本日は、日本製フェンダーのラインナップから、「Fender Made in Japan Hybrid II Stratocaster」についてご紹介しようと思います。
横文字だと少し分かりにくいですが、要は「Made in Japan Hybrid IIのストラト」ですね。
安定感抜群の日本製フェンダーからリリースされた最新のストラトキャスター、その実力を早速見ていきましょう!
- フェンダー・Made in Japan Hybrid IIのストラトについて知りたい
- MIJハイブリッドIIストラトの評価・口コミを聞きたい
- MIJハイブリッドIIのサウンドについて教えてほしい
- MIJハイブリッドIIのピックアップについて知りたい
- ある程度のクオリティにある日本製フェンダーのストラトを探している
もくじ
フェンダーのラインナップをおさらい
生産国、モデルと、非常に多岐にわたる現行フェンダーのラインナップ。まずはここをさっとおさらいしながら、今回ご紹介するMade in Japan Hybrid IIのストラトがどこにいるかを明確にしましょう。
- Player:メキシコ製の標準的なモデル
- Player Plus:メキシコ系のモダンなモデル
- Vintera:メキシコ製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
- Road Worn:レリック加工が施されたメキシコ製の上位モデル
- Made in Japan Traditional:日本製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
- Made in Japan Hybrid II:日本製の、ヴィンテージとモダンの融合
- Made in Japan Modern:日本製の、超モダンなモデル
- American Performer:USA製ながら廉価で買いやすいモデル
- American Professional II:USA製の、もっとも標準的なモデル
- American Original:USA製の、ヴィンテージ系を再現したモデル
- American Ultra:USA製の、超モダンなモデル
要は、モデルの整理のマトリックスとしては、概ね
- 生産国(USAか日本かメキシコか)
- サウンドの方向性(ヴィンテージ系か標準かモダンか)
といったような2つの軸があるわけですね。
で、今回ご紹介する「Made in Japan Hybrid II Stratocaster」については、「日本製」で「ヴィンテージとモダンを融合させた」というような位置づけのギターになってきます。
Made in Japan HybridはIからIIへ…
さて、このMade in Japan Hybridシリーズといえば、前述のように「ヴィンテージとモダンの融合」ということで、日本製フェンダーの主力商品の1つとして、非常に高い人気を誇っていました。
そんなMade in Japan Hybridシリーズは、2021年に「Hybrid II」にアップデートされました。
詳細はこれから見ていきますが、大きな傾向としては、「より現代的な方向へのシフト」ということが読み取れるようなアップデートです。
そうした点も踏まえながら、Fender Made in Japan Hybrid IIのストラトの特徴を見ていきましょう。
王道の木材を使用したストラト
まず、このストラト、木材については、アルダーボディのメイプルネックで、指板はローズウッドかメイプルかを選ぶような形になっています。
一般的なストラトといえば、やはりボディ材はアルダーであってほしいところ、日本製フェンダーではこれが採用されるのがHybridシリーズからとなり、少し低価格なTraditionalシリーズでは、バスウッドボディだったりします。
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そうそう、指板にきちんとローズウッドを使ってくれているのも、大きなポイントですね。たとえば、メキシコ製のPlayerシリーズだと、ボディはアルダーでも指板がパーフェローだったりしますから。
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このように、このMade in Japan Hybridシリーズのストラトは、木材を妥協することなく、王道のものを使ってくれています。「木材を定石どおりに使ってくれているギター」としても、Made in Japan Hybridシリーズは重要です。
とはいえ、このあたりはIに引き続きの傾向であったりもします。
フレットにネックにと…アメプロシリーズに近い仕様
次に、ネック周りを中心に見ていくわけですが…。
まずなんといっても目につくのが、22フレットの採用。
これまで日本製フェンダーの標準的なラインナップでは、伝統的な21フレットの採用にこだわってきたイメージがあったのですが、ここでは22フレットを採用し、より音域を広げにかかってきています。この1フレット差は、ギターソロを弾くときにかなり効いてきますね。
加えて、指板のラジアスも9.5で、シェイプがモダンCだったり、フレットもナロートールが採用されていたりと、このあたりの仕様は、USA製フェンダーのAmerican Professionalシリーズと共通していたりするんです。
このあたりは、前のHybridシリーズとは大きく様相を異にしているところなんです。個人的には「ヴィンテージとモダンの融合」というところからは少し離れ、どちらかというとモダンな演奏性の高さを求めたのかな…という気もしています。
ピックアップは専用のオリジナルモデル
そして、サウンドに大きな影響を与えるピックアップですが、こちらには「Hybrid II Custom Voiced Pickup」というものが採用されています。
公式サイトによると…
USのプロダクトマネージメントチームと協力し、共同で1から開発した、「Hybrid II Custom Voiced Pickup」を採用。あらゆるジャンルの楽曲に対応できるようにゲインとトーンバランスが最適化されています。
とのことです。
要はオリジナルのピックアップが採用されているわけですが、たとえばシグネチャーモデルのように、こだわりのピックアップを特別に搭載しているわけではなさそうなので、たとえばカスタムショップ製のピックアップに換装したり、思い切って他メーカーのピックアップを載せたりすることで、素材の良さをより活かしたアレンジなんかも楽しめそうですね。
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サウンドはより現代的に、弾き心地はより快適に
さて、そんなMade in Japan Hybridシリーズのストラト、サウンド面はいかがでしょうか。
www.youtube.com
さすがフェンダー、クリーンでもドライブでも、これぞストラト、という感じのサウンドがしっかり出ています。
ただし、そのサウンドの傾向は、ヴィンテージ系の優しい鈴鳴りというよりは、どちらかというとドンシャリな、パワーのあるサウンドであるような印象を受けます。
ですので、このサウンドだと、現代的なロックやポップスとの相性が良いんじゃないかなあ…というふうに思ってしまいました。
そして、弾いていて思うのが、圧倒的なプレイアビリティの高さ。
先述の、ネック・指板周りの現代的な仕様のほか、サテン仕上げのネック、加えて丁寧に処理されたフレット周りの影響などが総合的に影響して、コードワークにせよギターソロにせよ、非常に弾きやすく感じます。
価格は12万円前後…前モデルと変わらずお買い得
そして、そんなFender Made in Japan Hybrid II Stratocasterの価格ですが、市場ではおおむね11〜12万円程度で売られています。
このあたり、前のHybridシリーズのストラトも同じような価格でしたので、価格は維持されたような格好ですね。
どのメーカーであっても、モデルチェンジのたびに少しずつ価格が上がっていく商品が多い中、これはとってもありがたい話です。
【まとめ】USA製のエッセンスを取り込んで進化した日本製ストラト。
今回ご紹介したFender Made in Japan Hybrid II Stratocaster。
これまでのHybridシリーズにあったような「ヴィンテージとモダンの融合」という面は少し薄まり、どちらかというとモダンな方向に寄った気はしますが、同時に、日本製らしい作りのきめ細かさはそのままに、USA製のエッセンスを取り込んでプレイアビリティを高め、サウンドも現代的に振る中で、さらに使い勝手の良いギターに進化した印象を受けました。
また、木材も王道のアルダー・ローズウッド指板を採用していることもあって、アレンジの素材としてもピッタリ。価格競争力も高く、この価格帯でストラトを探そうとすると、真っ先に候補に入る1本です。
王道のストラトキャスターだからこそ、王道のフェンダーブランドで持ちたい…そんなあなたに、まさにピッタリなギターですね。
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