ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

【レビュー】BOSS KATANA-50 BOSSブランドのギターアンプ!

本日は、BOSSブランドのギターアンプ、「KATANA-50」についてのレビューです。

「BOSS」の「KATANA」ブランド

BOSSブランドは、Roland社がエフェクター等の展開において用いてきたブランドでして、ギターアンプについては、たとえばJC-120やCUBEシリーズなどを「Roland」ブランドでリリースしています。

 

そうした中で、このギターアンプは、あえての「BOSS」ブランドで登場。その時点において、既に何らかのメッセージ性を感じるところです。

 

「切れ味」のあるブラウンサウンド

ということで、まずはサウンドの特徴。

 

なるほど、このギターアンプが「KATANA」、すなわち「刀」を名乗る理由が、直感的に分かるような気がします。

 

そう、サウンドが「刀」のような「切れ味」を持っているのを感じます。これはカッコイイ…。

 

エレキ向けの4つの選択肢

さてさて、なぜそのように感じるのか、機能面を深掘りしながら考えていきましょう。

 

まずこのアンプ、サウンドキャラクター面では「Acoustic」「Clean」「Clunch」「Lead」「Brown」の5つがあります。このうち「Acoustic」はアコースティックギターの使用を想定しているので、エレキギターのサウンドとしては4つですね。

 

これまで、この手のアンプって、いわゆる「モデリング」で、既に存在する著名なアンプをシミュレーションするパターンが多かったのですが、こいつはシンプルに、サウンドの方向性のみを示しています。

 

まず、「Clean」なのですが、これはホントにクリーンでフラットな感じ。基本的にはエフェクターで音を作り込むときに使うことが想定されたチャンネルなのでしょうね。Roland的に言うと「JC」系な感じです。

 

次の「Clunch」。これが私は個人的に一番好きかも知れません。ゲインを上げていけばディストーション的にも使えつつ、少し控えめにしておくと、ボリュームに追従する上品なオーバードライブ。サウンドの傾向としてはどちらかというと現代的な印象ですが、サウンドの厚みもあって、非常に華がありますね。

 

そして「Lead」。ハイゲインディストーションです。こちらもラウド系やハードロック系などで上手く使っていけるサウンドですが、この系統だと、このアンプの一番の魅力「Brown」サウンドの色気が強力すぎて、ついBrownを選んでしまいがちなのが悩ましいところ。

 

「Brown」サウンド、ミッドに特徴がある印象ですが、とにかく弾いていて、メチャクチャ気持ちいい。コードワークすらこなせてしまう分離感の良さの一方で、刻み系のリフも迫力あるサウンドを響かせつつ、ソロを弾けば艶やかなその音色。これはすごい…。

 

サウンドの種類の数は決して多くないのかもしれませんが、これだけのサウンドを、これだけのクオリティで出してくれれば、むしろ十分すぎるくらいであるといえるでしょう。

 

実はエフェクターもすごいんです

そして、この手のアンプによくある、つまみを回すことでオン・オフや効きの強さをコントロールできるエフェクターも搭載されているのですが、このKATANA-AMPのすごいところは、このエフェクターの種類がメチャクチャ多いこと。

 

パネル上は「BOOSTER/MOD」、「DELAY/FX」、「REVERB」という3つしか示されていませんが、実は背面にエフェクターの種類の切り替えスイッチがあり、「BOOSTER」のところの歪みのキャラクターを変えたりできるのです。

 

さらに、このあたりの設定を深く追い込んでいこうと思うなら、パソコンで「BOSS TONE STUDIO」を使うと、もう完全にマルチエフェクターの世界に突入していきます。

 

ライブでも自宅でもフル活用

その気になればライブをこれ1台でやりきろう、というくらいまで使いこなすこともできますが、一方で「自宅で気軽にいい音で弾きたい」というときは、背面の方に出力の切り替えスイッチがついていますので、これを使えば自宅用でもバッチリ。

 

ホントこれ、よくできた万能アンプです。ライブにアンプを持ち込みたい人、そして自宅練習で使いたい人、それぞれに強くオススメできる一分だと思います。