ギター

【レビュー】Gibson Flying V 2019 ロックにも、穏やかなギターサウンドにも。

本日は、ギブソンのギター「フライングV」の2019年版仕様についてレビューしようと思います。

この記事はこんな人にオススメ
  1. ギブソン・フライングVの評価を知りたい
  2. フライングVのサウンドがどんなものか聞きたい
  3. どんな音楽ジャンルにフライングVが合うか考えたい
  4. 最近のフライングVに搭載されているピックアップを知りたい
  5. フライングVを座って弾くことができるか教えてほしい

変形ギターの先駆け・フライングV

フライングVといえば、レスポール、SGなどと並んで、ギブソンを代表するギターの1つです。

テレキャスやレスポールなどとは、大きくその意匠を異にする、その名の通りの「V」デザインは、初登場した1958年当時にはあまりに斬新すぎたのか、ほとんど売れずにいったんは幕を下ろしますが、多くのミュージシャンがライブで使用したことなどによって、後にじわじわと人気が高まり、一気に「ポピュラーなギターの1つ」にまで上り詰めました。

その名のとおりの「V」シェイプですので、座って弾くのが難しいという弱点はあるのですが、その分、立って弾いたときの佇まいは最高に格好良く、「ロックギターといえばコレ!」というイメージの方も、多いのではないでしょうか。

かとうたかこ
かとうたかこ
ちなみに、座って弾くときは、「V」のくびれに足を入れれば、何とかなります。まあ、「何とかなる」のレベルですけどね…。

フライングV・2019の特徴…コンサバな中に新しさを

さて、そんなフライングV。ギブソンは、毎年少しずつ使用を変えた、各年度版の主力ギターをリリースしているわけなのですが、今回は本稿執筆時点の2019年仕様におけるフライングVをご紹介いたします。

まず、基本的な仕様としては、マホガニーボディ・ネックのローズウッド指板

この材の選び方自体はレスポールやSGと同様なのですが、フライングVの場合、あのルックスであるがゆえに、ボディ本体の鳴りが、他のスタンダードなギターとは、大きく異なります。

それは何かと言うと、音が良くも悪くも「軽く」なるという点。それゆえ、軽く歪ませると非常に心地よいサウンドになったりもするのですが、一方で「音圧が足りない」「迫力が足りない」というネガティブなニュアンスでこれを捉える人がいるのも事実。

そして、ピックアップについては、2019年モデルの場合、フロントにバーストバッカー2、リアにバーストバッカー3が搭載されています。

バーストバッカーといえば、基本的にはギブソンの「PAF」を再現した者であると言われており、その中でも数字が高いものほどパワーがあります。今回は、2と3の組み合わせなので、出力を強めに…すなわち、どちらかというとロック指向の方に向けて設計されたと考えられます。

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一方で、前述のように、ギターのボディ材等については、昔ながらのフライングVの伝統をきっちり守ってきているので、カタログスペックの全体的な印象としては「昔ながらのフライングVの特徴を大事にしつつ、現代的な技術も一部に取り込んだ」といったところで理解するのが自然でしょう。

ちなみに、カラーはナチュラルが基本。シェイプ的には尖っていますが、カラーリングは意外と落ち着いていますね。

サウンドは…適度な軽さが心地よい!

さて、そのサウンドについて。


Gibson Flying V 2019, Antique Natural | Gear4music demo

比較的に中域~高域にパワー感を感じる一方で、低域の音は、良くも悪くもそれほど密度が高くない印象です。

これを、「扱いやすい」ととるか「軽い音」と取るかは悩ましいところですが、個人的には、このギターについては、歪みをオーバードライブ~軽いディストーションくらいに抑えておくと、バンドの中でかなり音抜けの良いバッキングができるのではないかと考えています。

こうした、音抜けの良さなどといった、フライングVの「扱いやすい音」という特性を、バーストバッカー2・3のパワーがうまく引き出して、ちょうどいい塩梅のギターサウンドを作り出している印象ですね。

低音をブリッジミュートでザクザク刻む系の人にとっては物足りないのかもしれませんが、意外とこれくらいの音が良い、というギタリストさん、結構いらっしゃると思います。

まとめ…形は攻めているけど、意外と大人なプレイにも向いている

このように、ルックスこそ攻撃的なものの、サウンド面で見ると、バッキング系に向いているなど、意外に大人な一面も持っているのが、このフライングV。

ハードロック系の人がライブで大暴れするときに持っているイメージが強いのでしょうが、実際に弾いてみると、実はそうしたジャンルの人よりも、意外と大人しいプレイの方が、このギターの特性を活かせてしまう…というのは、個人的には、非常に面白いところだと思っています。

フライングVって、座って弾けないがゆえに、なかなか楽器屋さんでも試奏している人がいなかったり、ましてや実際に所有している人は多くなかったりと、このギターの本当のサウンドを分かっている人は、実はあまり多くないのでは…と思っています。

勇気を出して、ぜひ、フライングV、弾いてみて下さい。きっと、意外な一面に、びっくりすると思いますよ。

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