ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

楽器屋の店員さんも、そろそろ一般的な接客業と同等のマナーを身につけるべきと思う件

このブログをよくご覧になられる方は、おそらくギタリストやベーシストさん。

 

ですので、必要にかられて、もしくは必要性がなくとも単に楽しいからという理由だけで、楽器屋さんに足を運び、買い物をしたりウィンドウショッピングを楽しんだりしている方が多いのではないでしょうか。

 

今回は、そんな楽器屋の店員さんについて、接客マナーから思うことをまとめてみました。

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楽器屋の店員さんは総じて専門知識が高い、が…

楽器屋さんの店員さんは、当たり前ですが、総じて楽器に対して高い専門性を有しています。(たまにダメな人もいますが…)

 

ですので、ギターやベースの購入で悩んでいたり、あるいは最初の一本を何にすればいいか悩んでいたり、はたまた、上級者にステップアップするにあたり、それにふさわしい一本をどれにすべきか検討していたりするとき、助言を求めると、おおむね、こちらの考えを整理する参考になるような情報を、たくさんくださいます。

 

とてもありがたい話です。

 

でも…これって、すごくドライに話をしてしまうと、「店員さんとしてはごく当然の務め」であるのも事実。店員さんは、まさにそのためにお店に雇われ、給料を支払われて仕事をしているわけですから。

 

そして、「店員さんとしてはごく当然の務め」は、別に楽器に対する専門性を活かして仕事をするだけではありません

 

楽器屋さんも、当然、接客業なわけですから、接客業の基本「マナー」も求められてしかるべきのはず。

 

ところが、楽器屋さん業界では、そうした接客業の「基礎の基礎」がおざなりにされている傾向があるように感じます。

たまに見かけるヘヴィメタ系の店員さん

楽器屋さんの店員さんで、結構見かけるのが、「長髪にゴテゴテのアクセサリーをした店員さん」

 

いかにもヘヴィメタ系の雰囲気を漂わせる店員さんですね。なるほど、確かに説得力があるように感じます。

 

ただ、この風貌が、通常の接客業において通用するかというと、答えは残念ながら「ノー」です。ハードロックの世界ではそれが正装なのかもしれませんが、楽器屋さんには必ずしもそれを「正装」だと認識する人ばかりが来るわけではありません。

 

むしろ、たとえば楽器初心者のお子さんに付き添う親御さんの中には、そうした風貌に免疫のない人がいることも多々想定されるところですが、もしそうした風貌のせいで親御さんが店員さんに不信感を持ってしまったとしたら…。

 

場合によっては、親に楽器を購入するのを反対され、楽器初心者の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。これは大変な損失です。

 

楽器屋さんの敷居を下げるとともに、楽器の裾野を広げるという意味においては、楽器屋さんの店員さんにも、他の接客業界と同様に、清潔感のある服装が望ましいのではないでしょうか。

 

なお、こうした主張を展開すると、「楽器の専門知識があれば見た目は関係ない」や「人を服装で判断するのはけしからん」といった反論も予想されるところです。もちろん、それはそれで一理あるのですが、やはりここは、楽器に多くの人が親しむという意味において、社会通念上妥当と思われる接客業の服装をとることにより、「余計なツッコミどころを与えない」という姿勢でいる方がベターではないかと思う次第なのです。

 

客にタメ口で話しかける店員さん

そして、こちらは服装以上に問題だと思うのですが、楽器屋さんの中には、平然とお客さまに対してタメ口をきく店員さんが想像以上に多くいます。

 

店員さんの中には、それを「親しみやすさ」か何かと勘違いしておられる方がいらっしゃるようですが、初対面の人…それもお客さま相手にいきなりタメ口で話しかけるなど、はっきり言って、単なる無礼者です。

 

「お客さんが年下だからタメ口」ということを言われる店員さんもいますが、楽器の販売はビジネスにおける交渉事。そこに年上とか年下とかは、本来関係がありません

 

たとえば、初めての新車を買うために、自動車のディーラーを訪れた場合、購入者よりディーラーの店員さんの方が年上、というのは割とよくある話だと思いますが、そこでディーラーの店員さんがタメ口という事例は、通常見かけません。

 

同様に、家電量販店でも、店員さんがタメ口というのは、見かけない光景です。

 

なのに、楽器屋さんでは、どういうわけか、割とよく目にする光景ですし、特に某店舗では、スタッフ全員がタメ口を基本としているなど、他の業界では考えられないような接客態度が徹底されてしまっています。

 

冷静に考えてみて下さい。ビジネスシーンでタメ口の人と、まともにビジネスの会話ができますか…?

 

普通に考えたら、答えは「ノー」のはずなのですが、一部の楽器屋さんでは、これが通じないのです。

 

<まとめ>楽器は高額商品!「お客さまファースト」の視点で接客マナーを

 ここまで、楽器屋さんでこれまで当然のように許容されてきた「ヘヴィメタ系の服装」「タメ口の接客」について、他の接客業における一般的なマナーと比較しながら、その問題点をしてきました。

 

一昔前はそれで良かったのかもしれませんが、楽器人口が減少傾向にある中、楽器の裾野を広げるためには、これまで楽器に興味がなかった人をも、楽器演奏の世界へ引き込むための工夫が必要になります。

 

そのとき、前述のような「一昔前の楽器屋さんの常識」は、明らかに裾野を広げる上での障壁になってしまいます。

 

楽器屋さんの口コミが、掲示板やSNSで広がるようになって久しいですが、特に「タメ口系の態度が悪い接客」はネガティブなニュアンスとともに拡散しがち。そうしたネット上のリスクを軽減する意味でも、こうした問題点への対策は重要です。

 

加えて、楽器というのは、中には数十万~数百万円するようなものだって存在するほどの、高額品です。そのような高額品を扱う上での接客マナーが、これまでのようなやり方で良いとは、私はとても思えません。

 

店員さんやお店にとっては、これまでのスタイルを「自分らしさ」だと考えているのかもしれませんが、その姿勢を貫くとき、そこに「お客さまファーストの視点」はありません。

 

お客さまファーストの視点がないお店…果たして、そんなところで、お客さま、特に初心者のお客さまが買い物をしたいと思うでしょうか。

 

昔ながらのスタイルを貫く楽器屋さんも、そろそろ従来型の接客モデルから脱却し、多くの人が安心してお買い物が出来るようなスタイルに、モードチェンジすべき時期に来ているのかもしれませんね。

 

※ちなみに、楽器屋さん関係では、他にもいくつか記事を書いています。接客マナーにも言及していますので、あわせてご覧下さいませ。

www.tk-guitar.com

 

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