いよいよ11月も終わり。来月12月は、クリスマスと年末が待っています。
早くも今年が終わろうとしているんですね。でも、その前に、当ブログ名物、11月の人気記事の振り返り、やっておきたいと思います。
今回もこれまでと同様に、振り返りにおいては、各記事の単純なアクセス数のみで人気状況を計るのではなく、Googleサーチコンソールやはてなブログのアクセス解析、SNSの反応などを踏まえ、各記事を総合的に評価していますので、あらかじめ御承知おきください。
それでは、2019年11月の振り返り、行ってみましょう!
もくじ
「ざんねんなジャムセッション」はSNS経由で高アクセス
今月の初出記事、「ざんねんなジャムセッションイベント事典」。最近、各所で開かれているジャムセッションイベントについて、実態を踏まえながら、やや批判的に考察した記事です。こちらは、SNS経由で多くのアクセスをいただいた他、さまざまなご意見も頂戴いたしました。
上記記事では、ジャムセッションが「ざんねん」になってしまう要因として、
- 仲間うちだけのジャムセッション
- 実力を誇示するホスト・コアメンバー
- 初心者に罵声を浴びせるベテラン勢
- スピリチュアル・自己啓発セミナーに似た空気
という4点を整理させていただいています。
多くのホスト・コアメンバーの方は、上記「1.」「3.」については課題意識を持ち、ここを克服すべく工夫したイベント運営をしてくださっていると感じますが、一方で、「2.」「4.」については、あまり認識がなされていないようにも感じます。
SNSでも、ホスト・コアメンバーの力強い発信の影響で、肯定的に評価されることが多いジャムセッションイベント。しかし、当ブログでは、その「光」の部分だけでなく、SNSで論じられにくい「影」の部分についても、問題提起していこうと思います。
「ギター人口の減少要因」も高アクセス
同じく、コラム系の記事では、ギター人口が減少傾向にある現状について考察した記事も、SNS経由で高アクセスをいただきました。
この記事では、ギター人口を減らさないために私たちができることとして、
- 楽器メーカー:低価格で高品質な初心者向け楽器の開発を!
- 楽器屋さん:店員さんも「大人のビジネスマナー」を身につけて
- プレイヤーの皆さん:簡単で楽しい「弾いてみた」を増やしていこう
といったように、それぞれの立場ごとに異なるアプローチで、「こういうことを意識すると、中長期的なギター人口が維持できるんじゃないかな…」といったことを考えてみました。
記事でも書いていますが、ギター人口減少の背景には、「ギター業界やプレイヤー界隈において、昔の良さが失われていること」「ギター業界やプレイヤー界隈が旧態依然としていること」という、相矛盾する要素が同時に発現しているように感じます。
これらの課題について考える意義は、前述の「ざんねんなジャムセッション」に通じるところもあるかもしれません。今一度、私たちも、未来にわたってギターを弾く楽しさが語り継がれるよう、よく考えて、行動したいところですね。
久しぶりに来た「SSWおじさん」問題
数カ月前までは、当ブログの人気記事だった、SSWおじさんに関する記事。最近は特筆するほどのアクセスはなかったのですが、11月になって、再び、SSWおじさんに関する検索流入が増加傾向になってきました。
10~11月のシーズンは、各種の音楽イベントに加え、地域のお祭りやフリーライブなどといった、広く開かれた場で、女性SSWさんを見かける機会も、たくさんありました。
そうしたイベントで、はじめて女性SSWさんに出会ったような、一般のファン、一見さんのファンが 、女性SSWの周りにいる、何やら奇妙な雰囲気の年配男性たちに違和感を持ち、「あれはいったい、何だろう?」といろいろと検索しているうちに、当ブログにたどりついたのかな…なんていう想像をしていたところです。
SSWおじさん問題、アマチュア~インディーズ音楽界隈に予備知識のない人にこの話をすると、「えっ、そんなことになっているんですか?」と本当に驚かれます。
SSWおじさん当事者自身は気づいていないか、気づいていないふりをしているだけかは分かりませんが、周りから見ると、違和感しかない光景なのです。
当ブログでは、かねてより主張していますが、SSWおじさん問題は、インディーズ音楽業界の闇の部分の象徴的な事象だと考えています。
この問題、引き続き、注視していきます。
フェンダー・Road Wornストラトのレビュー記事に高アクセス!
コラム系の記事が続きましたが、当ブログのもう1つの柱、機材レビューにおいては、フェンダーのRoad Wornシリーズのストラトキャスターにアクセスが集まりました。
この記事自身は少し前のものだったり、またRoad Wornシリーズでは過去にテレキャスのレビュー記事が高アクセスを集めたりしたこともあったので、今回ストラトが注目を浴びたのは、正直、意外でもありました。
とはいえ、このギター、本格的なレリック加工と、抜群の使い勝手を誇る、とても魅力的なギターです。むしろ、これまで検索されてこなかったことの方が不思議なくらいですよね。
そういえば、このギター、最近当ブログで人気記事になっている、パーフェロー指板が搭載されています。そういったところもあって、少し気になる人が増えているのかも知れませんね。
他には…エピフォンのレスポール2タイプに検索流入
それ以外のレビュー記事については、極端に多かったものというのは実はあまりなくて、割とまんべんなく検索されているんだなあ、という結果になっているのですが、あえていえば、エピフォンのレスポールに関する記事が2本、割とアクセスを集めています。
「2本」というのは、一般的な「レスポール・スタンダード」と、「松本モデル」のこと。
エピフォンのギター、安くて、品質の割には良いギターなのですが、やはりギブソンブランドではないためか、「実際のところ、どうなんだろう」と不安になっている方が多いというのは、割とよく聞く話。
そのあたりが、検索ワードして選ばれやすい要因なのかもしれませんね。
【まとめ】「ざんねんなジャムセッション」と「SSWおじさん」の二本柱…?
今月のアクセス状況を多角的に見ていると、新ネタである「ざんねんなジャムセッション」と、当ブログでかねてから問題提起をしていた「SSWおじさん」という2つの論点が、高アクセスを集めていたのが、とても印象的でした。
どちらの問題も、事案の性質が異なるとはいえ、演奏者が安全・安心に音楽を楽しめるようになる上で、目をそらしてはいけない論点かと思います。
もちろん、引き続き、機材レビューにも力を入れながら、これらのような「プレイヤーにとって切実な課題」についての問題提起にも、取り組んでいきたいと思います。
引き続き、当ブログを、よろしくお願いいたします。
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