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フェンダージャパンの当たり年そしてUSAフェンダーの違いを解説

当ブログでは、エレキギター・エレキベース業界における、ある種の「標準」であり、そして最大手でもあるフェンダーのギター・ベースについて、たくさんのレビュー記事を書いています。

フェンダーの楽器については、生産国が「USA(アメリカ)製」、「日本製」、「メキシコ製」の3つに分かれており、そうした要素も含めて複雑なラインナップが形成されています。

で、多くのプレイヤーが思う素朴な疑問が

USA製と日本製、結局値段以外に何が違うの?

というお話。今回、これについて考えてみようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. 日本製フェンダーとUSA製フェンダーの何が違うのか知りたい
  2. フェンダージャパンとフェンダーUSAにサウンドの違いがあるのかを知りたい
  3. 生産国ごとのサウンドの違いはどこに起因しているのかを知りたい
  4. メキシコ製フェンダーのサウンドは日本とUSAのどちらに近いのか、教えてほしい
  5. 日本製フェンダーのサウンドをUSA製に近づけるにはどうすればいいのか知りたい

フェンダーのラインナップをおさらい

今回の議論を始める前に、まずはフェンダーの現行ラインナップを、改めて見ていきます。

  • Player:メキシコ製の標準的なモデル
  • Player Plus:メキシコ系のモダンなモデル
  • Vintera:メキシコ製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • Road Worn:レリック加工が施されたメキシコ製の上位モデル
  • Made in Japan Traditional:日本製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • Made in Japan Hybrid II:日本製の、ヴィンテージとモダンの融合
  • Made in Japan Modern:日本製の、超モダンなモデル
  • Made in Japan Heritage:日本製の、本格的にヴィンテージを再現したモデル
  • American Performer:USA製ながら廉価で買いやすいモデル
  • American Professional II:USA製の、もっとも標準的なモデル
  • American Original:USA製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
  • American Ultra:USA製の、超モダンなモデル

当ブログでもしばしば登場する上記の表、生産国ごとに並べておりまして、これを見ると、生産国ごとに、「ヴィンテージ系」「モダン系」「中間系」が概ね揃っていることが分かります。

かとうたかこ
かとうたかこ
メキシコ製に「Player Plus」が加わったことで、ラインナップの穴が完全に埋まったような感じですね。
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フェンダージャパンの当たり年って?

フェンダージャパンの当たり年は1982年~1997年のフジゲン時代が一番人気といわれています。次に人気があるのは、2007年から2015年頃のMade in Japan時代です。逆に不人気なのは1997~2008年頃のCrafted in Japan時代。JVシリアルが特に人気があり市場価格が高いのは1982~1984年になります。

サウンドを聞き比べると…日本製は「薄膜がかかったような音」?

さて、フェンダーのこれらのギター・ベース、生産国ごとに聞き比べてみると、どんな感じになるんでしょうか。

なかなか、定性的に表現するのが難しいですが、日本製フェンダー(フェンダージャパン)の楽器が奏でるサウンドは、どことなく薄膜がかかったというか、USA製フェンダーやメキシコ製フェンダーで感じられるような、フェンダー特有の音の明るさ、生々しさが少し薄いように感じます。

この「薄膜がかかったような感じ」は、リスナーとして聞くよりも、プレイヤーとして実際に弾いている時の方が、ニュアンスとしては強く感じられるかもしれません。

ただし、これも「よく聞けば」のレベルであって、フェンダーの目指すサウンドの方向性と全く異なる…というわけではないところが、また難しいところです。

特にジャズマスターはサウンドが大きく違う…

この、USA製と日本製のサウンドの違いが、もっとも大きく表れているのが、ジャズマスターです。

USA製のジャズマスターは、中域を中心に、かなり音が派手で、フェンダー特有の生々しい乾いたサウンドというのが強く出ているのですが、一方で日本製の方は、サウンドの線が少し細い上、音像が引っ込んだ、まさに薄膜がかかったような音になっています。

ジャズマスターの場合、USA製フェンダーと日本製フェンダーでは全く違う楽器なのではないか…と思うくらいサウンドの傾向が違うと、個人的には思っています。

サウンドの違いは…スペックだけが原因か?

