セイモア・ダンカンといえば、リプレイスメントピックアップ業界の中でも、一、二を争う著名なメーカーです。
ギターだと、ストラト向けシングルコイルからハムバッカー、さらにはP-90タイプなども幅広く揃えており、ベース向けでもさまざまなピックアップを販売しています。
それらのクオリティはいずれも高く、まさに「ピックアップの総合商社」と言って良いような超強力なラインナップです。
本日は、そんなセイモア・ダンカンのピックアップから、レギュラーラインナップにおけるストラト向けのものについて、網羅的にご紹介しようと思います。
- セイモア・ダンカンのストラト向けピックアップについて調べている
- SSL-1、SSL-3、SSL-5の比較をしたい
- セイモア・ダンカンのピックアップの組み合わせを考えたい
もくじ
ダンカンのピックアップの概要
セイモア・ダンカンは先述のように、ギター・ベースにおいてさまざまなピックアップを数多く揃えております。
レギュラーラインナップのほか、「Antiquity」と呼ばれる、ヴィンテージサウンドの再現に徹底的にこだわった上位のラインナップまで揃えており、またアーティストのシグネチャーモデルもリリースされているなど、ピックアップのラインナップを見ているだけで、目移りしてしまうほど。
また、レギュラーラインナップであれば、1つ8,000円前後と比較的価格もお手頃な上、輸入代理店をESPが務めている関係上、ESP系列の楽器店では現物をその場で取り付けてもらえるなど、ハードルが高くなりがちなピックアップ交換を気軽に行えるのも、ダンカンPUの魅力だと言えるでしょう。
ヴィンテージ指向でオールラウンドなSSL-1
さて、ここからはストラト向けピックアップについて、具体的に見ていきます。今回はまずレギュラーラインナップからということで、SSL-1のご紹介。
SSL-1については、既に過去にレビュー記事を書かせていただいておりますが、改めておさらいを。
SSL-1については、ダンカンのストラト向けピックアップの中で、もっともローパワーなモデルという位置づけにあります。そのため、ヴィンテージ系のサウンドを指向したときに、真っ先に候補になるピックアップだと言えるでしょう。
また、そのクセのない素直なサウンドは、マルチエフェクターやギタープロセッサーなどでサウンドを作り込む最近のギタリストさんにとって、「加工の素材」としても非常に扱いやすいところ。
ストラトらしさをしっかりと全面に出しつつ、扱いやすいサウンドに仕上げ、そして抜群のコストパフォーマンスで販売されているこのSSL-1は、ダンカンPU屈指の名作だと言っても過言ではありません。
ノイズ上等!ストラトでパワフルなサウンドを出すならSSL-3
そして、先ほどのSSL-1とは違い、パワフルで個性的なサウンドが印象的なのが、SSL-3。こちらも、過去にレビュー記事を書かせていただいております。
こちらは、ストラトらしさは残しつつ、そこにパワーを付与して、暴れる系のサウンドを実現したピックアップということになります。サウンドの方向性はSSL-1と一緒なのですが、とにかくそのパワフルなサウンドは、ハマる人にはハマる、非常に面白いピックアップです。
ただし、そのパワーと引き換えに、ノイズが乗りやすいのはご愛敬。とはいえ、このノイズも含めてSSL-3のサウンドを作り出している要素でもあり、そこも含めて愛してあげるのが、SSL-3との付き合い方かなあ、と思います。
ヴィンテージ指向の中でパワーを求めるならSSL-5
そして、このSSL-1とSSL-3のちょうど中間くらいの立ち位置にいるのが、SSL-5。例によって、こちらも過去にレビュー記事を書かせていただいております。
番号が大きくなっているので、パワーもその順番で大きくなっているのかなあ…と思いきや、そうではなく、むしろパワーについてはSSL-5よりも低めで、SSL-1とSSL-3の中間くらい、といったところです。
そのため、SSL-3だとノイズが気になる…という人にとっては、このSSL-5くらいがちょうど良かったりします。
また、SSL-5は、サウンドに丸みを帯びているのも大きな特徴。そのため、フロントPUとして活用すると、かなり甘いサウンドを作り出すことができたりもするのです。
3シングルのストラト…これらを、どう組み合わせる?
と、ここまで、ダンカンのストラト向けピックアップを3種類、ご紹介させていただきました。
サウンドの方向性は概ね一緒なのですが、細部に違いを持たせたこれら3機種。これらをどう組み合わせるかで、手持ちのストラトの方向性は大きく変わってきます。
以下、いくつかオススメの組み合わせパターンをご紹介しましょう。
フロント:SSL-1、センター:SSL-1、リア:SSL-3
SSL-3のハイパワーを活かしつつ、ストラトらしい穏やかなサウンドも楽しみたいときには、これ。
フロントやセンターにローパワーのSSL-1を載せつつ、リアにSSL-3を載せて、曲の雰囲気や求めるサウンドに合わせて切り替えていく、というスタイルです。
強く歪ませてリフを弾くときなどは、リアのSSL-3が大活躍し、穏やかなアルペジオやエモーショナルなギターソロのときには、フロントのSSL-1が良い仕事をする…といったところです。
フロント:SSL-1、センター:SSL-5、リア:SSL-5
こちらは基本的な考え方は先ほどと同じなのですが、リアにSSL-5を導入して、ある程度のパワーを期待しつつも、ノイズを控えめにした扱いやすいサウンドを求めています。
また、センターも同じSSL-5にすることによって、リアとセンターのハーフトーンを同じパワーバランスで鳴らし、より整った鈴鳴りサウンドを作り出すことを期待しているものです。
フロント:SSL-5、センター:SSL-1、リア:SSL-3
少し変わり種の組み合わせがこれ。
フロントに、サウンドの甘さに定評のあるSSL-5を使い、リアにはハイパワーなSSL-3を採用。これにより、フロントとリアとで、まるでジキルとハイドのような二面性を持たせることが可能になるのです。
とはいえ、基本的なサウンドの方向性は同じなので、サウンド全体が破綻することがないのも、この組み合わせの大きな特徴だと言えるでしょう。
【まとめ】コスパに優れた良質なPU!気軽に新たな音を試そう
このように、今回、セイモア・ダンカンのストラト向けピックアップについて、網羅的にご紹介させていただきました。
このSSL-1、SSL-3、SSL-5の3つのピックアップは、ストラトらしさを活かしつつ、そこにダンカンならではの味付けをほんのり施すとともに、各ピックアップに微妙な差異を設けることで、ストラトのギターサウンドのバリエーションを広げることに成功しています。
また、これらのピックアップは、コスパも抜群で、気軽に導入を検討することが可能です。
手持ちのストラトに、どこか物足りなさを感じるとき。そんなときは、まずはダンカンのレギュラーピックアップを導入して、サウンドの変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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