ベース

【レビュー】Sterling by Musicman RAY34 廉価版スティングレイ…その実力は?

本日は、ベースのレビューです。Sterling by Musicman RAY34、いわゆる「廉価版スティングレイ」について、書いてみようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. スティングレイが欲しいが高いと思っていた
  2. 廉価版スティングレイのサウンドと評価を知りたい
  3. 廉価版スティングレイは本家とどこが違うのか知りたい

プレベ・ジャズベに次ぐ定番、スティングレイ

スティングレイといえば、プレベ、ジャズベに並ぶベースの定番品。

あのレオ・フェンダーがフェンダー社を離れた後に開発したといわれる新たなこのベースは、「リアハム1発+アクティブ」という、これまでのフェンダー系ベースとは全く異なる仕様ではありましたが、そのパワフルなサウンドに多くのベーシストが虜になった、というのは有名な話です。

このブログでも、以前、スティングレイについてのレビュー記事を書いたことがあります。

【レビュー】Musicman StingRay 定番の個性派アクティブベース、その評価は?今回は、プレシジョンベース、ジャズベースに続く、定番のベース、ミュージックマンのスティングレイについてご紹介します。 そもそも...

スティングレイは高い、そこで…

しかし、そんなスティングレイ、アメリカ製ということもあって、価格は最低でも20万円台から始まっており、なかなか気軽に買えるベースではありませんでした。

かつては、日本製の「StingRay EX」というモデルがあり、これが廉価版の役割を担っていたのですが、現在、日本製のモデルは存在しません

その代わりに存在するのが、今回紹介する「Sterling by Musicman RAY34」なのです。

Musicmanの下位ブランドとしての「Sterling」

さて、この「Sterling(スターリン)」なのですが、実はもともとはスティングレイとは別のベースに付けられた名前でありました。

スティングレイと似たようなシェイプでありながら、少しボディが小ぶりで、ネックも細いといった特徴を持つベースだったのですが、後にこのスターリンは、ミュージックマンの下位ブランドの名称としても用いられるようになりました。

そのスターリンブランドからリリースされている「Ray34」。これこそが、廉価版スティングレイと言えるベースなのです。

基本的な設計は本家スティングレイと同じ!

さて、そんなRay34、廉価版スティングレイですが、基本的な仕様は、本家スティングレイとほぼ同じです。

アッシュボディにリアハム一発、3バンドイコライザーという仕様は、まさに本家スティングレイと同様。生産をインドネシアで行うことにより、コストを大幅に抑えることに成功しています。

ヘッドロゴこそ、本家スティングレイと少し異なりますが、それ以外の外見は、はっきり言って全く区別がつきません。

サウンド面も、本家同様のパワフルさ!

そして、サウンド面ですが、スティングレイと同様の仕様になっていることもあり、あの「バキバキ」「ブリブリ」なサウンドはしっかりたたき出すことができます。


Sterling Ray 34 by Musicman – REVIEW by Pedro

これぞスティングレイ、って音ですよね。気持ちいい!

スティングレイといえば、やはり少し金属的な高音を残しながら、中域がグイッと出てくる感じが印象的。この特性を活かすなら、やはりピック弾きよりは指弾きやスラップが合うような印象を受けます。

弱点は…やはりヘッドロゴ?

そんなスティングレイですが、弱点としてよく言われるのは、「重さ」と「ネックの太さ」。小柄な人には、いろいろと扱うのが難しかったりするのですが、それは廉価版でも本家でも同じ。

廉価版ならではの弱点として感じるのは…やはり「ロゴの違い」。遠目に見たら廉価版とは分からないのですが、やはり実際問題として、「本家」ではないロゴの楽器を持っていると、心のどこかで「廉価版なんだ」という引っかかりを覚えてしまいます。

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この点、昔の日本製スティングレイ「EX」シリーズは、ロゴも本家と一緒だったので、所有する喜びを一定維持することができていたのですが、今回の「Ray34」だとそうはいきません。

「日本製フェンダーとフェンダーUSAだったら気にならないのに、エピフォンとギブソンだったら気になる」というロゴの問題は、このスティングレイでもやはり起こってしまうのです。

かとうたかこ
かとうたかこ
このあたりの問題、ギブソンに関する記事で少し触れているので、あわせてご覧ください♪
「どうした?Gibson」最近のギブソンに人気がない4つの理由最近、楽器屋さんを回っていたり、あるいはネットで楽器関係の記事を見ていると、とにかく目につくのはフェンダーのギター・ベース・アンプのもの...

これを些末な問題ととるか、重大な問題ととるか…そのあたりが、廉価版スティングレイを買うか否かの、重大なポイントになってくるのではないでしょうか。

【まとめ】廉価版としてはかなり良質!手軽なスティングレイとして超オススメ!

このように、今回ご紹介したSterling by Musicman RAY34は、スティングレイの廉価版という位置づけではありますが、スペック面でもルックス面でも、本家スティングレイをしっかりと踏襲しており、価格も含めた総合評価では、本家スティングレイに肉薄するほどの実力を兼ね備えたベースだと言えそうです。

一方で、それだけ完成度が高いだけに、どうしてもヘッドロゴのわずかな違いが気になってしまうのも事実。とはいえ、逆に言うと、そこくらいしか気になるところがないくらい、このベースは完成度が高いものでもあるのです。

さまざまな定番楽器に「廉価版」が存在しますが、この「スティングレイ廉価版」であるRay34は、その中でもトップクラスのクオリティだと思います。

スティングレイサウンドがお好きな方、これ、メチャクチャ良いベースですよ。ぜひご検討ください!

 

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