ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ

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イシバシ楽器…その評判、良いところ、悪いところ。

イシバシ楽器。ギターやベースを楽しむ人であれば、一度はお世話になっているのではないでしょうか。

 

私自身も、最寄りのイシバシ楽器にたくさんお世話になっている、ユーザーの一人でもあります。

 

本日は、そんなイシバシ楽器について、その評価や評判なども含めて、さまざまな視点から考えてみようと思います。

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イシバシ楽器とは

まず、そもそもイシバシ楽器とは、どのようなお店なのでしょうか。

www.ishibashi.co.jp

 

イシバシ楽器は、「株式会社石橋楽器店」が経営する楽器店で、1938年6月、東京都千代田区神田駿河台に、楽器古物等を扱うお店として創業されました。

 

その後、1953年1月に、資本金30万円で有限会社石橋楽器店を設立、1973年には株式会社化。1980年代から、東京・大阪への新たな店舗出店を開始し、その後も名古屋や神戸三宮、福岡にも出店を行うなど、全国の主要都市で精力的な楽器販売を行っています。

 

一方で、前述の神戸三宮店や、東京の立川店については2019年に閉店してしまうなど、勢力は拡大一辺倒という感じでもなさそうな印象を受けます。

 

ちなみに、本項の記述は、基本的にはイシバシ楽器の「会社概要」を参照しながら書いていますが、閉店した店舗については会社概要では一切触れられておらず、まるでなかったかのように扱われていることが、かつての神戸三宮店ユーザーとしては、大変寂しいところです…。

www.ishibashi.co.jp

 

とまあ、そんなこんなで、このようなイシバシ楽器は、2021年11月現在、全国に13店舗を展開し、楽器販売に取り組んでいます。

 

イシバシ楽器の特徴

さて、そんなイシバシ楽器の特徴ですが、大きくは次のようなところにあるのではないかと思います。


大都市に大規模店舗を少数精鋭で展開

まず、これは先ほどの「イシバシ楽器とは」とも重複しますが、イシバシ楽器の実店舗は、東京・大阪・名古屋などといった大都市に集中しています。

 

具体的には、次の13店舗が展開されていますが、総じて大都市圏に位置しています。

  1. 御茶ノ水本店
  2. ウインドパル(御茶ノ水)
  3. 御茶ノ水本店Harvest Guitars
  4. 御茶ノ水FINEST GUITARS
  5. 渋谷店
  6. 新宿店
  7. 池袋店
  8. 横浜店
  9. 津田沼店
  10. 心斎橋店
  11. 梅田店
  12. 名古屋栄店
  13. 福岡店

 

そして、その実店舗は、どれも総じて大規模

 

ライバルと目される島村楽器が、中小規模の店舗も一定程度展開している中、このイシバシ楽器の大規模店舗集中戦略は、個人的にはイシバシ楽器の大きな特徴であると思っています。

 

ギター・ベースについて高い専門性

楽器と一言で言っても、ギター・ベースのような楽器のほか、管楽器や鍵盤楽器、打楽器など、さまざまなものがありますが、イシバシ楽器については、基本的にはギター・ベースに力を入れているようです。

 

実際、一般的な実店舗にいくと、一番目立つところに置かれているのは、やはりギターやベース。後述しますが、これらについての品揃えについては、他の楽器店の追随を許さない、圧倒的な強さを誇っています。

 

一方で、管楽器についても「ウインドパル」という名称で御茶ノ水に店舗を設けていたり、他店においても一定の取扱いコーナーがあったりするなど、ギター・ベース以外は全く扱っていない…というわけでもありません。

 

ギター・ベースを中心としつつ、その他の楽器も一定程度扱える地力を持ち合わせている…といったところでしょうか。


フェンダー、ギブソンはじめ各楽器メーカーの品ぞろえが豊富

ですので、そんなイシバシ楽器の大規模店舗は、当然、ギター・ベースに関する品ぞろえも充実しています。

 

