ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

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【レビュー】LINE6 Relay G30 元祖・お手軽なワイヤレスシステム!

本日は、LINE6のRelay G30というワイヤレスシステムをご紹介します。

LINE6が送る、元祖「価格破壊」系のワイヤレスシステム

ワイヤレスシステムというと、プロが大規模なライブ会場で使っているのを見て、「うわあ、いいなあ、かっこいいなあ」と思ったりするものの、少し前までは随分と価格が高くて、「えっ、こんなにするんだ…じゃあ、ワイヤードでいいシールドを使おう」となっていた人が多いのではないでしょうか。

 

ところが、そこへ価格破壊的に登場したのが、このLINE6のRelay 30。3万円前後という、ワイヤレスとしてはかなり低廉な価格で登場しました。

 

しかも、ブランドも、あのLINE6。あまり聞いたこともないようなメーカーのものではなく、PODなどでギタリストから絶大なる信頼を寄せられているLINE6から、リーズナブルなワイヤレスシステムが登場したというのは、それは非常に大きな衝撃でありました。

 

使い勝手とサウンドの変化

さて、このRelay G30。どのような使い勝手なのでしょうか。

 

このワイヤレスシステムの使い方ですが、

  1. 足下に受信機をセットする。
  2. 受信機からシールドでアンプ等へつなぐ
  3. ギターに送信機をセットし、無線で送信機⇔受信機を接続する

というような流れになります。設定は非常に簡単です。ちなみに、電波のチャンネルを複数セットできるので、バンド内に同じG30のユーザーが複数いても、チャンネルを別にセットすれば混線することもありません。

 

さて、ワイヤレスの弱点として指摘される「音の劣化」。果たして、どうなのでしょうか。

 

確かに、全くシールドと同じになるかというと、そこは少し違うのかな、というのが率直な感想です。

 

ただ、その「違う」ということと「音が劣化している」というのとも、また違うのかな、というのも同時に思っておりまして、この音の違いは、むしろ「ワイヤレス特有の音の個性」と考える方がいいのではないか、という気がしています。

 

ケーブルトーンのシミュレーション

このG30は、受信機側に「CABLE TONE」というスイッチがあり、ここで

  • OFF
  • 5メートル(15フィート)
  • 9メートル(30フィート)

という設定の切り替えができます。これは何かと言うと、ケーブルの長さに応じた高音の減衰を、LINE6お得意のモデリングで再現する、というやつですね。

 

要は、この商品、ワイヤレスによる音の変化も含め、このシステムの中でも音作りができるように作られている、ということなのです。

 

なので、「劣化」ではなく「変化」として音作りを楽しむことが正しいですし、気持ち的にも前向きになれるような気がします。

 

あと、ワイヤレスの距離ですが、カタログスペックでは30メートルとされています。通常のライブハウスや、体育館・小ホールくらいのステージであれば、これだけ届けば十分ですね。私も愛用していますが、今まで電波切れは起こしたことがありません。

 

注意点は「電池切れ」と「送信機の落下」

そうそう、このアイテムを使う上での注意点は、「電池切れ」「送信機の落下」の2点です。

 

まず、これはワイヤレスシステムに限った話ではなく、ギター周りの機材では当たり前の話ですが、電池切れが起こった瞬間に、音が出なくなります。ですので、大事なライブ前には電池を新品に替えておくことはもちろん、念のためワイヤードで対応できる体制もとっておくに越したことはありません。(私は一度ライブの本番直前に電池がなくなり、冷や汗をかきました…)

 

そしてもう一点、送信機が結構簡単に落下します。ギターのストラップにつける、あるいはズボンのベルトにつけるなど、装着箇所はいくつか選択肢がありますが、いずれにせよ、落下しないような工夫が必要です。

 

とまあ、注意事項はいくつかありますが、とにかく、このアイテムを導入することで、わずらわしいシールドから解放され、スタジオやステージを、自由自在に歩き回ることができます。

 

このメリットを、3万円程度で享受できるというのが、この商品の特徴だったわけです。

 

今でこそ、もっと安いワイヤレスシステムは他にもありますが、このG30については、価格破壊の「元祖」であること、そしてLINE6が誇る高品質が売りになっていることがひとつの特徴だと言えるでしょう。

 

ぜひぜひ、このアイテムを使って、「自由」を味わってみてください!