ギターアンプ

【レビュー】Line6 Catalyst ギターアンプで、Helixサウンドを。

本日は、Line6のギターアンプ、Catalystについてご紹介させていただきます。

この記事はこんな人にオススメ
  1. LINE6 Catalystの評価・口コミについて知りたい
  2. Helixと同等の音が出せるギターアンプが欲しい
  3. LINE6 Catalystの使い方や使い勝手を知りたい
  4. LINE6 Catalystのサウンドについて教えてほしい
  5. ライブで使える高品質なギターアンプが欲しい
  6. LINE6 Catalystの価格が高いように感じるが、理由を知りたい

LINE6のギターアンプ

LINE6というと、多くの方が想像するのが、アンプシミュレーターとして一世を風靡した「POD」シリーズと、ギタープロセッサーとして圧倒的なクオリティを誇る「Helix」シリーズ。

これらのイメージが強いので、どうしてもエフェクター系のイメージを持っているのですが、実はこれらのノウハウを駆使して作られたLINE6のギターアンプは、サウンドクオリティが高い一方で実は価格が意外と安く、コストパフォーマンスも含めて非常に優れたアイテムです。

当ブログでも、過去にLINE6のギターアンプ「SPIDER」シリーズについて、紹介させていただいたことがあります。

【レビュー】LINE6 SPIDER V 抜群のサウンドにワイヤレス…ギターアンプの、隠れた名機。本日は、LINE6のギターアンプ、SPIDER Vをご紹介しようと思います。 LINE6のアンプ・SPIDERシリーズ LI...
【レビュー】LINE6 Micro Spider 古いけど…簡易PA機能付きのアンプ。本日は、LINE6の小型ギターアンプ、Micro Spiderについてレビューさせていただこうと思います。 LINE6...

Helixサウンドをギターアンプで!

そんな中、今回ご紹介するLine6の最新ギターアンプ、Catalystシリーズ。

このギターアンプのコンセプトは、一言で言うと「Helixのサウンドを出せるギターアンプ」。先述の、圧倒的なクオリティを誇るHelixサウンドを、ギターアンプとして奏でることができる、というものなのです。

これまでのSPIDERシリーズは、PODのサウンドをベースにしていたものでしたが、今回のCatalystは、それをさらに上回るクオリティであるHelixがベースとなっている…この話題性は非常に大きく、2022年3月18日の発売以降、各所で非常に大きな注目を集めています。

かとうたかこ
かとうたかこ
ちなみに「Catalyst」とは、触媒…すなわち、「化学反応を促進する物質」という意味です。

6種類のアンプと多彩なエフェクター

さて、Catalystのサウンド的な機能面について見ていきしょう。

このCatalyst、位置づけとしては「デジタルモデリングアンプ」という形になりますので、まずはどのようなサウンドを出せるかというのをチェックすることになるのですが…ギターアンプのサウンドデザインとしては、6種類があります。

  • Clean
  • Boutique
  • Chime
  • Crunch
  • Dynamic
  • Hi Gain

これらのサウンドを、ギターアンプ上部の操作パネルにある「SELECTOR」ノブで切り替えていくのが、音作りの最初の一歩になります。

歪み量は「GAIN」ノブで、そしてイコライジングは3バンドイコライザー+プレゼンスつまみでそれぞれ調整していき、全体的なサウンドを「CH VOL」つまみで決定していく…そんな音作りを進めていくことになるでしょう。

そして、注目すべきは「BOOST」スイッチ&ノブ。このCatalyst、この手のギターアンプとしては珍しく、ブースターが用意されています。ブーストノブでブースト量を設定し、ブーストスイッチをオンにすると、ブースターが発動するのです。ギターソロのときなどに重宝しそうですね。

また、「EFFECT」スイッチとノブでは、ディレイやコーラス等といったエフェクトをコントロールすることができるのですが、このスイッチとつまみだけで音を作り込んでいくのはなかなか難しいものがあります。そんなときは、別途用意されたパソコン・スマホ用アプリ「Catalyst Edit」を使うと、かなり細かく音作りをおいこんでいくことができます。

サウンドは圧倒的な生々しさ!Helixゆずりのクオリティが光る

さて、そんなCatalystのサウンドを聴いてみましょう。まずは「Clean」で鳴らせるクリーンサウンド。

とてもデジタルアンプとは思えない、生々しくて色気あるクリーンサウンドに仕上がっています。

そして、「Crunch」サウンドで鳴らせるクランチサウンドは…。

こちらも同様に、デジタルらしさを感じないサウンドであり、またHelixの特徴でもあるといえる中高域のサウンドの生々しさがくっきりと出ているように感じます。

最後に「Hi Gain」にセットしたときにならせるハイゲイン系のサウンドです。

ハードロックにぴったりの、モダンさの中にどこか懐かしさも併せ持つハイゲインサウンドが非常に心地よいです。こちらもクランチサウンドと同様に、中高域の生々しさがHelixらしさを引き継いでるなあ…と感じさせられるところです。

そして、すべてのサウンドに共通するのが、最新のテクノロジーを存分に発揮している中にありながら、どこかアナログのギターアンプを思わせるにおいを感じさせるところ。ある種情緒的で定性的な表現になっているのですが、これがあるがゆえに「弾いているときの心地よさ」があり、それがギタリストの本能的な高揚感を作り出している印象があります。

ライバル品と比べると高い価格…でもHelixとして見ると安い!

