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【レビュー】Fender Ken Stratocaster Galaxy Red ラルク・kenモデルのストラト(2017年版)

本日は、L’Arc~en~Cielのギタリストとしてもおなじみ、ken氏のシグネチャーモデルとして日本製フェンダーからリリースされている「Fender Ken Stratocaster」についてレビューしようと思います。

かとうたかこ
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本ブログは、2017年にリリースされたフェンダーのkenモデルに関するレビュー記事です。最新の2021年モデルについては、別途記事がありますので、そちらをご覧くださいね。

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kenといえば…ラージヘッドのストラト

L’Arc~en~Cielのギタリスト・ken氏。

独特のコードワークや印象的なリフ、テクニカルなギターソロ、そして美しく壮大な楽曲の数々…彼の特徴は枚挙に暇がありません。

そんな彼のギターサウンドの軸になっているのが、フェンダーのストラトキャスター。とりわけ、彼の場合、ラージヘッドのメイプル指板、というのが1つの大きな特徴になっていると感じられます。

このブログでは、かつてフェルナンデスからリリースされていたkenモデルについてのレビューを書いたことがあります。

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現在のシグネチャーモデルは本家本元・フェンダーから

上記の「LD-85KK」については、1998年ごろにリリースされたギターということになりますが、あれから随分と時が経ち、現在リリースされている彼のシグネチャーモデルは、本家本元のフェンダーが製作したもの。

もともと、カスタムショップ製でken氏のシグネチャーモデルが製作されていたところ、「もっと手に取りやすい価格で」ということになって、今回、日本製フェンダーからシグネチャーモデルがリリースされるに至っている、というわけなのです。

特徴的なカラーリングは完全再現!

まず、このkenモデル、外観を見ていきましょう。

とにかく目を引くのは、彼のこだわりだという「Galaxy Red」というボディフィニッシュと、ピンクのピックガード、そしてブラックで塗り固められた金属パーツの数々。これらが組み合わされた結果、この特徴的、そして印象的なルックスになっているというわけなのです。

とはいえ、このカラーリング面以外の部分に目をやると、シェイプはスタンダードなストラトキャスターのそれですし、ヘッドもラージヘッドのCBSロゴと、トラディショナルな68年ストラトの流れを踏襲するようなデザインに仕上がっています。

弾き心地や電装系にもこだわりたっぷり

そして、このkenモデル、ネックにも大きな特徴があります。

このネック、標準的なストラトより少し太めになっており、これはken氏の「弾いた分だけ鳴る感じがする」という感覚を再現するためのこだわり。

一見すると「太いと弾きにくそう」と思う向きもありますが、実際に握ってみると、それほど違和感はありません。むしろ、しっかり握れるという点において、プレイ時の安定感・安心感が高まる面もありそうです。このあたりの弾き心地も、アーティストモデルならではの感じがしますよね。

また、ペグについては「ライブで弦が切れたとき、少ない巻き数ですぐに張り替えられるように」と、SPERZELのロック・ペグが採用されています。このあたりも、実践的な仕様になっているという印象を受けるところです。

加えて、電装系についても、ken氏がかなりこだわりを見せており、USA製のサーキットが搭載されています。「ここを後からいいのに買えると、かえってお金がかかるから、だったら最初からいいのを載せておこう」という彼のアイデアなんだそうです。

ピックアップは「カジュアルに換えられる」

一方で、ピックアップについては「割とカジュアルに後から換えられるから」と本人も言うとおり、日本製の割と普通なものが搭載されています。もちろんこれはこれで悪くないのですが、サウンドにも大きな影響を与えるところですので、後から自分の好きな換装していくのも悪くなさそうです。

ただし…ルックスの美しさを維持するために、ピックアップカバーを黒くするのが一手間かもしれませんね。ストラト系だと、市販のものはほとんどが白なので、「カバーレス+黒ピックアップカバー」にするか、あるいは黒のものを買うかといった「一手間」が必要な点は留意が必要です。

サウンドは…素晴らしい完成度!

さて、そんなkenモデルのストラトキャスター、サウンド面はどうなのか。


Ken Stratocaster® Galaxy Red

ご本人演奏という点にまずは圧倒されます…。

そして、サウンド面なのですが、とにかくストラトキャスターとして、普通に完成度の高い感じがします。

ken氏の場合、エフェクティブなサウンドを特に得意としていますが、そんな作り込まれたサウンドを、見事に美しく鳴らすための素養がありますし、シンプルなクリーントーンで弾いているときのサウンドも、きめ細やかで美しい。

また、電装系がアップグレードされているためか、ノイズにも比較的強いように感じます。このあたりは、一般的な日本製フェンダーのストラトから大きく進化したところだと言えるでしょう。

これなら、ラルクが好きな方のみならず、広く一般向けにオススメできる一本だと言えそうです。

まとめ…フェンダーらしい「使える」シグネチャー

このように、ラルク・ken氏のシグネチャーモデル「Fender Ken Stratocaster」については、個性的なカラーリングの中に、彼のこだわりが詰まっており、一方で楽器の指向としては全体的にトラディショナルなストラトキャスターとしての面を有しているので、広く一般向けに使っていけるギターです。

フェンダーから出ているシグネチャーモデルについては、ベースとなっている楽器が普遍的なものである中に、実戦で日々活躍されているミュージシャンの方のこだわりが隠し味的に入っているので、非常に使い勝手が良いのですが、このkenモデルについても、まさにそう。

kenモデルの場合、ピックアップは標準的なものが搭載されていますが、その分後から好きにアレンジできる楽しみもありますし、電装系の基礎部分は逆にしっかり手が入っているので、「自分用ギターの素材」としても、非常に優秀な一本であると言えそうです。

これはホント、非常に素敵なギターです。ぜひ、一般的なストラトの購入を検討されている方にも、一度はお試しいただきたい一本だと思います。

かとうたかこ
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なお、冒頭にも書きましたように、本レビュー記事は2017年モデルのものです。2021年モデルについては、別記事もあわせてご参照くださいね。
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