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【レビュー】NUX Mighty Air ワイヤレスで超多機能!究極の自宅練習用アンプ。

本日は、NUX(ニューエックス)の自宅練習用ギター・ベースアンプ、Mighty Airについてご紹介しようと思います。

このアンプ、とてつもないくらいに多機能で、ホントにすごいやつなんです。早速その全容を、見ていくことにいたしましょう!

この記事はこんな人にオススメ
  1. ワイヤレス機能を搭載した小型のギターアンプが欲しい
  2. 3万円程度で超多機能なギターアンプが欲しい
  3. スマホでサウンドを調整できるギターアンプを使いたい
  4. 電池ではなくバッテリー搭載のギターアンプが欲しい
  5. 小型でギター・ベース兼用のギターアンプを探している

NUX Mighty Airのコンセプト

NUX(ニューエックス)とは、中国のエフェクターブランド

かつては比較的お手頃なエフェクターを生産していることで知られていましたが、最近はマルチエフェクターやギターアンプなどにおいて、国内メーカーのものに肉薄する商品を送り出す、本格的なエフェクターメーカーに変わりつつあるような印象があります。

そんなNUXが自宅用のギターアンプとして送り込んでくる「Mighty」シリーズのうち、フラッグシップモデルとして位置づけられているのが、このMighty Airです。

コンセプトとしては、「低価格で、コンパクトで、多機能に」といったところでしょうか。

この価格で、こんなに多機能なんです

さて、そんなMighty Airですが、価格は定価が税込み30,250円。実売価格は概ね2万円半ばくらいになっています。

低価格路線にしては少し高いかな…という印象を持つかもしれませんが、このギターアンプ、とにかく多機能で、その機能をすべて見ていくと、「えっ、この値段で、これだけの機能が全部手に入るの???」と驚くこと、間違いなしなんです。

それでは早速、このMighty Airの機能を見ていきますね。

ギターだけでなくベースにも対応!

この手の自宅練習用ギターアンプというのは、どうしてもギターで使用することが前提になってしまいますが、なんとこのMighty Air、ギターのみならず、ベースにも対応しています。

後述するアプリで、アンプのモデリングをベースタイプに設定すれば、ベースサウンドをしっかり鳴らすことができます。

このサイズなので、さすがに本格的なベースサウンドを求めるのは少し酷ですが、それでも「このサイズで、ギター・ベース両対応」というのは、かなり貴重なアイテムですよ。

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ワイヤレス機能搭載!

「Mighty Air」の名前から想像がつくとおり、このアンプは、ワイヤレス機能が標準搭載されているんです。

このMighty Airには、専用のトランスミッターがはじめから付属しています。「別売り」ではなく標準搭載なのがポイントです。

接続方法は、アンプの「Reciever」ボタンを長押ししてペアリング状態にした後、トランスミッターをギター・ベースに差し込んで、トランスミッターの電源を入れるだけ。めちゃくちゃ簡単です。

このお手軽さで、練習時にケーブルの呪縛から解放されるというのは、あまりにも嬉しすぎますね。

かとうたかこ
かとうたかこ
この便利さ、快適さ、一度覚えたらやめられなくなるんですよね。

アプリで細かい音作りが可能

このアンプ、本体には「Gain」「Volume」「Channel」などの基本的かつ必要最小限のつまみしかついていないので、一見するとシンプルなアンプなのかな…と思いきや、さにあらず。

このMighty Airは、スマホ用アプリ「MightyAmp」を使うことで、かなり細かく音作りを追い込むことができます。

このアプリがないと、Mighty Airの機能を生かし切ることができないので、まずはスマホに必ずインストールしましょう。なお、スマホとアンプは、Bluetoothで接続します。

インストールして接続すると、こんな画面が表示されます。

標準的なエフェクトチェーンの中で、それぞれのエフェクター・アンプをオン・オフし、かつその設定を細かく追い込んでいくことができるんです。

たとえば、アンプの設定についていうと、上記のような感じで、本体にはない3バンドイコライザーが設定されています。また、ゲインやボリュームは、本体のつまみと連動しているので、本体側で操作すると、タイムラグなしでアプリの方にも反映されるため、本体をつい触ってしまう派の人でも違和感なく操作ができます。

ちなみに、アンプのモデリングをアプリで見ると、こんな感じです。

かとうたかこ
かとうたかこ
「Jazz Clean」とか「Twin Rvb」とか「Dual Rect」とか、分かりやすくて助かるのですが…ここまで分かりやすくて、いろいろ大丈夫なのでしょうか(苦笑)

Bluetooth接続でステレオスピーカーに

さらに、前述のアプリはBluetooth接続だという話をしましたが、このBluetooth接続をすることで、スマホのステレオスピーカーとして使うことも出来ます

音源にあわせて練習、という自宅練習用アンプでよくある使い道はもちろんのこと、ステレオスピーカーとしてもワイドレンジでなかなか優秀。ギターアンプとして使わずとも、普通にBluetoothスピーカーとして使っても良いのではないか…と思えるほどなんです。

リズムマシン内蔵

そして、練習用アンプとしてこれがあると助かるというのが、リズムマシン機能

普通のメトロノームとして使うことはもちろんのこと、ドラム打ち込みによるいくつかのリズムパターンもあったりするので、アドリブの練習などにも非常に有効です。

そして、その打ち込みの音質も、これがなかなか良かったりするので、練習しているとかなりテンションが上がってきます。

バッテリー駆動OK!しかも充電はUSB-C!

