自宅向けのポータブルギターアンプとして、長きにわたって親しまれてきた、ヤマハのTHRシリーズ。
今回、このTHRシリーズが、実に8年ぶりにモデルチェンジし、「THR-II」シリーズが登場することとなりましたので、それらの概要をお知らせしたいと思います。
- ヤマハ・THRシリーズの最新モデルについて知りたい
- THRシリーズのワイヤレス機能について教えてほしい
- THRシリーズのグレードごとの特徴を調べている
もくじ
自宅向けギターアンプのスタンダード、THRシリーズ。
ヤマハのTHRシリーズといえば、
- インテリアとしてもすっとなじむ、オシャレな横長のデザイン
- クリーンからハードな歪みまで、幅広く本格的なギターサウンドを搭載
- ベースアンプやアコースティックギター向けアンプとしても使用可能
- スピーカーとしても優秀
などといった特徴があり、「自宅向けギターアンプのスタンダード」として、発売以降、長きにわたって多くのギタリストに支持されてきました。
当ブログでも、THR10、THR10Cについてのレビュー記事を掲載しており、これらについて、非常に高い評価をしてきたところです。
ライバル商品の台頭で設計の古さも気になる中…
一方で、このように、新しい自宅向けギターアンプのスタンダードとなったTHRをしっかり研究し、各メーカーが開発してきた後発のギターアンプは、より魅力的な商品になっていたのも事実です。
たとえば、VOXのAdio Airシリーズは、同様のデザインコンセプトの中、Bluetoothスピーカー機能を搭載し、ワイヤレススピーカーとしても使用可能だったり、THRが苦手としていた低音をしっかり鳴らせるような設計となっており、特にベースアンプであるAdio Air BSについては、ギターアンプのモデリングも搭載することで「ベースがメイン、だけどたまにギターも弾く」という層に強烈なインパクトを残しました。
また、BOSSのKATANAシリーズから出ている「KATANA-AIR」については、BOSSのワイヤレスシリーズを組み合わせることで、ギター本体のワイヤレス化を実現し、サウンドの上質さも相まって、ギター専門のプレイヤーにとっては非常に魅力的な商品に仕上がっていました。
こうした商品を前にすると、初代THRに若干の設計の古さを感じてしまったのは、正直、仕方がない面もありました。
ついに出てきた新シリーズ「THR-II」!
そうした中で、ついに出てきたのが、この「THR-II」シリーズです。今度はこちらが、他メーカーの類似商品を研究してきたであろう中、THRらしさをより洗練させて、非常に魅力的な商品に仕上がってきています。
では、早速、THR-IIシリーズの特徴を見ていきましょう!
【特徴1】新たな3つのアンプモード
もともとのサウンドの上質さには定評のあったヤマハTHRシリーズ。今回、その部分を、ヤマハ独自のモデリング技術「VCM」を使ってさらに向上させるとともに、新たな機能として追加されたのが、3つのアンプモード。
これは、従来のアンプモデリングのセレクトに加えて、別のスイッチで「MODERN」「BOUTIQUE」「CLASSIC」の3つのモードを選び、サウンドの方向性をより細かく選べるようにした、というものです。
前のTHRでは、サウンドの上質さには定評があったものの、モデリングが少ない点を気にしていた方もいらっしゃったようですが、このモードが搭載されたことで、音作りの幅は、より広がることになりそうですね。
ヤマハ ギターアンプ「THR-Ⅱ」シリーズ サウンドコレクション
【特徴2】ギターワイヤレスレシーバー内蔵モデルが登場
今回のTHR-IIシリーズについては、スタンダードな「THR10II」に加え、「THR10II Wireless」と、これをさらに出力強化した「THR30II Wireless」というモデルがリリースされています。
後ろの2つのモデルは、「Wireless」とついているとおり、ワイヤレス対応しているのですが、これは具体的に何かと言うと、「ギターワイヤレスレシーバーを内蔵している」ということです。
そして、これに対応するトランスミッターは、Line6の「RelayG10T」。
これを使えば、THR-IIシリーズをワイヤレスギターアンプとして使うことが出来るようになります。
ちなみに、Bluetoothスピーカー機能については、無印の「THR10II」においても対応しています。あくまで「ギターのワイヤレス」に対応しているのが、Wirelessシリーズのみ、ということですね。
【特徴3】充電式バッテリー搭載
そして、このTHR-IIのワイヤレスシリーズのもう1つすごいところは、リチウムイオン充電池を内蔵しており、内蔵バッテリーのみで駆動可能だということ。
モバイルアンプはこれまでも出てきていましたが、それらは乾電池の使用が前提でしたので、充電して繰り返し使おうとすると、エネループ等の充電池が必要でした。
ところが、このTHR-IIのWirelessシリーズであれば、内蔵バッテリーでの駆動が可能になりますので、乾電池式のモバイルアンプよりも、かなり気軽に、バッテリー駆動をさせることができるようになります。
「充電するときだけコンセントの前」という使い方をすることで、ギターアンプがまたもう1つ、線から解放されることになるわけですね。
価格は標準版で35,000円、Wirelessシリーズだと50,000円前後
さて、そんなTHR-IIシリーズの気になる価格ですが…
標準的なTHR10IIで概ね35,000円程度。
そして、Wirelessシリーズだと、10ワットのTHR10II Wirelessで50,000円程度、30ワットのTHR30II Wirelessで50,000円台後半くらいになってくるようです。
前のTHRシリーズが税込み3万円程度であったことを思うと、少し価格は上がったように思いますが、その分、機能はしっかり、充実しています。
ですので、ここは妥当なところかなあ…と思いますが、実売価格で3万円を切りつつ、Bluetoothスピーカー機能を搭載しているVOXのAdio Airシリーズと比べると、少し割高に感じるのも、また事実。悩ましいところですね。ここはサウンドをしっかり聞き比べて判断したいところです。
【まとめ】THRの設計の古さを見事に克服!
このように、今回新登場するTHR-IIシリーズについては、これまで高い評価を得てきつつも、ライバル新商品の前に少し設計の古さを感じさせてしまっていた従来のTHRを、しっかりと正攻法で進化させてきた、という印象を受けます。
今回は新商品速報ということで、現時点ではまだ試奏ができていないのですが、追って試奏を行い、改めて製品レビュー記事を投稿したいと思います。
ヤマハTHRのサウンド。果たして、どこまで進化してきたか…。私自身、とても楽しみです。
皆さん、どうぞ、ご期待ください!
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