ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

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【レビュー】Ibanez SR505 弾きやすさ最強の5弦ベース。

本日は、ベース本体のレビュー、Ibanez(アイバニーズ)のSR505についてお話ししようと思います。

 

 

Ibanez、SRの概要

Ibanezといえば、とにかく弾きやすい楽器を作っているというイメージがありますね。そして、信頼の日本メーカー。フェンダーやギブソン、PRSなどといった海外メーカーがギター業界の中心にある中、国産メーカーの代表格の1つが、このIbanezといえるかと思います。

 

そんなIbanezが作っているベースの中でも、とりわけ人気があり、事実上定番化しているのが、SRシリーズ。

 

SRシリーズには、SR300、SR400EQM、SR500、SR670と、大きく4つのグレードがあり、3桁数字の末尾が「5」「6」となると、それぞれ5弦ベース、6弦ベースを表します。(「0」はスタンダードな4弦ベースです)

 

今回紹介する、SR505は、上から2番目のグレードの5弦ベース、という位置づけになります。

 

カタログスペックを見てみよう

さて、まずはカタログから見えるスペックですが、SRシリーズ全体の共通点として、まず「3次元アーチド・ボディ」というのがあります。これは、身体との一体感を高めるための独自の設計となっており、フェンダー等のトラディショナルなベースとは、設計思想が異なります。ボディの小柄さも相まって、非常に持ちやすいです。

 

ボディ材はマホガニー。フェンダー系の楽器になれていると「おっ」となるところではないでしょうか。

 

で、重さなのですが…とても5弦ベースとは思えないほどの軽さ。前述の「身体との一体感」もあってか、ストラップで肩にかけてみても、たとえばフェンダー系のベースと比べたとき、明らかに軽くて、動きやすいのです。これは、ライブパフォーマンスなどのとき、大きなメリットとなってくると思います。

 

で、指板はローズウッドで、ネックは「ジャトバ材」と「ブビンガ材」をラミネートした5ピースのスリムネックになっています。あまり聞いたことがない材質ですが、イメージで言うとローズウッド系ですね。

 

そして、これぞアイバニーズ、という感じですが、このスリムネック、非常に持ちやすいです。特に今回のSR505は5弦ベースなのですが、握った感覚は4弦に非常に近い感じです。私自身、手がそれほど大きくないので、フェンダー系のベースで5弦になると結構苦労も多いのですが、このSR505であれば、十分弾きこなせそうな感触があります。

 

ただし、スリムで細いネックで5弦になっているので、弦と弦の間はやや狭いです。指弾き・ピック弾きの方は大丈夫でしょうが、スラップを多用する方にとっては少し違和感があるところかもしれませんね。

 

サウンドを聞いてみよう

さてさて、サウンド面については、ハイミッドに特徴のある、現代的で上品な音が鳴っている印象です。

 

このベース、アクティブタイプでして、小柄であるがゆえに、ベース本体で低音を鳴らすというよりは、本体内蔵のプリアンプで音を作っていくというタイプです。3バンドイコライザーとMid Frequencyスイッチがついており、これらのおかげで、手元でもかなり音を作り込んでいくことができます。

 

そうそう、5弦の音をしっかり鳴らすことができるのも、アクティブの強みですね。

 

ピックアップは、バルトリーニのMK-1というものが搭載されています。バルトリーニのベース用ピックアップといえば、とにかく上品で音抜けの良い印象ですが、それはまさに、このベースの特徴でもあります。SRのサウンドの最大の特徴を作っているのが、このピックアップなのかもしれません。

 

お値段…そしてまとめ

気になるお値段ですが、実売価格は8万円前後が相場です。スペックも高く、使い勝手の良い5弦ベースがこの価格というのは、相当にお買い得だと思います。

 

どうしてもフェンダー系の楽器がこの業界のスタンダードになりつつある中、日本メーカーのアイデア満載な楽器も、かなり魅力的に映ります。

 

5弦ベースにも扱いやすさ、弾きやすさを求める方、ぜひぜひ、手にしてみてください♪サウンド面も個性的で、気に入っていただけること、間違いなしだと思います。