本日は、Ibanezから発売されているギタースタンド、PT32についてレビューさせていただこうと思います。
折りたたみ式のギタースタンド
ギターやベースを使わないときに立てかけておくためのギタースタンド。
当然、自宅はもちろん、ライブハウスやスタジオなどには基本的に常備されているものですが、屋外でのイベントなど、バンドが常時出場することが想定されていない会場において、ギターの置き場がなくて困ってしまう…という経験、一度や二度はあるのではないでしょうか。
そういった局面において、役に立つのが、可搬性に優れた、折りたたみ式のギタースタンド。
今回紹介する、IbanezのPT32は、まさにそういった、折りたたみ式のスタンドです。
普段はコンパクト、使うときは簡単にオープン
このIbanezのPT32、最大の特徴は、とにかくコンパクトであること。
たたんでいるときのサイズ感は、本当にリレーのバトンか、それより短いくらいの感じです。ですので、一般的なソフトケースやギグバッグのポケットに、簡単に潜り込ませることができます。
そして、こんなに小さいサイズなのに、使うときには大きく開いて、それなりにしっかりした安定感で、ギターを支えてくれます。
オープンの仕方も、いちいち説明する必要もないほどに、ごくごくシンプルなもの。この気軽な使い勝手こそが、最大の魅力です。
そして、価格も驚きの1,000円台。「とりあえず購入」できる気軽さもまた、このスタンドの魅力だと言えるでしょう。
安定感はパーフェクトではないけど十分!
そして、このPT32。これだけコンパクトなので、「安定感は大丈夫かな…」と心配になるところですが、実際に使ってみた感じだと、少なくともストラトやレスポールのようなソリッドギターについては、それなりにしっかりと支えることができていいます。
「それなりに」というのは、やはりそこは、これだけのコンパクトさですので、本格的なギタースタンドに比べると少し弱いかな…と言う程度のニュアンス。基本的には、十分な安定感があると断言して差し支えないでしょう。
また、エレキベースについても、なんだかんだで支えることができます。こちらも、壁に立てかけておくくらいなら、こっちを使った方が良さそうです。
一方で、スタンドの厚みはそれほどではないので、アコースティックギターや箱物のギターについては、使って使えなくもないのですが、少し心配なところもあるかもしれません。このあたりのギターを愛用されている方は、本番に持ち出す前に、一度自宅等でチェックをされてからの方が無難かと思います。
【まとめ】イベント出演の多いギタリストはマストアイテム!
このように、このIbanezのPT32については、驚きのコンパクトさでありながら、それを感じさせない安定感により、持ち運び可能なギタースタンドとしては、圧倒的な商品力を持っていることが確認できました。
もちろん、ライブハウスやスタジオのような本格的な設備があるところでは、このアイテムはそれほどの出番があるわけではないのですが、やはり屋外ライブや公民館のステージなど、ギター関連の機材が常設ではない会場においては、こういうのが1本あると、安心感が全然違います。
さまざまなステージでの演奏機会があるギタリスト・ベーシストの方にとってはマストアイテムです。価格もめちゃくちゃ安いですので、ぜひ一本、この機に、お買い求めいただければと思います。
※なお、無許可の路上ライブは違法であり、本ブログはこれを批判的に論じる立場を取っています。便利なギタースタンドがあるからといっても、無許可の路上ライブを気軽に行うことは厳に慎むようにしていただければと思います。