本日は、PRSのギター「SE Custom」についてご紹介しようと思います。
PRSの廉価版という位置づけですが、10万円程度の価格でありながらルックス・サウンドともに高評価で、「PRSはSEで十分」という声も一部にあるほどの、このギター。
さあ、果たして、どんなものでしょうか…早速、見ていきましょう!
- PRS SE Customの評価・口コミを知りたい
- PRS SE Customが上位機種と同じところ、違うところを教えてほしい
- コスパも含めたPRS SE Customの評価を知りたい
- PRS SE Customの弱点があれば聞いておきたい
もくじ
高級ギター・PRSのお手頃モデル
PRS…Paul Reed Smithといえば、とにかく高級・ゴージャスなギターというイメージがありますよね。
基本的に、楽器屋さんの奥の方に、いかにも高価格な雰囲気を漂わせながら鎮座している…そんな印象を、多くの人が持っていると思います。
一方で、そんなPRSも、比較的お求めやすい価格帯のギターをラインナップにはそろえています。
それが、SEシリーズ。
このSEシリーズ、これまでは、ヘッドの部分に、やたらとでかい文字で「SE」の2文字が書かれており、これが「いかにも廉価版」という感じで、所有欲を大幅に減衰させる要素になっていました。
ところが、現在のモデルでは、SEの文字が小さくなっており、その代わり一般的なPRSと同様、「Paul Reed Smith」のサインが大きく書かれるようになっています。小さなことかもしれないのですが、やはり決して安くない買い物ですので、少しでも所有欲を高められるような小さな工夫は、嬉しいものです。
SEで十分?上位機種譲りのスペックと弾き心地
さて、そんなPRS SE Customの基本的なつくりは、ボディがメイプルトップのマホガニーバックで、指板はローズウッド。
最近のエントリーモデルのギターでは、ボディがバスウッドだったり、ローズウッド指板の代替材としてパーフェローを使ったりしているモデルが多々見られる中、このPRS SE Customは、木材に関しては上位機種と同様となっており、スペック的なお買い得感は十分に感じられます。


ピックアップは、上位モデルに使われているPRSのピックアップ・85/15の廉価版とも言える、85/15″S”が搭載されています。基本的な設計は上位モデルと同様となっており、サウンドの方向性も同じです。
また、PRSといえば、プレイアビリティの高さも魅力の1つ。フェンダーとギブソンの中間ともいえる25インチスケールに、比較的薄いネックは、ヴィンテージ系のギターでは得られない、圧倒的な弾き心地を提供してくれます。
特に、フェンダーのロングスケールが弾きにくいと感じる方は、このプレイアビリティの高さを一度知ると、やみつきになること間違い無しでしょう。
高級感漂う上位機種譲りのサウンド…コイルタップでシングルにも
さて、サウンド面を確認していきましょう。
Paul Reed Smith / SE CUSTOM 24【デジマート製品レビュー】
まず、クリーン~クランチくらいまでのサウンドだと、すごく高級感ただようサウンドであるというのは、一度弾いていただけると、それだけでお分かりいただけたかと思います。
私個人の印象だと、とりわけ高評価できるのは「音の分離感」と「ほどよい高域」ですね。
1音1音がはっきり分かれている感覚で、アルペジオなどが非常に美しく鳴り響いています。
また、ハムバッカーらしい、少し角の取れた音ではあるのですが、一方で音の明るさがしっかり残っている高域。カッティングなどにも非常に向いているギターだと思います。
また、このギターは、トーンノブを持ち上げることで、コイルタップし、シングルコイルの音を鳴らすこともできます。ストラトっぽい音作りをしたくなったら、こうすればいいわけですね。
またその際のサウンドも、いかにも「コイルタップしました」的な感じではなく、しっかりとシングルコイルらしいサウンドを狙いに言っていることがよく分かる、きわめて自然な雰囲気に仕上がっています。このあたり、PRSのピックアップ・85/15が良い仕事をしていると感じますね。
ハイゲインサウンドも上質な歪み
さてさて、PRSというと、クリーンを得意とするギターのイメージもありますが、同時に、ハイゲインサウンドを自在に操る、ハードロックなイメージもあります。歪ませたときのサウンドも、気になるところですよね。
実際、ハイゲインサウンドを使ってみると、基本的には、かなり上質な歪みです。現代的なハードロック~メタルに、特にピッタリくる印象ですね。
もちろん、一方で、クリーントーンの方で聞けるポテンシャルの高さがありますから、ヴィンテージ系のサウンドも、なんだかんだでしっかりこなせてしまう、懐の深さもあります。
10万円前後のギターとしてはもっとも実戦的。弱点はギグバッグ?
このように、すべてのサウンドを高いレベルでこなしながらも、価格は10万円強くらい。一昔前は、このSE Custom、8万円程度で店頭に並んでいることも多かったので、最近の楽器屋さんの店頭で見て
となった方も多いようです。
もともとPRSは、コルグが輸入代理店になっていたのですが、2021年4月からは、日本に直営の法人を立ち上げ、すべての業務をこちらへ移管しました。
ニュース | PRS Guitars輸入代理店業務移管のご案内。 | KORG (Japan)
そのこととの因果関係は必ずしも明らかではありませんが、この直営法人立ち上げ以降は、店頭における値引きがかなり渋くなっているような印象を受けます。
とはいえ、これだけのスペックのギターが10万円強というのは、まだまだお買い得な部類に入ります。10万円前後の実戦的なギターとして、ヤマハのパシフィカに並んで今、もっとも「買い」なギターの1本なのではないでしょうか。
【評価レビュー】ヤマハ・パシフィカ612 え、これが7万円?ダサい?最新のPACIFICAは凄すぎる!

PRSのSEとは何の略ですか?
「SE」とは「Student Edition」の略だと思われます。SEシリーズは好評を博しモデルの拡充やバージョンアップも頻繁に行われています。安価ではありますがギグバッグ以外の見た目の美しさなどあらゆる意味でPRSです。ちなみに製造国はインドネシアみたいです。
PRS SEの欠点は何ですか?
ただ…もし、弱点を挙げるとすれば、ギグバッグですね。ここに「SE」のロゴ、メッチャ大きく書かれてるんですよ…。
あと工場出荷時の状態では弦高が高いのと一部のユニットでチューニングが安定しないという声を聞いたりします。
でもまあ、これはギターの使い勝手の良さの前では、ほんの些細なこと。
【まとめ】お手頃で実戦的なPRS!
このように、今回ご紹介したPRS SE Customについては、ややもすれば「美術品」のようなところがあり、なかなか実戦に投入しにくいところPRSのギターについて、お手頃価格を実現することで、さまざまなライブなどに気軽に連れ出してガンガン使い倒せる、まさにギタリストにとっての良き相棒になること、間違いなしでしょう。
お手頃価格ではありますが、PRSらしいルックスやプレイアビリティ、そして扱いやすいサウンドはまさに上位機種譲りで、「PRSはSEで十分」という声が上がるのも納得の一品です。
このルックスで、このサウンドで、この価格。PRS SE Custom。単なる廉価版ではなく、「実戦で積極的に使っていきたいギター」と評価するにふさわしいギターだと思います。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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