ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

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【レビュー】Ibanez RG8570Z j.customシリーズの最高峰RG!

本日は、Ibanez(アイバニーズ)のエレキギター、RGシリーズから、j.customに属する最高峰のモデル、RG8570Zについてご紹介します。

 

流麗なデザインに圧倒的な存在感…このギターの魅力と、そのサウンドに迫ってみようと思います。

 

それでは、行ってみましょう!

 

 

Ibanezのギターラインナップと「j.custom」の重み

国産ギターメーカーのIbanez。

 

主にテクニカルな演奏を志向するプレイヤーや、ハードロック・メタルなどを演奏するギタリスト・ベーシストからとりわけ強い支持を受けているメーカーですね。

 

そんなIbanezのギターラインナップですが、おおむね、ランク的には次のような整理になっています。

  • j.custom:国内生産の最高級モデル
  • Prestige:国内生産の上級モデル
  • Premium:海外生産となる上位機種
  • Standard:海外生産となる標準モデル
  • Gio:お手頃なエントリーモデル

今回ご紹介するのは、Ibanezの代表的なエレキギターであるRGシリーズの、最上級であるj.customのモデル。

 

日本を代表するギターの最上位モデル」と言うことで、否応なく、テンションが上がってきます。

 

RGシリーズの特徴を、最高の品質で

それでは、このRG8570Z j.customの仕様を見ていきましょう。

 

まずこのギター、とんでもなく美しい佇まいで、見ているだけでほれぼれします。

 

そんな美しい外見を作り出しているのは、フレイムメイプルのトップを、アフリカン・マホガニーのバックに取り付けた、エッジの効いたデザインのボディです。さすが最上位モデルといった感じで、使われている木材もかなりランクが高く、木目も総じてかなり美しく出ています。

 

そして、次に目につくのが、指板を鮮やかに彩るインレイ。公式サイトによると、

旧約聖書に登場する、エデンの園の中央に植えられた「生命の樹」にインスピレーションを受けてデザインした

www.ibanez.com

 

ということなんだそうです。このきめ細かいデザインは、さすがメイドインジャパンのクオリティを感じさせてくれますね。そして、そのインレイデザインの土台になっている、漆黒のエボニー指板もまた、圧倒的な存在感を見せつけてくれます。

 

プレイアビリティの高さを裏付けする技術

RGシリーズのギターといえば、弾きやすさ、プレイアビリティに定評があります。

 

そんなプレイアビリティを生み出すのが、RGのネックなわけですが、このRG8570Zについては、「Special j.custom Neck」と銘打たれており、極限まで薄くしたネックシェイプを採用することで、究極の弾き心地を実現しています。

 

また、ネック材にはメイプルとウェンジ材を組み合わせることで自然な鳴りを指向するとともに、ネック裏の仕上げを、手になじみやすい「“Velvetouch” (ヴェルヴェタッチ)」という形で処理しています。

 

ピックアップはディマジオを採用

そして、このRG8570Z、ピックアップについては、ディマジオのものを採用しています。

 

PUレイアウトは、ハードロック系ギターでおなじみのHSHレイアウトになっていますが、それぞれ、次のようなモデルが採用されています。

  • フロント:Dimarzio Air Norton
  • センター:Dimarzio Blue Velvet
  • リア:Dimarizio The Tone Zone

www.tk-guitar.com

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フロントはAir Nortonで落ち着いたクリーンサウンドを狙いつつ、リアではTone Zoneでヘヴィなサウンドを作り出していく…。ハードロック系のギターのお手本のようなピックアップ選定ですね。

 

透明感あふれるクリーントーンとヘヴィなドライブサウンドの二面性

さて、そんなRG8570Z、サウンドはどのようなものなのでしょうか。

 


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まず、クリーントーンを弾いてみるのですが、見た目の雰囲気やRGというギターの持つイメージとは大きく異なる、かなり穏やかで落ち着いた、透明感あるサウンドを奏でることができます。

 

とりわけ、ハーフトーンにしたときのサウンドが絶品で、ある意味普通のストラトキャスターでも出せないような、濁りのないクリアーなサウンドは、クセになりそうです。このあたり、ディマジオピックアップのコイルタップサウンドの良さと、RGのボディシェイプ、ボディ材あたりが上手くかみ合って、このサウンドを作り出していそうな印象を受けますね。

 

次に、アンプの方でしっかり歪ませてドライブサウンドを作り出すと…かなりヘヴィなリフを、非常にスムーズに奏でることができます。また、ギターソロのサステインもかなりのもの。このスムーズさは、まさに現代的なギターだなあ、という印象を持ちます。

 

なお、このギター、ストラト系のボディシェイプをしていますが、実際に出てくるサウンドの傾向は、中域がふくよかな、どちらかというとレスポール系に近いような雰囲気も感じます。おそらく、ボディにレスポールと同じマホガニー材が使われている影響もあるんでしょうね。

 

それにしても、このギター、ホントにクリーントーンが美しいです…。

 


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価格は25万円程度…最高峰ギターと考えれば安いかも?

さて、このRG8570Z、価格は店によって結構ばらつきが大きいのですが、おおむね25万円程度で購入することが可能です。

 

さすがに国産メーカーの最高峰グレードということで、決して安いギターではありませんが、一方でそれだけのギターがこの価格というのは、冷静に考えてみると、かなりお買い得なのではないかとも思います。

 

20万円台で有名な国産メーカーの最上位グレードのギターが買えるというのは、本当にすごいことです。

 

【まとめ】j.customにふさわしい佇まい、圧倒的な弾きやすさ、そして万能なサウンド。

今回ご紹介した、Ibanezのj.custom RG8570。

 

最上位グレードであるj.customにふさわしいあまりにも美しいその佇まいと、さまざまな技術を駆使した圧倒的な弾きやすさ。そして、エッジの効いたルックスからは想像もつかない、美しいクリーントーンから激しいディストーションまでを1台でこなす万能なサウンド

 

これだけのクオリティのギターが20万円台で買えるというのは、本当にすごいことだと思います。

 

ハードロック・ヘヴィメタル系のギタリストが愛用するイメージの強いギタリストですが、実際に弾いてみると、かなり幅広く、いろんな音楽ジャンルで使える、懐の広いギターです。

 

ぜひ、この国産最高峰サウンドを、さまざまなギタリストに味わっていただきたいと思います。