本日は、ローランドのCUBE Lite(キューブライト)についてレビューしてみようと思います。
- ギターアンプとして使えるスピーカーを探している
- 省スペースでサブウーファー付きのスピーカーが欲しい
- 2万円以内の多機能でコンパクトなギターアンプが必要
もくじ
基本的には省スペースなギターアンプ
ローランドのキューブシリーズといえば、ギターアンプやベースアンプで、今やすっかりおなじみになったところかと思います。
で、この「CUBE Lite」も、ギターアンプのカテゴリーに位置づけられています。そして、「Lite」の名が表すとおり、基本的には省スペース系の、コンパクトなギターアンプです。
幅250mm×奥行き147mm×高さ135mmは、もはや机の上に置いても違和感がないほどのサイズ。Cubeシリーズのコンパクトアンプといえば、他にMicroCube GXがありますが、コンパクトさはそれ以上と言って良いでしょう。
ギターアンプとしての機能は控えめ…?
このサイズの中に、3つのCOSMアンプが搭載されています。
- JC CLEAN:おなじみJC-120のモデリング。
- CRUNCH:クランチサウンド。そのまんまですね。
- EXTREME:ハイゲインサウンド。
といった具合。ポイントはしっかり押さえてきていますが、最近のモデリングアンプとしては少し物足りなさを感じるかもしれません。
で、コントロール面については、トレブルとベースの2つのみ、エフェクトはコーラスとリバーブを1つのつまみにセットにしている形(つまり、同時がけができません)。
全体的に見ると、ギターアンプとしての機能は、少し物足りないかな、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
サブウーファー付き2.1chスピーカーが絶品
でも、そこでこのCUBE Liteを過小評価するのは、ちょっと早いんです。
このCUBE Lite、特筆すべきはギターアンプとしての機能ではなく、音を鳴らすスピーカー部分。
なんとこのサイズにして、サブウーファーを搭載し、2.1chのステレオサウンドを鳴らすことができます。サブウーファーはアンプ下部に備えられており、ここから低音を鳴らすことができます。
ですので、低音と高音がしっかり分離して、迫力がありながらも、非常にすっきりと聞きやすいサウンドを鳴らすことができるのです。しかも、このコンパクトサイズで。
そして、2.1chステレオサウンドということは、内蔵エフェクトのコーラスも、JC-120と同様のステレオコーラスが実現できるということなんですね。
そう、Cube Liteの存在価値は、この2.1chスピーカーにあるのだと思います。
普通のモニタースピーカーとしても使える
そしてこのCube Lite、このように高品質な2.1chステレオスピーカーがついておりますので、ギターアンプのみならず、普通のスピーカーとしても使えてしまう汎用性の高さがあります。
パソコンのそばに置いておいて、ギターアンプ兼パソコンのモニタースピーカーとして使う、なんていう使い方が想定されるでしょうか。
省スペースで多機能なので、部屋の中をスッキリさせる上で、このCube Liteは非常に便利です。デザインもスタイリッシュですし、リビングや書斎にあっても、何の違和感もないですよね。
iPhone・iPadと連携できる「i-CUBE LINK」
また、このCube Liteには、iPhoneやiPadと連携する機能「i-CUBE LINK」というものがついています。
付属している4極ミニ・ケーブルをつかって、CUBE Liteのi-CUBE LINK端子とiPhone・iPadをつなぐと、iPhone・iPadのサウンドをCUBE Liteから鳴らすのみならず、ギターサウンドをiPhone・iPadに送って録音ができる…つまり、オーディオインターフェイスとして使えてしまう、ということなんです。
そして、この状態で活躍するRolandのアプリが「CUBE JAM」。ギターの録音から、センターキャンセル機能を使ったマイナスワントラックの再生や、演奏スピードの調整など、録音・練習の両面において非常に役立つアプリです。録音はこのCUBE Liteなどのような対応アンプが必要になりますが、練習アプリとして使うならCUBE Liteは不要で、誰でもダウンロードすれば使えてしまいます。これ、普通に便利ですよ。
ただ、ちょっと気になるのが、iPhone 7以降、ヘッドフォン端子が本体から省かれてしまっていること。
もちろん、例のLightning端子との変換コネクタを使えば問題なく使えるのですが、ほんの少し面倒ですね…。
まとめ…スピーカー面を重視して買うのがオススメ
このように、このCUBE Liteは、ギターアンプとしての性能はほどほどながら、スピーカー面に力を入れており、それゆえ、ギターアンプを超えた使い方ができるという点において、非常に魅力的な一品です。
そんなCUBE Lite、実売価格は16,000~17,000円くらい。比較的お値頃なところではないでしょうか。
ちなみに、同様の使い方ができる商品として、THR10があります。こちらはギターアンプとしての性能はCUBE Liteを大きく上回ってきますが、サイズも価格も一回り大きいです。(価格は約3万円が相場)

また、Rolandのブランド、BOSSからリリースされているKatana-Miniは、コンパクトなギターアンプという点で共通し、ギターアンプとしてのサウンドはこちらが勝りますが、スピーカーとしての使い勝手は圧倒的にCUBE Liteが勝ります。

要は、「ギターアンプとしても使えるコンパクトなスピーカー」という探し方をすれば、おそらくこのCUBE Lite一択かな、と思います。
コンパクトギターアンプ業界、なかなか奥が深いですね。さまざまな商品が、微妙な仕様の違いで、それぞれの居場所を作っている…。
どんどん、ギターアンプのレビュー、続けていきたいと思います。お楽しみに!
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