今回は、自宅練習用のギターアンプをご紹介。Rolandの「MicroCube GX」です。
- 小型のギターアンプが欲しいがサウンドには妥協したくない
- コンパクトな仮想JCが欲しい
- 幅広いギターアンプのサウンドを楽しみたい
もくじ
MicroCubeの2代目
RolandのMicroCubeといえば、初代モデルが非常に衝撃的でした。わずか2Wの出力でありながら、聴感・体感上は、これまでの自宅練習用ギターアンプの常識を覆す迫力。瞬く間にヒット商品となり、「大きな音は出せないけど、ヘッドホンはイヤなんだよなあ」という層を中心に大人気を博すことになりました。
今回紹介するのは、その2代目モデルとなる「MicroCube GX」。
小型なのにパワフルサウンド
まず、基本的なスペックなのですが、サイズは24.7cm(W)×17.2cm(D)×22.7cm(H)。非常にコンパクトです。出力数は3Wということで、前モデルの2Wから少し上がっていますが、それでも一昔前、家庭用のソリッドアンプといえば小さいモノでも10W程度あったことを思うと、それでも相当に出力は小さい方かと。
そして、電源はACアダプターでもとれますが、単3電池6本でも動くので、屋外など電源のとれないところでも使うことができます。屋内で使う場合でも、電源ケーブルのわずらわしさから解放される点において、電池駆動のメリットはあるかもしれません。エネループ等の充電池を使えばランニングコストも抑えられますしね。
さてさて、そのサウンド…まず、第一印象は、「これって、マジで小型アンプ?」と疑ってしまうほどの、迫力ある出音。これはぜひ、一度、実物で試していただきたいところです。
COSMアンプのモデリング
さて、このアンプは、BOSSおなじみのCOSMアンプによって、さまざまな音作りができます。個人的な印象を下記に記しますと、
- ACCOUSTIC SIM:アコースティックシミュレーター。アンプ内蔵としては十分かと。
- JC-CLEAN:JC-120がモデル。さすが自社モデル、いい感じです。本家同様、歪みエフェクターを使う際のクリーンとしての使い勝手が良いですね。
- BLACK PANEL:フェンダーのTwin Reverbがモデル。ゲインを上げても本家のようには歪みませんが、クリーンとしての使い勝手は良いですよ。
- BRIT COMBO:VOXのAC-30 Top Boostがモデル。ゲインを上げるとそれっぽい歪み方をしてくれます。
- CLASSIC STACK:マーシャルのJMP1987がモデル。このあたりからロック向きなサウンドが出てくる感じですね。
- R-FIER STACK:メサブギーのRectifierがモデル。メタル向きの歪み方ですが、クリーミーな歪みはさまざまなジャンルのギターソロでも使えそう。
- EXTREME:オリジナルサウンド。激しく、エッジの効いた感じです。ちなみにこれはGXで新たに追加されました。
エフェクターはコーラスが絶品!まるでJC-120
また、エフェクターもついておりまして、とりわけコーラスが絶品。アンプをJC-CLEANに設定して、コーラスを深くかけると、ホントにJC-120が目の前にあるかのような錯覚に陥るほどです。
ちなみにエフェクターでは、コーラスのほか、前のモデルからあったフランジャー、ディレイ、(普通の)リバーブに加え、オクターバーとスプリングリバーブが追加されています。
とまあ、これらをいろいろ組み合わせると、本当にさまざまなサウンドが出せてしまうので、自宅ではエフェクターを使わず、これで「それっぽい」音を作って、演奏の練習に集中するというのが良いのではないでしょうか。
他の多機能アンプと比較したときの弱点はというと、「チューナーがないこと(そのかわり音叉がついてます。これはこれで個性的ですよね)」「メトロノームがないこと」などが上げられますが、一方で「小ささ」に着目してアンプを検討する場合、サイズと音に関しては他のアンプより一枚上を行っている印象です。
あと、デザイン的に「CUBE」と大きく書いてある点については、賛否が分かれるところかもしれませんね。
まとめ…小型アンプの正統進化モデル
総合的に見ると、大人気商品だった前作を、見事なまでに正統進化させた今回のモデル。最近は多機能アンプの進化が著しいので、機能面で見ると見劣りするところがあるのかもしれませんが、家庭用の小型アンプを探している場合、「サイズ」「音」に着目すると、それでもなお、有力候補の一角になると思います。
ギターがうまくなる最大のポイントは、「いかにギターに触っている時間を増やすか」。そういう視点で見たとき、「どこでも、気軽に、いい音で」ギターを練習できるこのMicroCube GXは、かなり使える一品になるんじゃないかなあ…と思っています。
自宅練習用ギターアンプは本当に奥が深いので、また他商品のレビューをしながら、いろいろと考察してみたいと思います。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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