ここも振動の原因になりがちです。上記のスポンジでピックアップの下から上への圧力がかかっていますので、ネジの間に固いゴムを挟んだり、スプリングを強化するなどで上から下への圧力を強くすることで、さらにピックアップを固定します。
3.ギターのボリュームを1~2下げる
基本的には歪ませすぎが原因にありますので、ギターのボリュームを絞って入力レベルを下げてやることでハウリングを抑えます。
歪みを抑えてハウリングは止まったけど出したい音を妥協しなければならない…。ここがもどかしいところですが、アンプ側のゲインを下げるよりギターのボリュームを少し絞る方が音の変化が少なくハウリングを抑えられる…気がします。
4.イコライジング
振動させられてる特定の周波数(主に高音域にある)のみをイコライザーでカットします。素子が決まっているグラフィックイコライザーよりも周波数をシームレスに可変できるパラメトリックイコライザーの方が音への影響は少ないかもしれません。
グラEQの場合は素子を一つずつ下げて、ハウリングに最も影響がある周波数を探して適度にカット。パラEQの場合はレベルを下げてフリケンシーを回し、ハウリングがおさまるポイントを見つけ、最後にカット具合を調整という感じです。
5.ピックアップのワックスポッティング
ワックスポッティングとは、ピックアップをロウに漬け込んで中のコイルを固めてしまう処理の事です。
最近のピックアップは最初からこの処理をしている物が多いですが、ビンテージギターに付いてる物や、安ギターについているピックアップはポッティングされていない可能性があります。
特にマイクロフォニックを起こしている状態だと、ポッティングが効果的です。
マイクロフォニックはピックアップが声を拾ってしまったり、金属でない物で叩いてもコンコンと音を拾ってしまう状態です。
ただし、ポッティングをする事で少なからず音は変わってしまいます。
ポッティングの費用も5000円ちょっとかかるので、ピックアップを変える事も視野に入れる方が良いかもですね。
最後になりますが、どうしてもハウリングが起きてしまうが、ゲインを下げたくないという方のためのテクニックをご紹介。
右手小指を使った高速ボリュームカットです。
メタラー界では常識的なテクニックです。ご存じない方はマスターしましょう。
1.ブレイクなど、音を止める直前の音をダウンピッキングで弾く
2.ピッキングの勢いそのまま小指でボリュームを一気に0にしてミュート
⇒この時小指はボリュームポットを掴んだまま
3.一気に引き上げるようにボリュームを全開にしてそのままアップピッキングで音出し
簡単ですね。ヴァイオリン奏法を高速でやってる感じです。
ボリューム0ならハウリングしないんで、このテクニックを極めて好きなだけ歪ませてください(笑)曲中のブレイクや曲終わりなど、使用頻度はかなり高いです。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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