ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

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【レビュー】Fender SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTER…フジファブリック・山内モデル

本日は、日本製フェンダーとしてリリースされている、フジファブリックの山内総一郎モデルFender SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTERについて、ご紹介しようと思います。 

フジファブリック・山内総一郎モデルのギターとは

フジファブリックの山内総一郎さんといえば、エモーショナルなボーカルと確かなギタープレイで、フジファブリックの顔になっている名ミュージシャン。

 

もともと山内さんは、フジファブリックのギタリストだったのですが、ボーカルの志村正彦さんがまさかの急逝。これ以降は、山内さんがギターボーカルとして活動をしています。

 

さて、この山内さん、フェンダーのストラトをこよなく愛していることで知られており、始めて買ったギターもフェンダージャパンのストラト。そして、今使っているのは、カスタムショップ製のオリジナルモデル。そう、あのフィエスタレッドのギターです。

 

で、そのカスタムショップのモデルを、一般的な価格で販売できるようにしたものが、今回、日本製フェンダーとしてリリースされている、山内モデルということになります。

 

オリジナリティあふれるストラト

この山内モデル、一見すると、普通のストラトなのですが、細部はオリジナリティにあふれています

 

まず、ボディはバスウッド。一般的には価格を抑えるための材、というイメージがありますが、個人的には軽くて素直な音が鳴るので、実は結構好印象があります。

 

次にネックですが、これが結構太め。薄型ネックのギターは言うに及ばず、一般的なストラトから持ち替えても「おっ」となるこの太さ。一見、戸惑ってしまいますが、実はこれ、すごく握りやすくて、弾きやすいんです。これはぜひ、現物で確認いただきたいところですね。

 

ちなみに、太さ以外のところを見ると、メイプルネックにローズウッド指板ですので、このあたりは一般的な60年代ストラトと同様のつくりですね。

 

なお、塗装は日本製フェンダーのHybridシリーズと同様のサテンフィニッシュ。手触りも気持ちよくて、弾きやすいです。

 

ピックアップはカスタムショップ製!

次にピックアップなのですが、ここが注目どころ。カスタムショップのFAT '50sが搭載されています。この価格帯の日本製フェンダーで、カスタムショップのピックアップが載っているというのは、非常に貴重です。

 

ちなみに、ピックアップ以外の電装系も、USAのパーツが採用されており、全体的にかなりの本格感がただよっています。

 

弾いてみると…すごく心地よくて面白い

そんなわけですので、このギター、アンプにつないで音出しすると…「えっ、すげえ!」というのが第一印象。とにかくパワフルで、なのに繊細で、非常に弾いていて、心地よく、そして面白いギターです。

 

主にネックの太さのおかげで、おそらく、一般的なストラトとは、だいぶ違った感じのフィーリングになり、そしてサウンド面は、カスタムショップのFAT '50sのおかげで、だいぶ上質な雰囲気を感じられる…。

 

あと、バスウッドボディのためか、ボディが比較的軽いです。そのため、ライブなどで動き回るタイプのギタリストさんは、非常に楽だと思います。軽さのトレードオフとなる「サウンド面の軽さ」も全く感じませんし、バスウッドの良いところだけが見事に引き出されている印象ですね。

 

これは、ホントにすごいギターです。

 

価格もお手軽な13万円台!

そして、こんなこだわりたっぷりのストラトキャスターが、価格はなんと約13万円で販売されているのが恐ろしいところ。

 

同じ日本製フェンダーだと、Hybridシリーズに少しお金を足すだけで、カスタムショップ製ピックアップの載ったストラトが手に入るわけですから、これは普通にお買い得。

 

フジファブリック・山内総一郎氏のこだわりがたくさん詰まったこのストラトは、ファンのみならず、一般的なストラトファン全般にオススメできます。

 

ぜひ多くの方に、このギターを手にしていただいて、そしてこの喜びを共有できればいいなあ、と思います。