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【レビュー】BOSS OD-3 SD-1とは異なるサウンド…その評価は?

本日は、BOSSのオーバードライブ、OD-3についてご紹介しようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. BOSSのオーバードライブの概要を知りたい
  2. OD-3のサウンド面の評価を聞きたい
  3. どのようなジャンルでOD-3を使えば良いか教えてほしい

BOSSのオーバードライブの概要

BOSSのコンパクトエフェクターは非常に数が多く、また個性的なのは言うまでもありませんが、その中でも、とりわけバリエーションが豊富なのが、オーバードライブ系

既にご案内のように、BOSSの最初期エフェクターの1つとして燦然と輝くOD-1。

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そしてそのOD-1に、トーン回路を搭載し、使い勝手の良さを高めたSD-1。

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そして、少しダークで深く歪みつつ、ピッキングニュアンスにうまく追従することで今なお多くのファンを抱える名作、BD-2。

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いずれも、歴史があり、そして今なお、多くの人に 親しまれています。

意外?OD-3はBD-2より後発なんです

そして、今回紹介するOD-3

おそらく、多くの人が、伝統の「OD-1」の流れを汲む型番と商品名から、歴史あるペダルだと認識しているのではないかと思います。

ところがこれ、よく調べてみますと、意外なことに、1997年と、上記3つの「定番」オーバードライブを含めた4つの中で、一番、後発なんです。

おそらく、多くの人が最後発だと思っていたBD-2が1995年。ですので、それよりも約2年後にリリースされた商品ということになります。

OD-1以来の、シンプルな「OVERDRIVE」という名称、復活には随分と時間がかかっていたんですね。

サウンドは…中域が強め、SD-1とはキャラクターが異なる

さて、そのサウンドの特徴。


OD-3 OverDrive [BOSS Sound Check]

OD-1や、その流れを汲むSD-1と比較すると、少し高域が抑え気味で、その代わりに豊かな中域がとても印象的です。

そして、歪みの強さも、SD-1より少し深く歪む感じですね。

この背景にあるのが、歪みの作り方の違い。

OD-1や、その後継機であるSD-1では、非対称クリッピング回路というものを採用し、これで歪みサウンドを作っていたのですが、このOD-3は、2段階の増幅回路とダイオード・クリッパー回路を組み合わせたBOSS独自のデュアル・ステージ・オーバードライブ・サーキットというものを採用。これにより、これまでのオーバードライブよりも深い歪みを作り出せるようになっているのです。

とはいえ、そこはさすがにオーバードライブなので、この歪みをおいしく活かせるジャンルは、やはりポップスのバッキングあたりかなあ、と思います。コードワークからカッティングまで、さまざまなプレイスタイルで、ヴォーカルに花を添えるギタープレイができることでしょう。

ちまたのレビューを見ていると「ブースターとしての使用がお勧め」みたいなものが多く、確かにブースターとしても優秀なのですが、それはSD-1等でも同様であり、むしろこのOD-3の良さを活かすなら、単体のオーバードライブとして使っていった方が面白いと言えるでしょう。

BD-2と比べると個性がない?だが、それが良い

そして、「オーバードライブ単体で使っていく」というスタイルを選ぶ場合、ライバルになるのが、おそらくBD-2。こちらは、少しダークなニュアンスを漂わせており、オーバードライブの中では個性を持っているといえるペダルです。

これとOD-3を比較すると、おそらく「普通のオーバードライブ」といった感じで、あまり個性が感じられないように認識する方も多いと思います。

でも、その「個性のなさ」が逆に個性。過度に主張しないそのサウンドは、バッキングに徹するときにはちょうど良かったりしますし、個性が強すぎないがゆえに、ギター本体の良さを引き出す上でもこのくらいの歪み方がベストだったりします。

かとうたかこ
かとうたかこ
個人的には、ヴィンテージ系のストラトがとても合うという印象ですね。

弱点は…SD-1と比べると割高?

そんなOD-3は、さまざまな歪みエフェクターが群雄割拠する今でも、それなりのプレゼンスを発揮できているのですが…

あえて弱点を言えば、価格です。とはいえ、OD-3の価格が高いとか、そういうわけではないのです。

このOD-3を購入するときにおそらく比較対象になるであろう、SD-1は、2021年12月現在、6,600円という、破格の値段で販売されています。コレと比較すると、通常のBOSSコンであるOD-3の9,000円程度の価格は、やはりどうしても高いと感じてしまうのです。

SD-1が安いことは、むしろありがたい話ではあるのですが、それゆえにOD-3が割高に思えてしまうのは、思わぬ副作用といったところかもしれません。

とはいえ、OD-3がアナログ系の標準的なオーバードライブの中では後発の部類に属することなどを考えると、今でも買う価値は十分。

ぜひぜひ、購入時の候補に、加えてみてください。

かとうたかこ
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