本日は、LINE6の小型ギターアンプ、Micro Spiderについてレビューさせていただこうと思います。
- Line6 Micro Spiderの評価・口コミが聞きたい
- Line6のポータブルアンプが欲しい
- 簡易PA機能を持った小型ギターアンプを探している
もくじ
LINE6・Spiderシリーズの末弟
LINE6といえば、PODシリーズに代表されるアンプシミュレーターの大御所メーカーとして、世界中にその名を轟かせています。
そんなLINE6から出ているギターアンプが、Spiderシリーズ。当ブログでも、過去に「SPIDER V」のレビュー記事を書かせていただいております。

そんなLINE6のSpiderシリーズからリリースされている、もっとも小さなサイズのギターアンプが、今回ご紹介させていただく「Micro Spider」です。
小型サイズ、6ワット、電池駆動…
LINE6といえば、もともとがアメリカのメーカーになりますので、製品は全体的に大型のものが多い印象があるのですが、このMicro Spiderについては、珍しく「コンパクトさ」をコンセプトに据えて開発されております。
サイズは、254 (幅) x 241 (高さ) x 178 (奥行き) mmと、かなりコンパクトになっています。スピーカーは、6.5インチを一発。
一方で、出力については、このサイズであっても、しっかり6ワットを確保しており、サイズの割にはパワーがあるなあ、という印象を受けます。
そして、このコンパクトさは、すなわち気軽に外に持ち出しての演奏、というのを想定していることになるわけなのですが、電源のない環境でも使えるように、電池駆動にも対応しております。使用する電池は単2電池が6本と、一般的なサイズより少し大きい点が気にはなりますが、それでも電池駆動に対応しているというのは、大きなメリットです。
マイク入力も搭載!簡易PA機器としても使えてしまう
そして、個人的にはこれがMicro Spiderの大きな特徴だと思うのですが、このアンプ、このサイズにして、なんとマイク入力を搭載しています。
入力端子はXLR端子ではなく1/4″ 端子である点に留意が必要ですが、このマイクチャンネルは、ギターアンプ部分からは独立しておりますので、これに対応するマイクさえ用意してしまえば、これだけでギター弾き語りができてしまうので、路上ライブにも技術的には対応が可能です。
※なお、当ブログでも別記事を書いておりますが、路上ライブは、無許可で実施すると違法である点には十分ご注意ください。


類似のアンプでいうと、ローランドのCube Streetシリーズもこの機能を有しておりますが、サイズも一回り以上大きく、かつ価格も高いので、このサイズで簡易PAとして使えるのは、実は非常に貴重な存在です。


設計は古いですが…サウンドは上々
さて、そんなMicro Spider、サウンドの方はどうでしょうか。
Line 6 Micro Spider Solid State Amp Review/Demo
実はこのMicro Spider、発売時期が2008年と、実に10年以上前の商品です。ですので、使っているエンジンも、ベースになっているのがPOD2.0と、今となってはかなり古い設計のアイテムということになりますが…
このMicro Spider、そんな古さを全く感じさせない、非常に活き活きとしたサウンドが聞こえます。
このアンプは、「Clean」「Crunch」「Metal」「Insane」という、4つのモードを前面のボタンで切り替えて使うのですが、まず一番左の「Clean」では、かなり落ち着いたギターサウンドを作り出すことができます。個人的な印象としては、ある程度のコンプ感があり、カッティングやアルペジオがかなり心地よいです。
そして「Crunch」や「Metal」は、LINE6らしいサウンドでしっかり歪んでくる感じ。LINE6は割とハイゲイン系に強いイメージがあり、メタル系までのサウンドが要らないギタリストさんにとっては少しハードルが高いとの話も聞きますが、そんなときに「Crunch」で音作りをすると、ちょうど良い塩梅に仕上がります。
そして、前述のハイゲインサウンドを極めたのが「Insane」。この激歪みは、ハマる人には、かなりハマります。ハムバッカーのリアでブリッジミュートを刻むと、最高に心地よく、このサイズのギターアンプであっても、かなりのパワーを感じることができます。
デジタル系の機材で10年以上前のもの、となると、少し心配になる方もいらっしゃるでしょうが、個人的には今でも上々のサウンドだと思います。
弱点…エフェクター乗りが悪い?
さて、そんなMicro Spider、数少ない弱点として「エフェクター乗りの悪さ」が上げられます。
これはMicro Spiderに限らず、10年以上前のデジタルアンプ全般に言えることなのですが、エフェクターを使ってサウンドを出そうとすると、どことなくこもった音というか、抜けの悪い音になってしまう傾向があります。
この点、たとえばローランドのMicroCubeなどにおいては、特にJC-120のモードにおいて、本家を彷彿とさせるエフェクター乗りの良さを発揮してくれるだけに、この点においてはMicro Spiderの不利なところというふうに見られがちです。

ただし、アンプ単体でのサウンドは、しっかり音抜けも良かったりするので、このアンプにおいては、「アンプ単体で完結させる」という点を意識しておけば大丈夫。もともとがコンパクトアンプなので、あまり機材をたくさん使うと、せっかくのコンパクトさが台無しになってしまいますしね。
【まとめ】古いけどサウンド良好!簡易PA機器としての評価も
このように、このLINE6のMicro Spiderについては、2008年の製品と、今となっては設計の古さは否めないのですが、サウンド面は決して悪いものではなく、むしろマイク入力を搭載した「簡易PA機能付きの小型ギターアンプ」として、今なお十分な個性を発揮しているギターアンプであることが分かりました。
ギタリストの活躍の場が「大型ギターアンプの前」のみではなく、さまざまなところで気軽に弾けるようになることが求められている昨今、このようなコンパクトサイズで多機能なアンプというのは、かなり使い勝手が良いもの。
今でも、十分魅力的な商品であることは、疑いの余地がありません。コンパクトギターアンプとしてはもちろん、ギターを鳴らすことを前提にした簡易PA機器をお探しの方にも、一考の余地がある一台ですね。
個人的には、ぜひこのアンプ、今の技術でバージョン2が出てほしいなあ…と思ったりもしています♪
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