ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

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【レビュー】Bacchus TACTICS DX-ASH 使い勝手抜群の現代風テレキャス!

本日は、Bacchus(バッカス)のエレキギター、TACTICS DX-ASHについてご紹介しようと思います。

 

 

 

バッカスのラインナップの全体像と位置づけ

まずは今回のギターをご紹介する前に、バッカスのラインナップの全体像について、簡単にみていこうと思います。

 

バッカスのラインナップには、大きく4つのグレードがあります。

  • ハンドメイドシリーズ:飛鳥ファクトリーの完全手工製作によるハイエンドラインナップ。
  • クラフトシリーズ:国内での組み込みながらも、極限のコストパフォーマンスを実現したラインナップ。
  • グローバルシリーズ:フィリピン産ながらも、日本人マスタービルダーのもと、国内生産に限りなく近い品質を実現しつつも抜群のコストカットを実現したラインナップ。
  • ユニバースシリーズ:中国の提携工場にて製作され、高いコストパフォーマンスを誇るラインナップ。

今回ご紹介するTACTICS DX-ASHは、このうち、「クラフトシリーズ」(Craft Series)に属するモデルになります。

 

随所にアレンジの施されたテレキャスター

さて、そんなTACTICS DX-ASH。どんなギターかといいますと…。

 

まず、ルックスについては、いわゆるテレキャスタータイプとなっていますが、普通のテレキャスターとは違う、いくつかの特徴があります。

 

まず1つ、一番の大きな特徴が、フロントピックアップがP-90ということ。そのため、フロントピックアップ使用時には、普通のテレキャスターよりも太いサウンドを奏でることが出来るようになります。

 

次に、スタンダードなテレキャスとは異なり、ボディにはコンター加工が施されているので、抱えているときの身体へのフィット感が高いです。

 

また、細かいところでは、ピックアップ切り替えスイッチがコンパクトなトグルスイッチとなっており、ルックス面でのモダンな雰囲気の醸成に貢献しています。

 

このほか、フレットも22フレットまでありますので、一般的なテレキャスよりも音域が広かったり、指板のRもフラットに仕上げてあり、よりプレイアビリティが高まっていたりと、トラッドなテレキャスのウィークポイントとなりそうな箇所を、ことごとくアレンジしてきている印象を受けます。

 

そうそう、このギター、ボディ材はアッシュで、指板がリッチライトになっています。このあたりの木材の選び方もまた個性的ですね。

 

サウンドは…抜けが良く、ブライトで、モダンな感じ

さて、そんなTACTICS DX-ASHのサウンド、どんな感じなのか…。

 


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まず、とにかく全体的に言えるのが、サウンドの抜けの良さと明るさ。もともと、テレキャスター自体がそういうキャラクターのギターではあるのですが、このTACTICS DX-ASHについては、そういった特徴が、より一層際立たされているような印象を受けます。

 

また、その明るさも、古くさいものではなく、かなりモダンなものに仕上がっておりますので、一般的なフェンダーのテレキャスとは、良くも悪くも似て非なるものになっているように思います。

 

このあたり、好みはあるかもしれませんが、扱いやすいテレキャスターサウンドを求めている人にとっては、うってつけではないかな、と思います。

 

また、このギターのルックス的な特徴であるフロントのP-90ピックアップで出せる、シングルコイルのテイストを残しつつ放たれる図太い音も非常にインパクトがあります。メロディアスなギターソロをテレキャスで弾きたい人にとっては重宝しそうなサウンドですね。

 

そして、このP-90サウンドを混ぜたフロントとリアのミックストーンもまた、歯切れの良さと音のふくよかさを併せ持つ、とっても素敵な音色を奏でてくれます。

 

テレキャスらしさを維持しつつ、そのサウンドを現代的に昇華した、非常におもしろいギターだと言えそうです。

 

お買い得!定価は12万円だが実売価格は8〜9万円!

そしてこのギター、コストパフォーマンスの高さも非常に魅力的なんです。

 

バッカスのクラフトシリーズに属するこのギター、定価はさすが国産ということで、10万を超えるレンジの、12万円が設定されています。ギターのスペックや内容を考えると、この値段でも十分納得が行くのですが…

 

これを市場の楽器屋さんでみると、多くの場合10万円を切る価格で販売されており、それこそ8〜9万円くらいで入手することができてしまいます。

 

おそらくこのギター、フェンダーのMade in Japan Traditionalシリーズあたりがライバルになってくると思いますが、価格と内容だけをみると、あきらかにこのTACTICS DX-ASHの方に分があると感じます。

 

また、このTACTICS DX-ASH、ギターの系統でいうと、サイケデリズム(Psychederhythm)のStandard-Tにも近いものがありますが…

www.tk-guitar.com

 

その雰囲気を、半分以下の価格で堪能できてしまうあたり、ホントにこのギターのコスパの高さには驚かされます。

 

弱点は…少しだけヘッド落ちしてしまうかも?

そんなこのTACTICS DX-ASHに潜む数少ない弱点なのですが…どうもこのギター、経って弾いていると、少しだけヘッド落ちしてしまう傾向にあるようです。

 

ギブソンSGのように、明らかにヘッド落ちしてしまう…とまではいきませんが、ストラップと服の素材如何によっては、これに悩まされてしまうかもしれません。

 

とはいえ、ストラップを滑りにくい素材のものに変えることで、かなり改善はされると思いますので、このギターでスタジオ練習やライブに挑む際は、ぜひストラップ選定にも注意してみて下さい。

 

【まとめ】コスパ抜群!使い勝手抜群!テレキャスの新たな選択肢に

このように、今回ご紹介したこのTACTICS DX-ASHは、テレキャスタータイプということで、実際にテレキャスターの特徴を備えたサウンドを奏でることができるのですが、細部にわたり現代的なアレンジが施され、非常に使い勝手の良いギターとなっています。

 

そして、そんな使い勝手の良いこのギターが、実売価格は10万円以下で変えてしまうと言うコストパフォーマンスの高さも、また魅力的。

 

テレキャスタイプのギターをお探しの方には、ぜひ一度、手にしていただきたい一本ですね。