ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

【レビュー】BOSS BD-2W 「技 WAZA CRAFT」シリーズのBD-2。

本日は、BOSSの歪みエフェクター、BD-2Wについてご紹介しようと思います。通称「ブルース・ドライバー」、BD-2が技クラフトシリーズで登場したものですね。

BOSS ボス Waza Craftシリーズ Blues Driver BD-2W(J)

BOSS ボス Waza Craftシリーズ Blues Driver BD-2W(J)

  • 発売日: 2014/09/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

BOSSの上位ラインナップ「技 Waza Craft」

今回ご紹介するBOSSのBD-2Wは、BOSSのラインナップの中で「技 Waza Craft」(技クラフト)シリーズに属するモデルになります。

 

技クラフトといえば、歴史的名機・定番機を、現代の技術で復活させるとともに、付加価値を持たせてリリースしてきた、BOSSのラインナップの中でも上位に位置するシリーズで、いずれも高いクオリティときめ細かいサウンドに定評があります。

 

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あの名機・BD-2が技クラフトで!

そして、今回ご紹介するBD-2Wは、名前からして分かるとおり、あのBD-2、ブルース・ドライバーが技クラフトの技術で生まれ変わったもの、というモデル。

 

BD-2といえば、少しだけダークな雰囲気のもと、軽い歪みからハードな歪みまでを幅広くこなし、そしてピッキングニュアンスも忠実に再現する、BOSSのペダルの中でもトップクラスの人気を誇るペダルで、プロの方にも愛用者が多いことで知られています。

 

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BD-2と同様のコントロールと「S/Cスイッチ」

そんな人気機種を背負って生まれた、技クラフトシリーズのBD-2W。まずは概要を見ていきましょう。

 

筐体は、一般的なBD-2と同様の、少し紺がかったブルーに、黄色い文字。ペダルのスイッチ部分には、「技 Waza Craft」のロゴが置かれています。

 

つまみは、一般的なBD-2と同様、「LEVEL」「TONE」「GAIN」の3つ。「LEVEL」がマスターボリュームとして機能し、「GAIN」で歪み量をコントロールし、「TONE」で高域を調整する、という、ここまではBD-2と…というか、ごく一般的な歪み系エフェクターと同様です。

 

で、BD-2Wの場合は、これに加えて、技クラフト名物の「S/Cスイッチ」が搭載されています。これは、「S」、すなわち「Standard(スタンダード)」モードにおいては、一般的なBD-2と同様のサウンドを指向しており、そして「C」、すなわち「Custom(カスタム)」モードでは、また少し違う方向性を指向している、といったような形になっています。

 

そうそう、言うまでもないことですが、このBD-2W、設計は完全アナログ回路です。最近はデジタルの歪みが主流になっている中、これはある意味基調かもしれませんね。

 

「S」モードは上質なBD-2、「C」モードはそこに艶やかさをプラス

さて、サウンドを聴いてみましょう。


BOSS BD-2 vs BD-2W WAZA Craft 【Supernice!エフェクター】

 

まず、「S」モードにおいては、まさにBD-2が目指しているサウンドが再現されているような感じになっています。

 

とはいえ、「BD-2と完全に同じ」というわけではなく、良い意味でBD-2の荒さが抑えられているように思います。弾いていると、コンプレッション感が少し強くなり、サステインが長くなっているように感じるのです。BD-2のサウンドを活かしつつ、扱いやすくリファインしたようなサウンドになっている印象ですね。

 

 

そして、Cモードにすると、BD-2の方向性はそのままに維持しつつも、サウンドに艶が出てくるというか、中域がグッと前に出てくるとともに、よりコンプレッション感が強くなって、「上質なオーバードライブ」に化けてくるといった印象を受けます。

 


BOSS BD-2W Blues Driver Sound Preview

 

個人的には、サウンドの大きな方向性はそのままに、「BD-2→BD-2WのSモード→BD-2WのCモード」と、どんどん洗練されていく印象ですね。

 

価格も1万円台後半…音質と機能を考えるとむしろ安い!

このBD-2W、価格については1万円台後半…概ね17,000円程度が相場になっています。

 

一般的なBD-2が1万円を切っていることを思うと「ちょっと高いなあ」と思うかもしれませんが、これだけ上質なサウンドを出せるオーバードライブであり、かつ歪みのモードを2種類切り替えられるモデルというふうに考えると、むしろこの価格は安いのかもしれません。

 

どこに比較対象を求めるかで、コストパフォーマンスへの評価は大きく変わりそうですね。

 

【まとめ】BD-2が好きな方はぜひ!BOSSの本気を感じられます

このように、今回ご紹介したBD-2Wは、おなじみのBD-2のサウンドを基礎としつつ、Sモード、Cモードそれぞれで、少しずつ違うアプローチでこれを洗練させていったという印象のドライブペダルです。

 

ですので、BD-2が好きな人にとっては、間違いなく気に入っていただけるサウンドですし、そしてそのサウンドが非常にクオリティの高いものになっていますので、弾いていて楽しめること、間違いなし。

 

本家BD-2と同様、歪みのカバー範囲も広いので、ポップスからハードロックくらいまでは幅広くカバーできる、大変使い勝手の良いエフェクターです。価格もブティック系エフェクターと比べればかなりお値頃なのも魅力的。

 

BOSSの本気を感じられる一台です。ぜひ、お試しください!