ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

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【レビュー】Roland Cube-10GX 意外?ギターもベースもOKのアンプ!

本日は、ローランドのギターアンプ、Cube-10GXについてご紹介しようと思います。

Roland ローランド ギターアンプ 10W ブラック CUBE-10GX

Roland ローランド ギターアンプ 10W ブラック CUBE-10GX

  • 発売日: 2014/08/24
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

現行の数少ないCubeシリーズ

ローランドのCubeシリーズというと、ローランド自慢のモデリング技術・COSMを駆使した多機能アンプということで、一時は、ギター、ベースそれぞれに多彩なラインナップがあり、パーソナルユースのギターアンプの中心的存在としての役割を果たしていました。 

 

当ブログでも、いくつか、Cubeシリーズのアンプをご紹介させていただいています。

 

www.tk-guitar.com

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ところがその後、ギターの方はBOSSブランドのKATANAシリーズがラインナップの中核を担い、ベースアンプについてはそもそも新作のリリースがなされないなど、一時ほどCubeシリーズに重きが置かれていないような状況下にあります。

 

一時は自宅向けからライブ向けまで、幅広い出力ごとのラインナップが揃っていたCubeシリーズも、現行の一般的なギターアンプというと、このCube-10GXくらいしかありません。

 

一見標準的なギターアンプに見えるけど…

そんなCube-10GX。まずはスペックを見ていきます。

 

出力は10ワット、スピーカーは8インチが1発。サイズも比較的コンパクトで、基本的には自宅向けのアンプとしての位置づけになります。

 

自宅向けのアンプということで、外部音源をつなぐステレオ入力と、ヘッドホン端子ももちろん装備されています。

 

アンプのモデリングについては3種類。同じローランドのJC-120を再現した「CLEAN」、マーシャルのJMP1987をモチーフにした「CRUNCH」、そしてMESA/BoogieのRectifierのモデリングである「LEAD」です。これらはつまみではなく、電子式のスイッチで切り替えていく形になります。

 

エフェクターについては、ディレイ、コーラス、リバーブが搭載され、こちらは1つのつまみの中で3種類を切り替えていくようなしくみ。アンプ付属の空間系エフェクターではよく見るパターンですね。

 

と、このようにひととおりスペックを見ていくと、標準的な機能が過不足なく網羅されている、きわめて優等生的なアンプということになります。

 

スマホでアンプモデルの入れ替えが可能!

ところが、このアンプが単なる「標準的なアンプ」で終わらないのは、ここからです。

 

このCube-10GX、アンプに搭載されているモデリングは3種類だけなのですが、なんと、スマホアプリ「CUBE KIT」を使うことで、既存の3モデリングを、別のものに入れ替えることが可能になります。

 

具体的には、先述の「JC-120」「JPM1987」「レクチ」に加えて、

  • BLACK PANEL(フェンダー・ツインリバーブのモデリング)
  • BLIT COMBO(VOX AC30のモデリング)
  • TWEED(フェンダー・ベースマンのモデリング)
  • ORNG STACK(ORANGE ROCKERVERBのモデリング)
  • METAL STACK(Peavey EVH5150のモデリング)
  • ACCOUSTIC(アコースティックギター向け) 

これらが用意されています。COSMが搭載された他商品でも見かけるものが多いですが、その中にあって、オレンジのモデリングは比較的珍しいですね。

 

これらを、既存の「CLEAN」「CRUNCH」「LEAD」に上書きすれば、アンプのモデリングが入れ替わります。「CLEAN」チャンネルに歪み系を上書きしてもOKですが、どこに何を上書きしたかは、ちゃんと覚えておかないといけません。

 

ちなみに、少し古い設計のアンプなので、設定は今風のBluetoothとかではなく、有線で行う形になりますが、それでも十分便利です。

なんとベースアンプも入れられる!

さらに、このCube-10GX、セットできるアンプモデリングは、ギターのみにとどまることはなく、なんとベースアンプもセットできてしまいます。

 

アンプの設定はもちろんのこと、本体の設計もクローズドバックキャビネット構造になっているので、しっかりした低音を鳴らすことが可能。

 

一台でギターアンプとベースアンプの両方を…というニーズは思いの外たくさんあるのですが、このCube-10GXは、まさにそれをかなえてくれる、貴重なアンプです。

 

ちなみに、現在のラインナップの中心にあるKATANAシリーズは、ベースには基本的に対応しておりません。ですので、このCube-10GXは、この一点のみをとってみても、非常に基調なのです。

 

ちなみに、サウンドはこんな感じ。全モデリングが、しっかり使える印象ですね。

 


CUBE-10GX

 

価格も安い!15,000円程度で買えちゃいます

と、ここまで、このCube-10GXの意外なまでの多機能さを見てきたわけなのですが、市場価格は実は思いの外安く、15,000円程度で買えてしまいます。

 

「10ワットの標準的な家庭用アンプということなので、これくらいの価格設定は普通じゃないの?」

 

という声もありそうなところで、それは確かにそのとおりだと思うのですが、このCube-10GXについては、ベースアンプとしても使えるところに大きな魅力があり、そこも含めて考えると、15,000円はかなりお買い得です。単純にアンプを2個買うよりも安く、場所もとらないわけですからね、

 

【まとめ】ギター&ベース両対応の意外なアンプ!

このように、今回ご紹介したローランドのCube-10GXについては、一見すると、きわめて標準的なスペックの家庭用ギターアンプに見えるのですが、実はアンプモデリングの入れ替え機能を駆使することでベースアンプにも変身してくれる、オールマイティな1台です。

 

少し古いモデルなので、見落とされがちなところではあるのですが、「ギターとベース両対応のお手頃なアンプ」を探そうとしたときに、実は一番手に入ってくるのが、このCube-10GX。

 

見落とすことなく、ぜひ一度、チェックしていただきたいアンプです。