バンドやSSW活動などにおいて、自らのイベント等を告知する際に有用なツールがSNS。
当ブログでも、これまでSNSに関する話題を何度か取り上げてきたことがありますが、その際には、いずれも「Twitterが主流」という世間の流れを前提に記事を書いてきた経緯があります。
しかし、ここに来て最近、Facebookでの活動報告を見かけることが割と増えてきたように思います。
なぜなのか、少し考えてみました。
- Facebookがライブ告知に有効ではないかと思っている
- Facebookの強みについて、バンドマン・SSW的な視点で考えたい
- 誹謗中傷の少ないSNSで活動報告をしたい
- バンドの活動報告に有効なSNSについて再検討したい
もくじ
これまでは「Twitterが主流、Facebookはオワコン」の流れ
当ブログでも、これまでにいくつか、SNSをテーマにした記事を書いてきました。
これらの記事は、いずれも「音楽活動の告知はTwitterが主流」ということを大前提にした内容であり、特に上の「ライブ告知に、Twitterは向いてない?」は、それに対して、あえての「逆張り」をした内容になっています。
「逆張り」をしているということは、すなわち「Twitterが主流」という今の風潮を疑っている人は誰もいない、ということでもあります。
そして一方で、Facebookはというと、かつては多くの人に利用されていたものの、
- 本名理由が必須で音楽活動には使いにくい
- アクティブユーザーの年齢層が高い
- 「意識高い系」が跋扈しており、一般の人にとっては息苦しい
といったような理由により、音楽活動に取り組む人にとっては居心地の悪いSNSである…というのが、これまで音楽活動をしながらSNSに向き合ってきた人にとっての共通認識だったのではないでしょうか。
ライブ告知にFacebookが見直されつつある理由
こうした流れがすっかり定着していた中ではありますが、2020年の春…すなわち新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除され、日常生活を取り戻し始めるようになったころから、Twitterを主流にしつつも、少しずつFacebookに軸足を置いたライブ告知・音楽活動報告が目立ちはじめるようになりました。
これは、これまでの「Facebook=オワコン」の流れからすると、明らかに特異な、特徴的な動きだと言えます。
なぜ、このようなことになっているのでしょうか。
【理由1】匿名性をかさに来た誹謗中傷の回避
Twitterは、本名登録がルール上前提になっているFacebookと比べると、相対的に匿名性が高く、それゆえに誹謗中傷が問題になりがちです。
テレビ番組「テラスハウス」の出演者であった女子プロレスラーの木村花さんが、インターネット上での誹謗中傷に心を痛めて自ら命を絶ってしまった悲しい事件がありましたが、これを機に、SNS上の誹謗中傷については、これまで以上に、非常に厳しい世論が形成されるようになりました。
そして、そうした世論の中で、多くの人が「誹謗中傷から逃れたい」という気持ちを強く持つようになりました。
社会的には、誹謗中傷した者を容易に特定できるような動きが国において検討されてはいますが、現に誹謗中傷リスクを抱えている人は、その動きを待っていられないという事情もあります。
そうしたときに、誹謗中傷から自らを守るもっとも即効性のある手法が「誹謗中傷リスクの少ないSNSへの移動」です。誹謗中傷は、多くの場合、匿名性を笠に着た中で行われるので、Facebookのような匿名性が低いSNSでは、これを受けるリスクはグッと下がります。
もちろん、究極的には匿名性の有無にかかわらず、誹謗中傷のない世の中になることが最も望ましいのは言うまでもありませんが、現実としてはこうせざるを得ないのが実情でしょう。
【理由2】「正義マン」「自粛警察」との衝突回避
これは、前述の「理由1」と一部議論が重複するところではありますが、まだ新型コロナウイルス感染症への不安が解消されきっているわけではない中、世の中には「正義マン」「自粛警察」と呼ばれる人が跋扈しています。
現実を踏まえずに正論を振りかざす「正義マン」。そして自粛しない人に対して独りよがりな正義感で攻撃を加える「自粛警察」。
これらが厄介なのは、誹謗中傷と異なり、当該者が「自分は正義だ」と信じて疑っていないこと。そして、正攻法で議論をすると、少なくとも「論理的には」向こうに分がある展開になってしまうことが多いこと。(あくまで「論理的には」です。念のため)
そして、彼らの理論は、匿名性によって攻撃力を増している点も非常に厄介です。
とはいえ、逆に考えると、これらの「正義マン」「自粛警察」も、匿名性を失った状況の中まで攻撃してくるしてくることは、非常にまれ。