この、サウンドの違いは、一体どこから生じるのでしょうか。

最近の標準的なグレードの日本製フェンダーでは、ボディ材にバスウッドが使われていることが多く、アルダーボディを採用しているUSA製フェンダーとは、スペックに違いがあります。

また、塗装を見てみると、日本製フェンダーの多くではポリエステルとなっている一方で、特にヴィンテージ系のUSA製フェンダーでは、当時と同様のラッカー塗装が採用されているパターンも多いです。

ただ、果たして、このサウンドの違いは、スペックだけが原因なのでしょうか。

たとえば、最近の日本製フェンダーのヴィンテージ系上位グレードであるMade in Japan Heritageシリーズにおける60年代仕様のギター・ベースは、アルダーボディでラッカー塗装と、スペック面ではかなりUSA製に近づいているのですが、それでも日本製特有のサウンドのクセは、わずかに残っていたりします

なので、単純にカタログスペックだけではないのでは…というふうに思ってしまうわけなのです。

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むしろメキシコ製の方がサウンドはUSAに近い

ところで、日本製フェンダーと、価格面で比較的競合しているのが、同じフェンダーのメキシコ製。一昔前は、フェンダーメキシコ、と呼ばれていたものですね。

こちらは、メキシコ製ということで価格は比較的抑えられているのですが、やはり同じアメリカ大陸の中にあるためか、サウンドについてはかなりUSA製に近い印象を受けます。

少なくとも、日本製と比べてみたときに受ける感じは、USAと比べてみたときのそれに、かなり近いですね。

日本製は電装系を変えるとサウンドが大きく化ける

しかしながら、そんなふうに、どことなくパンチ力に欠くような印象を受ける日本製フェンダーですが、ピックアップを換えてみると、これだけで結構大きくサウンドが変わります

たとえば、純正ピックアップをフェンダーカスタムショップのものに変えたり、あるいはセイモア・ダンカンのAntiquityに換えたりすると、サウンドに一気に張りが出て、かなり音の雰囲気を変えることができたりします。

【まとめ1】「らしさ」にこだわるならUSA製!予算面で厳しければメキシコ製を

このように、フェンダーらしいサウンドというのは、やはり本家本元であるUSA製が一番しっかりと出ています。

この点、日本製フェンダーの方はというと、フェンダーらしいサウンドの方向性というのはしっかりと踏襲している一方で、どこか薄膜がかかったかのような、抜けてこないサウンドになっていたり、あるいはジャズマスターの場合、サウンドの線が細いように感じられたりします。

日本製フェンダーに感じる違和感」の正体は、このあたりではないかな、と個人的には思っています。

なので、フェンダーらしいサウンドが欲しければ、USA製を買うのが一番…ということになるのですが、一方でやはり予算面の制約がある人が多いのも事実。

そういった方の場合、同じ海外製であるメキシコ製のものを買う方が、まだUSA製に近いサウンドが得られると思います。

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特に、上級グレードのRoad Wornシリーズは、USA製に肉薄していると言っても過言ではないでしょう。

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【まとめ2】日本製は改造の素材としてピッタリ!

とはいえ、日本製フェンダーがフェンダーらしさがないギターかというと、決してそんなことはありません。

なんと言っても、今の日本製フェンダーは、フェンダーが日本に拠点を設けて製作している楽器なわけですから、これだって、立派なフェンダーの仲間です。

サウンド面においてはUSA製やメキシコ製と少し違う印象があるかもしれませんが、一方で日本製フェンダーの作りのきめ細かさは、少なくともメキシコ製の比ではありませんし、同価格帯の他メーカーのギターよりも、一枚も二枚も上を行っていると感じます。

かとうたかこ
かとうたかこ
ちなみに、あまりオフィシャルに書かれた書き物はありませんが、日本製フェンダーは、長野県にある楽器製造会社・ダイナ楽器で製作されています。

だからこそ、初心者の方の「最初の1本」としては、日本製フェンダーが強く勧められる…ってわけなのです。

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そして、その作りの良さを最大限に活かすための手段が、「改造の素材」にすること。とはいえ、「改造」といっても、ド派手に手を入れたりするのではなく、電装系を少しアレンジしたり、ピックアップを換えたり…とか、そんなレベルで全然大丈夫。

日本製フェンダー特有のサウンドのクセは、ピックアップをはじめとした電装系に起因すると思われるので、このあたりを少し手入れしてあげるだけで、かなりサウンドがUSA製に近づいてくると感じます。

なので、その方向性で行くなら、オススメなのはフェンダー・カスタムショップ製のピックアップを導入していくこと。

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日本製フェンダーには、日本製フェンダーの良さがあります。その良さを活かせるように、上手にこのギターを活用していきたいところですね。

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