ギターエフェクター

【レビュー】BOSS CE-2W Chorus 「技 Waza Craft」のコーラス!

本日は、BOSSのコンパクトエフェクターから、「CE-2W Chorus」についてご紹介しようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. BOSS CE-2Wの評価・口コミを知りたい
  2. 技クラフトシリーズのコーラスに興味がある
  3. CE-2Wの機能面について教えてほしい
  4. BOSSのCH-1、CE-5とCE-2Wの違いを知りたい


BOSS CE-2W Chorus

「技 Waza Craft」シリーズのコーラス

このエフェクター、型番の末尾に「W」がついている、「技クラフト(Waza Craft)」シリーズに属します。

「技 Waza Craft」とは、簡単に言うと、

  • 熟練された技術と厳選されたパーツで構成されたアナログ回路ベースで、
  • 過去の名機と言われるエフェクターを再現、さらにはセルフモディファイの
  • 最近では貴重な国産エフェクター

といった特徴を有するエフェクターのラインナップで、最新鋭のデジタル技術を駆使して設計した「X」シリーズと対になりつつも両輪として機能する、BOSSの上位機種に位置づけられたものです。

このブログでも、過去にいくつか、Waza Craftシリーズのコンパクトエフェクターを紹介させていただいております。

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「CE-2W」は名機「CE-2」を再現しつつ…

さて、Waza Craftシリーズのことを理解した上で、このCE-2Wの方を見ていきましょう。

こちらは、型番から察するとおり、ベースになっているのは、コーラスの名機「CE-2」。ギターアンプのJC-120からエフェクト部分のみを抜き出した、BOSSのエフェクター初号機でもあるCE-1を、今となってはすっかりおなじみになったBOSSコンの筐体に落とし込んだものです。

このCE-2Wには、Waza Craftシリーズ名物のスイッチが筐体のコントロール部分に置かれていますが、このスイッチを一番左、「S」モードにしているときが、まさにこのCE-2を再現したモードになっています。

なお、当時のCE-2にはステレオ出力がなかったのですが、今回のCE-2Wについては、現行のBOSSコーラスシリーズと同様に、ステレオ出力が可能になっています。

あの「CE-1」モードを搭載!コーラスのみならずビブラートも!

そして、このCE-2Wが誇るもう一つのモードが、なんと初代コーラス「CE-1」モード。

そしてこの「CE-1」モードには、2段階があり、左側(三段階スイッチの真ん中)ではコーラス、右側(要は一番右)ではビブラートを使うことができるのです。

なお、この「ビブラート」は、一般的な音を揺らすだけのエフェクターではなく、コーラスをかけた状態で音を揺らしにかかるので、イメージとしては「より強いコーラス」くらいに理解をしておく方が直感的には分かりやすいと思います。

サウンドは…アナログらしい音の太さが印象的

さて、そんなCE-2Wのサウンド、果たして、どのようなものでしょうか。


BOSS CE-2W Chorus Sound Examples

まずこれは、すべてのモードに共通して言えることなのですが、「音が温かく、太い」ということ。このあたり、デジタルコーラス化してしまった同じBOSSのCH-1やCE-5とは、明らかに印象が大きく異なります。

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そして、まずはスタンダードモードであるCE-2のサウンドを聴いてみるわけなのですが、こちらは割とあっさりと、さわやかに効いている印象ですね。アルペジオやカッティングの味付けには、これくらいの感じが一番よくなじむと思います。

次、CE-1の「コーラス」モードですが、こちらは雰囲気が一転、同じくらいの「RATE」「DEPTH」であっても、コーラスのかかりがかなり深くなっているように感じます。コーラスを活かした音作りを積極的に行っていくなら、このCE-1のコーラスモードが良いでしょう。

さらに、これを「ビブラート」モードにすると…エフェクトの効きがより一層、強烈になってきます。前述のように、コーラスを効かせながら音が揺れるという、かなり特徴的なサウンドになります。曲の中で常時使うとなるとかなりのチャレンジになりますが、ワンポイントで使うなら、かなりインパクトあるサウンドを作り出すことができるでしょう。

このように、1台のコーラスエフェクターの中に、3種類の個性的なモードが備わっているので、その時々の状況に応じて、適宜モードを切り替えていける柔軟性が、このエフェクターの魅力なのです。

価格は2万円台半ば…一見高いが、「CE-2+CE-1」と思えば安い?

さて、そんなCE-2W、気になるお値段は、概ね2万円台半ば、2万5,000円程度になっている状況。

歪み系のWaza Craftが1万円台半ばくらいなので、Waza Craftシリーズであることを考慮しても「ちょっと高くない?」と思ってしまうような価格設定ですが、よく考えるとこのエフェクター、CE-2とCE-1という、今となってはなかなか入手が困難なエフェクターを、見事なまでに再現している貴重なエフェクター。

特にCE-1はプレミア価格となってしまっているので、これら2台を中古で買うことを思えば、CE-2Wの2万円台も、決して高くないと言えるでしょう。

【まとめ】貴重なヴィンテージコーラスを現代技術で再現!超オススメの1台

このように、BOSSのWaza Craftシリーズから出ている「CE-2W」については、貴重なヴィンテージエフェクターであるCE-1、CE-2を現代の技術で見事に再現しつつ、これらをスイッチ1つで簡単に切り替えられるという、非常に面白いエフェクターに仕上がっていると言えます。

また、「CE-1」「CE-2」のところに目が行きがちですが、このエフェクターは今となっては貴重なアナログコーラスとなっており、Waza Craftシリーズの作り込みの細かさも相まってか、かなり音が太く、温かく仕上がっており、現代のエフェクターにはない味を感じさせる一面もあったりします。

一見、Waza Craftシリーズにしては価格が高く見えますが、中身をよくよく見ていくと、これは決して高いアイテムではありません

コンパクト派のギタリストさんは、ぜひボードのコーラスに、これを導入することを、強くオススメいたします。それくらい、このエフェクターは頭一つ抜けているような感じがします。

コーラス購入が初めての方も、CE-5やCH-1からのステップアップを考えておられる方も、ぜひぜひ、積極的にお試しくださいませ。

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