ベース

【レビュー】AtelierZ M#245 アトリエZの代表作はヘヴィなハイファイベース!

本日は、アトリエZの代表的なベース、M#245についてレビューしようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. アトリエZの代表的なベースについて知りたい
  2. M#245のスペックについて調べている
  3. M#245のプレイアビリティ…特にスラップ時の弾き心地を知りたい
  4. M#245のサウンド面における特徴を教えてほしい
  5. M#245の弱点について知りたい
  6. とにかくスラップがしやすく、サウンドが映えるベースを探している

アトリエZといえば…このモデル!

国産ハイエンドベースは数あれど、その中でも特に知名度が高いのが、アトリエZ。とりわけ、このM#245は、70年代ジャズベースをモチーフとしつつも、非常にハイファイなサウンドと見た目の美しさで、非常に人気があるモデルです。ちなみにこのM#245は、もともとはベーシストである、故・青木智仁氏のシグネチャーモデルだったのですが、いまやアトリエZそのものを代表するモデルになっています。

カラーリングもいろいろあるのですが、圧倒的に人気があるのが、冒頭のリンク先にもある、ナチュラルカラー。マーカス・ミラーがこのタイプを愛用していたためか、70年代ジャズベといえばコレ、みたいなところがありますよね。

ボディはアッシュ…肩への重みも低音もずっしりと

さて、まずはハードウェアの特徴を見ていきましょう。

最初にボディなのですが、ここはホワイトアッシュが用いられています。それも、「ミッドウェイト以上」のものを。

このような素材ですので、とにかくこのベース、重いんです。一般的なアルダーボディのジャズベースと比べると、肩に「ずしっ」と来ます。でも、それは、「ベースの低音は、まずはボディで作り出す」とでも言うような、このM#245の哲学がここに込められているからのような気がいたします。

ネックはメイプル1ピース。ここも、サウンドにかなり効いている印象です。

バルトリーニのプリアンプとオリジナルPUの組み合わせ

そして、ピックアップは、アトリエZのJBZ-4というピックアップが搭載されています。基本的にはヴィンテージ指向なのですが、とにかくローノイズで扱いやすいです。

で、そのピックアップの特性をさらに活かすのが、バルトリーニのXTCTというプリアンプ。このプリアンプとピックアップの組み合わせで、あの、おなじみのハイファイサウンドが作り出されている、というわけなのです。

ちなみに、プリアンプをオフにして、パッシブベースとして使うことも出来ます。こちらはこちらで、70年代ヴィンテージ寄りの雰囲気を楽しむことができます。

とってもハイファイなサウンド…スラップにピッタリ

さて、気になるサウンドですが…


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非常にハイファイで抜けが良く、弾いていて、そして聞いていて気持ちのいいベースです。低音も高音も、しっかり出ていますね。

やはりこのベース、フュージョンなどで多々使われている印象があり、実際にスラップを多用する人が多いイメージがあります。弦高も低いので、かなりスラップはやりやすいのではないかな、と思います。

一方で、指弾きでも、上品な中にパワーあるサウンドを出すことができますので、そちらも私は大変好みです。

とはいえ、このベースを持つと、やっぱりスラップをやりたくなってしまいますよね。

ピックガードと弦高のおかげでスラップがやりやすい!

そうそう、ナチュラルカラーのM#245を象徴する、あの透明なピックガード。これ、一般的なフェンダーのベースと比べて明らかに分厚くなっています。また、弦高も初期状態から比較的低めにセットされているのも、このベースの特徴。

これが何を生み出すかというと、圧倒的なスラップのしやすさ。弦高が低いのでサムピングも鳴らしやすいですし、弦と本体との間が狭いのでプルの指も必要にして十分な分だけがしっかりと入ってくれます。

このプレイアビリティの良さは、ヴィンテージ系のベースではなかなか味わえません。大変、魅力的です。

価格は26~27万円…ハイエンド系ではお値頃か

さて、このアトリエZのM#245、気になるお値段の方は、おおむね26~27万円くらいが相場。国産ハイエンド系としては、決して高くないところかと思います。

ちなみに、これくらいの価格だと、フェンダーUSAのアメリカン・オリジナル(旧アメリカン・ヴィンテージ)やアメリカン・ウルトラあたりが視野に入ってきます。アメリカン・オリジナルは方向性が結構違うので気にしなくて良いかと思いますが、アメリカン・ウルトラとはひょっとすると迷う人がいるかもしれません。

個人的には、このアトリエZの方が、ヴィンテージの色を残しながら現代的になっている印象ですね。逆に、フェンダーのアメリカン・ウルトラの方が、徹底的に現代的な仕様に振っている印象があります。

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このベースの重さと、どう向き合うか

このベースの弱点…というか、気になるところは、やはり重さかなあ、と思います。

実は私も、このM#245を使っていたことがあり、サウンド面では大変気に入っていたのですが、いかんせん重さに耐えきれず、30~40分のライブの後半でスタミナ切れを起こす、という、かっこ悪いことがしばしばありました。

このあたりは、使用者の方の体格やスタミナに左右されるところもあり、一般化は難しいのですが、それでもあえて言えば、女性の方や細身・小柄な方には、結構厳しいベースかもしれません。

とはいえ、この重さがあってこその、このサウンド。

このサウンドを奏でるためなら、重さにだって、きっと耐えられるはず…と言いたいところですが、精神論で頑張れる範囲には限りがあります。このベースをライブなどで弾きこなすために、筋トレやスタミナ強化に取り組む…そんな手も、あるのかもしれません。

伝統的な70年代ジャズベースへのリスペクトを感じさせつつも、サウンド、重さなどで独特の世界観を醸し出している、アトリエZのM#245。ぜひ、多くの人に、弾きこなしていただきたいなあ、と思います。

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