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【レビュー】Fender INORAN JAZZMASTER 日本製のINORANジャズマスター!

本日は、日本製フェンダーのラインナップからつい先日リリースされたばかりの、Fender INORAN JAZZMASTERについてレビューさせていただこうと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. 日本製フェンダーのINORANモデル・ジャズマスターについて知りたい
  2. INORANモデルのジャズマスターの評価・口コミを聞きたい
  3. 日本製フェンダーでもUSA製に近いサウンドのジャズマスターが欲しい
  4. LUNA SEAサウンドを奏でられるギターを探している

最近のINORANといえばジャズマスター

LUNA SEAのギタリスト、INORAN。

幻想的なアルペジオや鋭いカッティングで、LUNA SEAサウンドを支える、渋くてクールなギタリスト。私も大ファンです。

そんなINORAN氏が近年愛用しているギターが、フェンダーのジャズマスター。


LUNA SEA – SANDY TIME

特にLUNA SEA再結成後は、フェンダーとエンドース契約を締結し、INORANモデルジャズマスターのイメージが非常に強くなっております。

最初は、カスタムショップ製のINORAモデルジャズマスターから始まり、その後、メキシコ製にすることで価格を下げたRoad WornシリーズのINORANモデルも登場。こちらについては、当ブログでも過去にレビュー記事を書かせていただいておりますが、残念ながら現在は生産が完了してしまっているようです。

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今度のINORANモデルは日本製フェンダーから登場!

前述のRoad WornシリーズのINORANジャズマスターは、比較的低価格でありながら、USA製と同じテイストの音色を出せるということで、INORANファンのみならず、多くのジャズマスター愛好家から、非常に高い評価を得ているモデルでした。

ですので、生産終了している現状にあっても、「INORANモデルのジャズマスター」を探している方は非常に多かったところ。

そうした中、今回、満を持して登場したのが、日本製フェンダーのINORANジャズマスターなわけです。

基本的なスペックは標準的なジャズマスターだが…

さて、そんなINORANモデルのジャズマスター。

基本的な方向性としては、INORAN自身が所有している1959年製ジャズマスターをベースに、カスタムショップで製作した「INORAN JAZZMASTER #1 LTD」を踏襲しているとのこと。

その辺も踏まえつつ、まずは基本的なスペックを見ていきましょう。

まず、ボディ材については、アルダーを採用。そして、ネックはメイプルで、ローズウッド指板を採用。

ここまでは、ごく標準的なジャズマスターの仕様といえるでしょう。ちなみに、このあたりに関して言うと、日本製フェンダーからリリースされている「Made in Japan Traditional」シリーズのジャズマスターも、同様のスペックです。

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なお、塗装については、カスタムショップ製のINORANモデルについてはラッカー塗装がなされている一方で、こちら日本製のものについては、一般的な日本製フェンダーと同様のポリエステル塗装

本家におけるラッカー塗装ならではの「鳴り」は期待できないかもしれませんが、一方で気軽に扱おうと思うとポリ塗装の方が良い面もあったりするので、ここは「単なるコストカット」と捉えるのではなく、前向きに解釈しようと思います。

細部にINORANモデルならではのこだわりが!

そして、INORANモデルならではの、細かいけれど特徴的な工夫も、たくさんあります。

まず、INORANモデルの大きな特徴である、バズストップバーの採用。標準的なジャズマスターは、ブリッジの特性上、弦落ちのリスクを常に抱えていますが、このバズストップバーを採用することで、弦落ちを回避できるようになります。また、弦のテンションが多少増し、サウンドも引き締まった印象になるのも大きな特徴の一つです。

次に、ピックアップに、USA製の「American Vintage ’65 Single-Coil Jazzmaster」が採用されています。日本製フェンダーのジャズマスターは、どういうわけかサウンドに線の細さを感じることが多いのですが、その点についてはUSA製ピックアップを搭載することで解消されることが期待されます。

そして、ピックガードについては、アノダイズドピックガードが使用されています。金属的な質感が、ルックスにインパクトを与えているほか、音も落ち着いた感じになるという効果があります。

かとうたかこ
かとうたかこ
よく「金属的な見た目だからサウンドも金属的になる」と誤解されていますが、実際には逆の効果があるんですよ。

また、ネックシェイプについては、本人が使用している実機のものを再現。私が弾いた感触では、日本製フェンダーのジャズマスに比べ、明らかに握りやすく、特にバレーコードのときにその恩恵を強く感じられる印象です。

このあたり、アーティストモデルならではの個性ということで、非常に好印象ですね。

ただし、前のRoad Wornシリーズのときに採用されていた「横向きのスライドスイッチ」は、本モデルでは採用されておらず、一般的なジャズマスターの縦スイッチになっています。この点、念のため、ご注意くださいね。

サウンドは…これぞジャズマス!日本製とは思えない太いサウンド

さて、そんな日本製フェンダーのINORANジャズマスター。

実際に試奏してみると…明らかに、一般的な日本製ジャズマスターとは異なる、太めのサウンドが鳴ります。

特に、ピックアップをセンターにして、アルペジオやカッティングを弾くと、「これぞジャズマス!」といった、シングルコイルらしい繊細な色気と、ストラトのようなシングルコイルでは決して出せない太い音色とが、見事に両立された印象を受けます。

また、ディストーションを使ってパワーコードを弾いたときも、前述の「繊細な色気と太さの両立」を感じさせるような形で歪んでくれるので、ハードなサウンドにもしっかり対応してくれます。

日本製フェンダーでありながら、サウンドに「線の細さ」を感じさせない背景には、おそらくUSA製のピックアップ「American Vintage ’65 Single-Coil Jazzmaster」が効いているんでしょうね。

 【まとめ】手頃なジャズマスターが欲しいならコレ一択!

日本製フェンダーのラインナップからリリースされている、このINORANモデルのジャズマスター。

これまで、日本製ジャズマスターというと、どうしても「サウンドの線の細さ」にウィークポイントを感じてしまうところがありましたが、このINORANモデルについては、そこが見事に克服されており、積極的に選んでいくことができるジャズマスターになっています。

また、ルックスもトラディショナルな中に個性があり、普通にカッコイイ。

今、ジャズマスターを買うなら、普通に考えるとこれを選ぶべき。そう断言できるほど、このINORANモデル、超オススメです。

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