ギタリスト・かとうたかしの音楽ブログ

楽器レビューのほか、音楽をテーマにブログを書いています。

【レビュー】Seymour Duncan SSL-1…ストラトらしさの原点。

きょうは、ギターのリプレイスメントピックアップのご紹介です。

 

Seymour Duncan(セイモア・ダンカン)のシングルコイルピックアップ、SSL-1です。

 

セイモア・ダンカンのスタンダード

セイモア・ダンカンといえば、アメリカに拠点を構える、リプレイスメントピックアップの先駆け。ディマジオと並んで、メジャーなピックアップメーカーという印象がありますね。

 

今回紹介するSSL-1は、ギターの中でももっともスタンダードな、ストラトキャスター向けのピックアップ。そして、このピックアップは、数多のダンカンピックアップの中でも、もっともスタンダードな部類に属するもの。

 

そういう意味では、今回のレビューは、「定番中の定番」を試すことになります。

 

ヴィンテージで素直なサウンド

サウンドですが、第一印象としては「きれいな音」ですね。なんといいますか、非常に使いやすい音です。

 

よく、このSSL-1はローパワーで、ヴィンテージサウンドを求める人に向いている、と言われています。確かにそれはそうかもしれませんが、この、素直でクセのない感じは、意外と現代的なサウンドにも使えるかもしれません。

 

そして、音の成分的には、どちらかというと高音が強く出る印象です。

 

こういった特徴を踏まえると、カッティングで軽快に踊れるようなフレーズを弾くときに、このピックアップの強みが一番出るような印象があります。

 

このピックアップ、ストラトの3つすべてを付け替える選択肢もありますし、リアにだけハイパワー系のシングルを載せるという運用もアリだと思います。あるいはSSHタイプのSS部分に使うのもオススメですね。

 

「ストラトの原点」はここにある

ところで、このピックアップのついたギターを弾くときに改めて思うのが、「ストラトって、どんなギターだろう」ということ。

 

多くの人は、鈴鳴りする、繊細な、ときとして鋭い音。こういうイメージをストラトに持っていると思います。

 

ところが、ストラトはこれまでのギターの進化の中で、暴れる系のピックアップがついてみたり、あるいはノイズ問題に対応するためのノイズレス加工がされたりと、ストラトの良さをさまざまな音楽ジャンルに活かすべく、進化を重ねてきましたが、その過程の中で、前述の「ストラトらしさ」を失ってしまったと感じる局面もあります。

 

そんな、最近のストラトに「?」を感じたときに、このピックアップが登載されたギターを弾いてみていただきたいな、と思います。

 

ある意味、「ストラトの原点はここなんだ」ということが、非常によくわかるサウンドに仕上がっていますから。

 

少しノイズは乗りやすい… 

弱点がもしあるとすれば、やはりシングルコイルの特性か、ノイズが少し乗りやすいこと。ピックアップは前述のようにローパワーなわけですが、そこを補おうと、アンプやエフェクターでゲインを足しに行くと、場合によってはノイズが乗ってくるかもしれません。

 

もちろん対処方法はあるにはあるのでしょうが、基本的には、クリーン~クランチくらいまでのジャンルで使う方が、このピックアップの良さが出てくるでしょうね。

 

価格も非常にお買い得

ちなみに、このSSL-1、価格は比較的安いです。1つ8,000円前後で買えてしまうでしょう。(3つ揃えて、かつ取り付けを業者に依頼すると結構な価格になるかもしれませんが…)

 

「ストラトらしさ」が気になったとき、まずは試していただきたいピックアップです。お手軽なピックアップをお探しの方、ぜひ一度、トライしてみてください!