ですので、実名利用が原則のFacebookでは、こうした人々の主張に巻き込まれる事故が起こることは、あまりありません。
【理由3】思いの丈を長文で綴れる
Twitterは、投稿に140字の字数制限があることが大きな特徴であり、この制限の中でうまく自己表現を行うことで、自らのアイデンティティを高めていく要素がありました。
とはいえ、基本的にアーティストというものは、自己表現がしたくてたまらない職種の人たちですので、もし140字の制限がなくなれば、より自らの意見や考えを正しく、そしてより熱く語ることができるようになります。
ですので、最近TwitterからFacebookに活動告知の主軸を移した人は、字数制限にとらわれない、長文の主張を展開することも多くなってきました。
そうした長文を通じて、アーティストの考えや人となりに触れることにより、より親近感を覚え、ライブへ足を運ぶきっかけを作ることになれば、アーティストとしても喜ばしい限りではないでしょうか。
【理由4】「イベントページ」機能がライブ告知に向いている
Facebookには、「イベントページ」という機能があり、予定されているイベントの日時・場所等を分かりやすく表示したり、参加者を募ったりすることができます。
この「イベントページ」の機能は、これまではどちらかというと、いわゆる「意識高い系」の人たちがセミナーや勉強会などを開く際に使われることが多かったイメージがあるのですが、実はこの機能、音楽活動をされている人がライブの宣伝を行う際に、抜群の使い勝手を発揮します。
Twitterだと、どうしても限られた字数の中で告知をしないといけないので、なかなか分かりやすい情報を発信できなかったり、流れが速すぎてフォロワーさんに見逃されてしまったり、かといって告知の頻度を高めると「告知ばっかりしてうっとうしい」と思われてしまったりと、なかなか頭が痛いところではあるのですが、こうした悩みは、Facebookの「イベントページ」であればすべて解決できてしまいます。
特に若い世代では、Facebookを使ったことがない人も多いようですが、試しに使ってみたところ、このイベントページの使いやすさに感動する人も多いと聞きます。
Facebookを、意識高い系の人たちだけに使わせているのは、あまりにもったいないですよね。
とはいえ…Facebookの弱点が解消したわけではない
このように、Facebookでのライブ告知は、Twitterでの運用において抱える課題をことごとく解消しており、かつてはFacebookを使っていたものの、最近の雰囲気に嫌気が差して使わなくなった人や、これまであまりFacebookになじみのなかった若い世代が少しずつ…そう、少しずつではありますが、戻ってきつつある印象を受けます。
ただし、戻ってきつつあるのは本当に「少しずつ」です。
FacebookがTwitterにないメリットがあったり、あるいはTwitterのネガティブな点を解決することができているのは事実ですが、Facebookから人が離れてしまった大きな理由…
- 本名理由が必須で音楽活動には使いにくい
- アクティブユーザーの年齢層が高い
- 「意識高い系」が跋扈しており、一般の人にとっては息苦しい
これらが解決したわけではない点に、十分な留意が必要です。
特に最後の「意識高い系が跋扈しており、一般の人にとっては息苦しい」という点は、わが国におけるFacebookの致命的な弱点だと言って良いでしょう。
ですので、一般の人が多くおり、抜群の拡散力を誇るTwitterにも、もちろん今なお優位性があり、こちらもしっかり管理していくことが望ましいのは、言うまでもありません。
【まとめ】意外と使えるFacebook!上手にTwitterとの使い分けを
音楽活動に取り組む人の多くが、自らの活動に関する情報発信のツールとして使っているTwitter。
一般ユーザーの多さや拡散力の高さなど、他に代えがたい魅力があるのは事実ですが、一方でTwitterのウィークポイントも多くあり、時節柄、そのウィークポイントから目をそらすわけにはいかない状況です。
一方、Facebookについては、一時は「オワコン」「意識高い系限定ツール」的な評価を受けてしまうこともありましたが、その使い勝手の良さや、実名利用に起因する責任感ある運用のおかげで、今、再びライブ告知のツールとして、注目を浴びようとしています。
とはいえ、FacebookがTwitterに取って代わるほどかというと、そうでもないのかな、というのが現状です。
Facebookを過小評価することなく、かといって過大評価することなく、Twitterをはじめとした他の情報発信ツールとうまく使い分けながら、上手にライブ告知をしていくことができると良いですね。
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