本日は、XVIVEのワイヤレスシステム、XV-U2をご紹介します。
解放感抜群!低価格ワイヤレスの時代
ギターのワイヤレスシステムというと、一昔前は高嶺の花、という印象がありましたが、LINE6のRelayシリーズが2~3万円台でリリースしてきたこともあって、だいぶ買いやすくなりました。
と、そんな低価格化の中にあって、堂々の1万円台でリリースされてきたのが、このXV-U2です。
このXV-U2は、トランスミッター(発信器)とレシーバー(受信機)が同じ形をしており、トランスミッターをギターに、レシーバーをアンプ(またはそこにつながったエフェクター)に接続します。
これまで主流だったワイヤレスシステムは、トランスミッターには短いシールドが、そしてレシーバーにはACアダプターが必要だったため、それなりに荷物がかさばることが多かったのですが、このXV-U2はトランスミッターとレシーバー、どちらにもプラグがついていて、ギターやアンプ等に直差しできる上、バッテリーはMicroUSBの端子から充電することができるため、演奏時にACアダプターは不要。
そんなわけで、これまでのワイヤレス以上に解放感が大きいです。
そして、接続ができれば、チャンネルを合わせて、あとは音を出すだけという簡単設定。どのチャンネルになっているかは、LEDランプの点滅回数で判断します。少し分かりにくいかもしれませんが、それと引き換えに筐体がこれだけ小型化していますので、これは大いにアリですね。
ワイヤレスの音質も良好!
気になる音質ですが…かなり良好です。シールドと比べると少しハイファイですが、音作りの中で調整することができる範囲ですね。
距離は、カタログスペック上は30メートルまで離れることができます。相当大規模な会場でなければ、問題なく運用できるでしょう。少なくとも、一般的なリハスタやライブハウスでは、何の不自由も感じませんでした。
もし注意事項があるとすれば、トランスミッターをギターやベースに直差しするがゆえに、変形ギター等のだと、きちんと差せない場合があること。標準的なストラトやテレキャスやレスポール、ベースであればプレベやジャズベであれば問題なく使えますが、個性的なギターをお使いの場合はご注意ください。また、アクティブピックアップとの相性が悪い場合もあるようです。
BOSS WL-20との比較
なお、この商品のライバル機種として、BOSSのWL-20が想定されます。
BOSSのWL-20とXVIVEのXV-U2を比較すると、
- 価格面においてはXV-U2が勝る
- ブランドイメージとケーブル・トーン・シミュレーション(シールドの音質変化を再現)の点でWL-20が勝る
- その他のおおまかな使い勝手はほぼ同等
といった印象があります。
一時、BOSSのWL-20は品薄で、入手困難となっている状況にありましたので、その代替的にXV-U2を手にされた方もいるようですが、価格面での強みもあって、「こちらで十分じゃん」と満足されている方もいらっしゃるようですね。
まとめ
この価格であれば、ライブ用のみならず、自宅用としても使えてしまいます。自宅で自由に動き回りながらギターを弾けるの、かなり快適です。実はワイヤレスって、むしろ自宅で使った方がいいのでは…と思ってしまうほどでした。
ぜひぜひ一度、お試し下さいませ♪