とりわけ、フェンダーやギブソンといった主要メーカーの楽器については、主な商品を軒並み店頭に並べているなど、さながら楽器ミュージアムの様相。ウィンドウショッピングをしているだけでも飽きません。

 

そして、アンプやエフェクターといった周辺機器についても充実の品ぞろえ。

 

さらに、これら各種楽器について、少しマニアックなメーカーのものもきっちり押さえているなど、初心者の方からマニアの方までを納得させされるようなラインナップでお客さまを迎えているのが、イシバシ楽器の大きな特徴だと言えるでしょう。


充実したネット通販

加えて、この充実の品ぞろえを、ネット通販でも同様に扱えるようにしているのも、イシバシ楽器の大きな特徴です。

 

イシバシ楽器のサイトで楽器検索をすると、全国13店舗の在庫を網羅的に検索できる上、その検索条件は、デジマートに匹敵するほど細かく設定できます。

 

これらのネット通販は、もちろんネットでの購入で完結させることもできますが、もし実際に試奏してみたくなった場合、最寄りの店舗に取り寄せてもらい、そこで試奏をすることも可能

 

特にギター・ベース本体は、楽器本体を見てからでないと不安になることも多いので、このサービスは大変ありがたいところです。


イシバシ楽器のここが良い!

では、このようなイシバシ楽器の特徴を見た上で、イシバシ楽器のどのような点が魅力的か。いくつか見ていきましょう。

 

品揃え豊富なので楽器選びがしやすい

先ほどの項目でも触れましたように、イシバシ楽器は、店舗の規模の大きさ、そして品揃えの充実っぷりが大きな特徴です。

 

そのため、楽器を購入しに行くときに、購入候補となる楽器を複数見比べながら検討したり、あるいは特定の機種を定めることなく店頭に行って、展示楽器の中から購入するものを決めたりするなど、非常に楽器を選びやすいのです。

 

やはり、どれだけネット通販が市民権を得たとしても、実店舗で実物の楽器を見て、触れるほどの情報を得た上での買い物ができるわけではありません。

 

実店舗で豊富な品揃えの中から商品を選ぶ…これができるのが、イシバシ楽器の大きな強みだと言えるでしょう。

 

総じて店員の知識が豊富

イシバシ楽器は、店舗・人ごとに差があるので一概には言えませんが、総じて店員の知識が豊富であると感じます。

 

やはり大都市で大規模な店舗を展開する以上、広域的な集客となるがゆえに、全国から熱意あるお客さまが来るようになるわけですが、イシバシ楽器では、そういったロケーションでの客層に耐えられるような従業員を配置しているのでしょう。

 

また、イシバシ楽器は基本的にギターやベースといった軽音楽系の楽器をメインに取り扱っている関係上、店員の専門性も比較的高くしやすい面があるように感じます。

 

この点、ライバルとなる島村楽器では、企業規模が大きいがゆえに、どうしてもサラリーマン的に採用されている社員が一定程度存在していること、また取り扱う楽器のジャンルが広いがゆえに、専門性を深くしにくい体質になってしまうのではないかな…とも思ったりします。

 

イシバシ楽器のここがイマイチ…

一方で、そんなイシバシ楽器について、イマイチだと評価する声も一部にはあります。

 

話しかけにくい雰囲気の店員が多い

イシバシ楽器は、前述のように、ギターやベースなどの軽音楽系楽器を得意としているお店ですが、それゆえなのか、店員さんの中には、ハードロック系の近寄り難い風貌をしている人が一定程度見受けられます。

 

具体的には、

  • 長髪
  • 金髪
  • ゴテゴテしたピアス
  • タトゥー

あたりでしょうか。

 

もちろん、人を見た目で判断することが正しいとは必ずしも思いませんし、取り組む音楽のジャンルによってはこうしたルックスがむしろ正装のように扱われる向きがあることも承知していますが、一般的には、こうした服装は接客業においては不適です。

