ベース

PJピックアップのベース…その魅力に迫る。

一般的に、ベースといえば、プレシジョンベースとジャズベースが定番のモデルとしてイメージされます。

プレシジョンベースといえば、スプリットコイルのピックアップが1基搭載され、ジャズベースはシングルコイルのピックアップが2基搭載されます。

そして、これらをミックスした、フロントにプレベのスプリットコイルピックアップ、リアにジャズベのシングルピックアップを搭載したベースが、いわゆるPJベースと呼ばれるもの。

本日は、そんなPJベースの魅力に迫ってみたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. PJピックアップのベースについて知りたい
  2. PJベースのサウンド的な特徴を知りたい
  3. PJベースは、プレベとジャズベの両方の音が出せるのか聞きたい
  4. 主なPJベースについて教えてほしい

PJベースの特徴

ではまず、PJベースの、プレベやジャズベにはない特徴を見ていこうと思います。

リアピックアップによるエッジの立ったサウンド

一般的なプレベのサウンドというのは、パワフルではあるものの、ややブーミーな印象を持つ方が多いのではないかと思います。

そこがプレベの魅力ではあるのですが、ベースに輪郭のあるサウンドを求める人にとっては物足りなく感じてしまい、ジャズベースに行ってしまうというのがよくあるパターンです。

ところが、PJピックアップのベースであれば、プレベのサウンドを土台にしつつ、リアピックアップの音を混ぜることによって、ジャズベが持つサウンドの輪郭を生み出すことができるようになります。

プレベのあのパワフルなサウンドに、輪郭が加わり、立体感が生まれてくる…これこそが、まさにPJベースの最大の魅力だと言えるでしょう。


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リアPUをオフにすればプレベのサウンドに

そして、前述のようなPJサウンドを満喫しつつも、もしオーソドックスなプレベサウンドが欲しくなった場合は、リアPUをオフにすれば、ほぼプレベのサウンドを出すことができるオールマイティさも兼ね備えています。

普通のプレベよりもピックアップが増えていたり回路が複雑になっている影響もあって、完全にオーソドックスなプレベと全く同じサウンドとまではいきませんが、それでもプレベらしさは十分に出すことができるでしょう。

なお、サウンドのオフの仕方としては、2ボリューム方式のベースであればリアPUのボリュームをゼロに、ピックアップ選択式やバランサー式であればサウンドをフロントに全振りすればOKです。

プレベサウンドを、リアPUの位置で指弾きできる

これは少しマニアックな楽しみ方かもしれませんが、PJタイプのベースは、リアPUを指置きにした指弾きができます。

このとき、サウンドを前述のフロントのみにした状態にしておくと、普通のプレベでは出せないような、少し固い音を出せるようになります。

リアPUに指置きしたときの弦の引っかかりは独特なものがありますが、これをプレベサウンドで使えるというのも、またこのベースならではだと言えそうです。

主なPJタイプのベース

それでは現在、どのようなPJタイプのベースがあるのか、少し見ていきましょう。

Fender American Ultra Precision Bass

まずはこれ、フェンダーのアメリカン・ウルトラシリーズに属するプレシジョンベースです。

PJタイプのピックアップ配列を採用するとともに、プリアンプを搭載したアクティブベースとなっており、PJのミックス具合はもとより、イコライジング面でもサウンドをかなり細かく詰めていくことができるのが、このベースの最大の特徴です。

ちなみに、American Ultraの前モデルであるAmerican Elite(アメエリ)やAmerican Deluxe(アメデラ)も、概ね同様のスタイルを持つベースでしたね。

Fender American Performer Precision Bass

続いては、同じくフェンダーから、アメリカン・パフォーマーのラインナップに属するプレシジョンベース

 

こちらは、シンプルなパッシブタイプのプレベという位置づけにはなっていますが、PJピックアップが採用されており、普通のプレベにはないサウンドを操ることができるのが大きな特徴になっています。

アメリカン・パフォーマーシリーズに属することもあって、USA製ながらお手頃価格になっているのも魅力です。

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ヤマハ・BBシリーズ

フェンダー以外だと、ヤマハのBBシリーズもPJタイプのベースとしてよく知られています。

 

日本における有名どころだと、亀田誠治さんがライブで使用していることによって、そのサウンドが一般リスナーレベルにまで行き渡っている、このBBのベースサウンド。亀田さんが使用しているのは前モデルをベースにしたものですが、現行モデルにおいてもPJ配列のピックアップはもちろん継続されています。

日本製のフラッグシップモデルであるBBP34はもとより、アクティブタイプのBB734A、廉価版とは思えない圧倒的なコストパフォーマンスを誇るBB434など、どのグレードであっても、その魅力を満喫することができます。

当ブログでも、ヤマハBBシリーズに言及した記事が数多くあります。ぜひ合わせてご覧ください。

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【まとめ】プレベでもジャズベでもない、PJベースという楽器。

今回、このように、PJタイプのベースについて、その特徴を概観するとともに、主なPJタイプのベースについて、簡単にご紹介をさせていただきました。

PJタイプのベースというと、どうしても「プレベとジャズベのいいとこ取り」的なイメージを持つ方が多いのですが、個人的にはこのベース、プレベでもジャズベでもない、PJベースという「第3のベース」という立ち位置で見た方が、正しく評価できるのではないかな、と思います。

サウンド面では確かにプレベが基本になっているようにも思いますが、とはいえリアピックアップを混ぜたときの輪郭あるサウンドは、もはやプレベサウンドというよりは、全く別のオリジナリティを持つものだと言って良いでしょう。

そんなPJタイプのベースサウンド、ぜひモノにしていただきたいな…と思います。

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