さて、このCatalystシリーズ、気になる価格なのですが、サイズごとに概ね次のような感じになっています。

  • Catalyst 60:概ね46,000円前後
  • Catalyst 100:概ね62,000円前後
  • Catalyst 200:概ね80,000円前後

同コンセプトのギターアンプと比較すると、たとえばBOSSのKATANA-50あたりは、27,000円前後で買えたりするので、4万円台後半にまで達するCatalyst 60が若干高く見えてしまいます

【レビュー】BOSS KATANA-50 BOSSブランドのギターアンプ!本日は、BOSSブランドのギターアンプ、「KATANA-50」についてのレビューです。 「BOSS」の「KATANA」ブランド...

ただ、なんといってもCatalystシリーズは、20万円相当といわれるHelixのサウンドクオリティを引き継いだギターアンプであり、一般的なデジタルモデリングアンプとは格が違うとも言えそうです。

逆に、価格面でRoland・BOSS勢力と比較するのであれば、Blues Cubeあたりが競合してくるのですが、こちらは真空管アンプをアナログ技術で再現…というコンセプトですので、価格こそぶつかるものの、商品的には別方向を向いています。ここは好みで選べそうな感じですね。

かとうたかこ
かとうたかこ
個人的には、既にHelix系のアイテムを持っている方には、Helixの良さを存分に引き出せるBlues Cube、Helixがないのであれば、そのサウンドをお手軽に楽しめるCatalystがオススメかなあ…と思います。
【レビュー】Roland Blues Cube チューブアンプの色気を、抜群の使い勝手で。本日は、ローランドのギターアンプ、Blues Cubeシリーズについてレビューさせていただこうと思います。 JCシリー...

【まとめ】ギターアンプで、Helixクオリティを。

このように、今回ご紹介した、LINE6のギターアンプ・Catalystは、あのHelixのサウンドクオリティを、Helixシリーズとしては比較的お手頃な価格で楽しめるギターアンプとして、非常に魅力的な商品です。

Helixシリーズに共通するサウンドの生々しさは、このCatalystでもしっかり受け継がれており、その生々しさは、ギタリストのインスピレーションをかきたててゆき、ギタリストの潜在能力を引き出して、より演奏のクオリティを高めていく…まさに「Catalyst」の意味する「触媒」としての役割を果たすのでは…そんな印象さえ持たされるギターアンプです。

同サイズのギターアンプと比較するとやや割高に見えるのも事実ですが、そのサウンドクオリティを知ってしまうと、むしろお安く感じられるほど

Line6の新たなギターアンプ、ぜひ多くの人に、楽しんでいただきたいと思います!

かとうたかこ
かとうたかこ
Helixサウンドをお手頃価格で楽しめるアイテムといえば、HX STOMPもあります。こちらのレビュー記事も、あわせてご覧くださいね♪
【レビュー】Line6 HX STOMP あのHelixサウンドをコンパクトに…!本日は、Line6のギタープロセッサー、HX STOMPについてレビューさせていただこうと思います。 HX Stomp は...
ギター買取人気ランキング
ところで、新しい楽器を購入するにあたって、不要な楽器を売って資金の足しにしたり、あるいは単に使わなくなった楽器を売却したりしたいときって、あると思います。

そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。

そんなときにオススメなのが、ネットからも申し込める楽器買取店

楽器の買取屋さん
1.全国どこでも無料出張!しかも最短即日30分で即現金!
2.ギター買取以外にもベースやギターなどどんな楽器でも買取可能!
3.宅配買取でも送料・手数料完全無料!

電話でもネットでも申し込みができ、最短30分で楽器を現金化できるという圧倒的なスピードが魅力的。

また、査定も楽器のプロが行いますし、全国対応の安心感もあります。
楽器の下取り・買い取りを検討されておられる方、ぜひネットからの楽器下取り・買い取りにチャレンジしてみてください!
評価
名前楽器の買取屋さん
特徴出張買取・即日対応・宅配買取・全国対応
詳細ページ公式ページ

楽器の買取【バイセル】
1.バイセルの出張買取は各種手数料が無料!
2.送料無料!箱に詰めて送るだけ♪バイセルの宅配買取
3.楽器以外の時計やブランド品も買取しています。

ギター・管楽器・弦楽器など経験豊富なスタッフがしっかりと状態を確認します。
評価
名前バイセル
特徴出張買取・即日対応・宅配買取・店頭買取
公式ページ
ABOUT ME
かとうたかこ
気がつけば、ギター・ベース歴は20年。ギターなどの楽器と音楽をこよなく愛する社会人のブログです。更新情報はTwitterやFacebookでも発信しているので、ぜひ下のTwitter・Facebookアイコンからフォローしてください!