本日は、日本製フェンダーのMade in Japan Heritageシリーズから、50年代プレシジョンベースを再現した「Fender Made in Japan Heritage 50s Precision Bass」についてご紹介しようと思います。
- 日本製フェンダー・Heritageシリーズの50年代プレベについて、評価・口コミを知りたい
- 50年代プレベの上質なリイシューモデルが欲しい
- 明るいサウンドのプレベをお手頃価格で手にしたい
- アメリカン・オリジナルとHeritageシリーズで50年代プレベを比較検討したい
もくじ
日本製フェンダーのフラッグシップ・Heritageシリーズ
最近のフェンダーのラインナップは非常に多岐にわたっているので、フェンダーの楽器を紹介するときは、まずはその位置づけを確認することが大事です。
今回ご紹介するフェンダーのMade in Japan Heritage 50s Precision Bassですが、フェンダーのラインナップの位置づけとしては、「日本製」の「ヴィンテージ楽器を再現した上位モデル」という形になります。
なお、現在のフェンダーのラインナップは、おおむね
- 生産国(USA、日本、メキシコ)
- モデルの方向性(ヴィンテージ、標準、モダン)
この2つを縦横にしたマトリックスで整理できるようなイメージになっています。これを網羅的に整理すると、だいたいこのような感じです。
- Player:メキシコ製の標準的なモデル
- Player Plus:メキシコ系のモダンなモデル
- Vintera:メキシコ製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
- Road Worn:レリック加工が施されたメキシコ製の上位モデル
- Made in Japan Traditional:日本製の、ヴィンテージ系を意識したモデル
- Made in Japan Hybrid II:日本製の、ヴィンテージとモダンの融合
- Made in Japan Modern:日本製の、超モダンなモデル
- Made in Japan Heritage:日本製の、ヴィンテージを再現した上位モデル
- American Performer:USA製ながら廉価で買いやすいモデル
- American Professional II:USA製の、もっとも標準的なモデル
- American Original:USA製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
- American Ultra:USA製の、超モダンなモデル
非常にラインナップが幅広いので、どこを見ればいいのか目移りしてしまいそうになりますが、まずは「生産国」と「モデルの方向性」をしっかり見定めることが大事です。
50年代プレベを徹底再現!
そんなわけで、このフェンダーのMade in Japan Heritage 50s Precision Bassについて、改めて見ていきます。
このベース、要は50年代プレベの再現ということになるわけなのですが、50年代プレベの特徴といえば、おおむね次のようなところかと思います。
- アルダーボディ
- メイプル1ピースネック
- アノダイズドピックガード
- 2トーンサンバースト
- 太めのネック
こういった、50年代プレベの特徴を、余すことなく再現しているのが、このMade in Japan Heritageシリーズの50年代プレベです。
ということで、そのスペックを具体的にみていきましょう。
まず、木材系ですが、ボディはアルダー、ネックはメイプル1ピースネック。そして、その塗装はラッカーフィニッシュとされており、木の鳴りが活きるような仕上がりになっています。
そして、ルックスに大きな影響を与えるピックガードは、金色のアノダイズドピックガード。ノイズを軽減するような効果もあり、実用面でのメリットもあります。
そして、ネックシェイプは、7.25インチ・ラジアスで、分厚いCシェイプ。20本のビンテージ・スタイル・フレットが打ち込まれており、トラディショナルなプレベならではの無骨さが、まさにそのまま再現されています。
なお、USA製で同コンセプトを実現しているAmerican Originalシリーズにおいては、プレイアビリティを重視して、指板ラジアスが9.5インチと、フラットめに作ってあるので、単純な再現度だけでいうと、日本製フェンダーの方が上回っていると言えそうです。
50年代プレベらしい明るいサウンドが光る
さて、日本製フェンダーのHeritageシリーズ・50年代プレベ。再現度の方はよく分かりましたが、サウンドの方はどうでしょうか。
50年代プレベの特徴である「いなたいながらも明るさのあるサウンド」というものが、しっかりと味わえる感じがします。
個人的にはこのサウンド、指弾きが非常に合う感じがします。とりわけ、16分音符を多めに並べるようなプレイスタイルのベーシストさんには、指弾きで丁寧に鳴らすこのベースの音、ピッタリではないでしょうか。
プレベというと、やはり巷では60年代のアルダーボディ+ローズウッド指板で暖かいサウンドを奏でるイメージの方が強いように思いますが、個人的には適度な明るさがあって、バンドサウンドの中に混ぜたときに音が抜けてきやすい50年代プレベの方が好みだったりします。
また、ラッカー塗装の上質な雰囲気は、弾き手に「もっと弾いて」と訴えかけてくるような感じを醸し出してきます。この仕上げの上質さは、他の日本製フェンダーとは明らかに一線を画す感じですね。
一方で、サウンドの細かいところに意識を向けると、日本製フェンダー特有の「少し膜のかかったようなサウンド」というのは、どうしても少し感じられるのも事実。

とはいえ、一方で楽器全体のクオリティは非常に高いので、その点を過度に気にして選択肢から外すのはもったいないと思います。50年代プレベの雰囲気は十分すぎるくらい出ていますし、むしろ再現度だけならレギュラーラインナップの中ではトップクラスですからね。
価格は16万円台…American Originalの50年代プレベと比較してどうか
そんなフェンダーのMade in Japan Heritageシリーズから出ている50年代プレシジョンベース、お値段の方なのですが、おおむね16万円台が相場です。
もしこの値段より安く出ていれば、かなりお買い得ですね。
日本製フェンダーのTraditionalシリーズが10万円前後であることからしてみると、若干高く見えてしまうのですが、日本製フェンダーのHeritageシリーズでは
- ボディがアルダー(Traditionalはバスウッド)
- 塗装がラッカー
- 全体的にクオリティの高い仕上げ
といった点において違いがあり、この点を踏まえると、それほどの割高さを感じないというか、むしろ適正価格なのではと思うほど。
逆に、USA製で同様にヴィンテージ指向を求めるAmerican Originalシリーズだと、スペック的にはおおむね同じである一方、価格が26万円前後にまで来てしまいますので、そう考えると逆に割安な印象を覚えてしまいます。
【まとめ】徹底した50年代プレベの再現!日本製ならではの高品質も好印象!
このように、今回ご紹介したフェンダーのMade in Japan Heritageシリーズからリリースされている50年代プレシジョンベースについては、ある意味において現行のUSA製をも凌駕するほど50年代プレベ再現にこだわり、究極に仕上げられた日本製フェンダーの一品です。
またそのサウンドは、50年代プレベらしい、いなたさの中に明るさを持つ、とても扱いやすいサウンドで、さまざまな音楽ジャンルに持ち込んでいけそうな、意外とも言えるオールラウンドさも兼ね備えています。
日本製フェンダーの中では価格は高い方になりますが、それだけの価値は間違いなくある一本。プレベを検討中の方には、ぜひお試しいただきたい、とても魅力的なベースなのです。



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