 

こういった服装・雰囲気に普段からなじみのない人にとっては、この手の店員ははっきり言って近寄り難く、何ならちょっとした恐怖を覚えてしまうほどです。

 

そういった恐怖を覚えながらでは、とても安心して買い物ができない…というような話は、楽器初心者の方やその保護者の方から、ちらちらと聞こえてきます。

 

Google検索で「イシバシ楽器 ひどい」というようなキーワードで当サイトにたどりついている方をたまに見るのですが、そういった方の多くは、こういった店員の雰囲気に嫌悪感を持たれているような傾向にあります。

 

これはイシバシ楽器に限らず、ギター系の楽器店では総じて同様の傾向にありますが、イシバシ楽器は大手であるがゆえに特にやり玉に挙がりやすいと感じますね。

 

イシバシ楽器の場合、ギター・ベースにおける店員の専門性の高さを「良いところ」として評価していますが、そんな専門性の高さが服装などの接客マナーのせいでお客さまに伝わらないとしたら、なんとももったいない話であると感じます。

 

なお、一般論としての楽器店における接客マナーについては、過去記事でも触れていますので、合わせてご覧ください。

www.tk-guitar.com


相次ぐ閉店で今後が心配…

序盤でも少し触れましたが、イシバシ楽器は、大都市圏に積極的に出店を行っている一方で、2019年には神戸三宮店と東京の立川店とを、相次いで閉店させています。

 

神戸三宮店については、近隣に島村楽器があるものの、イシバシ楽器と比較したときの品揃えには見劣りし、多くのユーザーがイシバシ楽器神戸三宮店を高く評価していた中での閉店は、関西のギタリスト・ベーシストに大きな衝撃を与えたものでした。

 

また、東京の立川店については、イシバシ楽器が閉店した後、同じところに島村楽器がオープンしており、当該エリアにおける楽器店のニーズは一定程度あったものと推測されます。それだけに、「なぜ需要があるエリアのお店を閉店したのか」と、こちらも多くのイシバシ楽器ファンを不安にさせました。

 

そして、冒頭にも申し上げたように、これらのエリアへの出店が会社概要に一切触れられていないなど、まるで「黒歴史」のように扱われていることも、また不安要素として見てしまわざるを得ません。

 

これだけの品揃えを全国的に展開できる企業でありながら、ある程度勝算のありそうなエリアでの閉店が見られ、かつそのことについて十分な情報がないというのは、会社の経営面に何かがあるのかと勘ぐってしまうなど、非常に心配になります…。

 

【まとめ】接客マナーに課題はあるが、圧倒的な品揃えとネット通販が魅力!

このように、イシバシ楽器について、その良いところ、悪いところを網羅的に見ていきました。

 

イシバシ楽器は、ギターやベースといった軽音楽系の楽器に力を入れており、それゆえにこれらの楽器について高い専門性を有する店員さんが多いのですが、一方でその副作用として、服装や接客マナーに課題がある店員さんも散見されてしまい、これがイシバシ楽器の評価を必要以上に下げているように思います。

 

一方で、前述の専門性のほか、店舗の規模の大きさや、圧倒的な品揃え、ネット通販の使い勝手の良さといった点においては、他の楽器店の追随を許さない、圧倒的な強みを発揮しているとも感じます。

 

一部エリアでの閉店や接客マナーの問題など、不安に感じる要素もありますが、イシバシ楽器は、やはり多くのギタリスト・ベーシストにとって、欠かせないお店であると感じますし、私も引き続き、たくさんお世話になるつもりをしています。

 

こういった弱点をうまく解消しながら、イシバシ楽器の強みがより発揮されていけば、きっと、今後の楽器業界・音楽業界はますます面白くなるんじゃないか…私は、そう思っています。

 

楽器屋さん関係では、他にも記事をいくつか書いています。これらも、ぜひぜひ、合わせてご覧くださいね。

 

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