最後に、実用面ではこれが非常に大きいのではないかと思うのですが、このアンプ、このサイズなので、バッテリー駆動にも対応しています。

ただ、それだと他の自宅用アンプとかでもよくある話なのですが、このMighty Airのすごいところは、バッテリーをUSB Type-Cのケーブルで充電できるということ。

他の自宅練習用アンプでは、基本的には単3電池・単2電池あたりで稼働させることが一般的な中、このMighty Airは、Androidスマホや最近のiPad Air、ゲーム機のNintendo SwitchなどですっかりおなじみににあったUSB-Cで充電ができてしまうんです。

なので、充電器をケータイと兼用できてしまう…これ、めちゃくちゃ便利ですよ。普段はバッテリー駆動させて、電池が切れそうになったらスマホの充電器で充電すれば良い…。

ここまで気軽にバッテリー駆動させられる自宅用アンプ、他にはほぼありません。

かとうたかこ
かとうたかこ
外出先でバッテリーが切れたら、モバイルバッテリーからの給電もできちゃいますしね♪

サウンドも本格的!とても小型アンプに思えない

そして、そんなMighty Air、サウンド面では果たしてどうなのでしょうか。

クリーン、オーバードライブ、ディストーションとも、非常に生々しいギターサウンドが奏でられています。

クリーン系だと、JC-120をモチーフにしている「Jazz Clean」が思いのほか使いやすく、歪み系だと、メサブギーのレクチをモチーフにした「Dual Rect」が、ハードな歪みの中に音の抜けを持たせていて、非常に好印象です。

また、コンプレッサーやコーラスなどのエフェクターも、アプリの中から呼び出すことができるので、これらを使って、簡易マルチエフェクターのような音作りをしてみるのも、なかなか楽しいものです。

さすがにライブに持ち出すことは難しいアンプですが、本番用の音作りに近い音を作っておいて、自宅練習はこれで対応する、というのは十分現実的だと思います。

ベースアンプとして…このサイズにしては健闘している

そして、このMighty Airの大きな特徴の1つでもである、ベース対応について。

ベースアンプとして使おうとすると、さすがにスピーカーに一定の大きさが必要になったりするので、このサイズで、ベースらしい迫力ある低音は望めない…というのは承知の上で弾いてみるのですが、これがなかなか頑張っています

ベースアンプ用のモデリングでは、アギュラーを想定した「AGL」が、比較的レンジの広いステレオスピーカーと合っているように感じます。低音をゴリゴリと聴かせるというよりは、ベースサウンドの雰囲気を、ハイファイなスピーカーから出力する…というイメージでいる方が良いでしょうね。

ちなみに、これはベースに限った話ではないですが、この手の小型アンプは、できるだけ耳の高さに近いところに置くと、そのサウンドのクオリティが大きく上がります。ぜひ、お試し下さい♪

自宅用ギターアンプでは他を寄せ付けない強さ

さて、この自宅練習用ギターアンプというカテゴリー、さまざまなメーカーが個性的なアンプを出していて、なかなか目移りするところです。

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そんな中、このMighty Airのライバルとなりそうなのが、まず機能面ではヤマハのTHR10II Wireless

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こちらは、高品質なサウンドに加え、ワイヤレス対応、バッテリー充電といった、Mighty Airと同等の機能も備えてはおりますが、いかんせん価格が5万円台と、かなり割高。しかも、Mighty Airであれば標準で付属しているトランスミッターも、こちらの場合はLINE6のG10T(II)を別途購入しないといけなくて、これが1万円強しますので、実質6万円台。

THR10II Wirelessの場合、ヤマハブランドで、出力も大きいとはいえ、「自宅練習用」として考えると、かなり高額なお買い物になってしまう印象があります。

一方で、コンセプトは結構違いますが、サイズ的にライバルになりそうなのが、BOSSのKATANA-MINI

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こちらは1万円台で、サウンドはこだわりのアナログ回路。ギターサウンドという点に関して言うと、このサイズ感の中ではかなり上位に来ていると感じます。

ただし、こちらは機能面には特筆すべきものがなく、非常にシンプルな自宅用ギターアンプになっています。こだわりのギターサウンドをとるか、多機能さをとるかの選択になりそうですね。

【まとめ】あまりにも多機能な自宅用アンプ!1台持ってて損はない!

このように、今回ご紹介したNUX Mighty Airについては、2万円台という価格設定でありながら、そこに搭載された機能は、実質6万円台のヤマハTHR10II Wirelessに相当する、とてつもなく多機能な自宅用アンプなんです。

しかも、サウンド面でも、バリエーション豊富でクオリティも十分、さらには練習用のベースアンプとしても使えてしまいます。また、普通のBluetoothスピーカーとしても思いのほか良質。

中国メーカーということで、ブランドイメージ的には少し劣ると感じる向きもあるように思いますが、この多機能さは、ギタリスト・ベーシストのあらゆる局面において役に立つこと、間違いなし

サイズもコンパクトですし、ギタリスト・ベーシストの自宅に1台、あって損はないアイテムですね。

 

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かとうたかこ
気がつけば、ギター・ベース歴は20年。ギターなどの楽器と音楽をこよなく愛する社会人のブログです。更新情報はTwitterやFacebookでも発信しているので、ぜひ下のTwitter・Facebookアイコンからフォローしてください!