本日は、Epiphone(エピフォン)のエレキギターから、1961 Les Paul SG Standardについてご紹介しようと思います。
このSG、エピフォンなのですが、ヴィンテージの雰囲気をしっかりと再現しており、とてもエピフォンとは思えないクオリティです。では、早速、みていきましょう!
- 10万円前後で高品質なSGが欲しい
- エピフォンでいいけどサウンドには妥協したくない
- バーストバッカーが搭載されたギターが欲しい
もくじ
進化したエピフォン
エピフォンといえば、ギブソンの廉価版として、すっかりおなじみになったブランドです。
レスポールやフライングV、SGといったギブソンの定番ギターを、10万円を下回る価格で多数販売しており、初心者の方はもとより、サブギターを探している人にとっては、非常に魅力的。
当ブログでも、過去にいくつか、エピフォンのギターをレビューさせていただいていますが、いずれも抜群のコストパフォーマンスを誇ると言うことで、非常に好印象な旨を書かせていただいております。
一方で、エピフォンのギターと言えば、価格の安さが魅力的なものの、ギブソンのスタイリッシュなものとは大きく異なる、独特のヘッド部分がいかにもチープさを醸し出しているとの評価があり、その点を惜しむ声が非常に大きかったところ。
しかしながら、エピフォンは2020年、ヘッドデザインの見直しを行い、完全にギブソンのものと同一にはなりませんでしたが、余計なデザインの切り込みがなくなり、よりギブソンっぽい雰囲気に近づきました。
このSG、ギブソン・カスタムショップとのコラボです!
このように、ヘッドデザインの変更により、よりスタイリッシュさを得た新しいエピフォンですが、これに加えて、エピフォンは現行ラインナップにおいて、ギブソン・カスタムショップとのコラボレーションモデルをリリースしています。
これまでのエピフォンシリーズは、やはりどうしても廉価版のイメージがぬぐえませんでしたが、このギブソン・カスタムショップとのコラボモデルにおいては、作りもかなりきめ細かくなっている上、各種パーツについても手抜きすることなく選定されており、スペック面においてもギブソン製ギターにかなり近づいた仕様になっているのが特徴です。
「Les Paul SG」の仕様を再現
さて、そんなギブソン・カスタムショップとのコラボモデルである、今回の「1961 Les Paul SG Standard」。
ギターの種類としては、みていただいてのとおり、SGなわけなのですが…
商品名については「Les Paul SG」と、「レスポール」の単語が入っています。
ギブソン製ギターの歴史をある程度ご存じの方にとってはご案内の話かもしれませんが、実はこのSGは、もともと、多くの人が「レスポール」として認識しているギターがモデルチェンジしてできたもの。
従来のレスポールが、フェンダーのストラトキャスターに押されていたことから、ダブルカッタウェイ、軽量化、ローコスト化を図って、現在のSGの形にモデルチェンジをしたのですが、レスポールの開発者でもあったギタリストのレス・ポール氏がこれを気に入らず、2代目レスポールは、「ソリッド・ギター」を意味する「SG」の名称で市場に登場した…というような経緯があります。
今回ご紹介するギターは、1961年製SGのリイシューといった位置づけになるのですが、まさにそういった「2代目レスポール」として登場した直後の名残が、ヘッドに書かれた「Les Paul」という文字に残されているわけなのです。
ピックアップはバーストバッカーを採用
さて、そんな1961 Les Paul SG Standard。基本的な仕様を見ていきましょう。
ボディは2ピースマホガニー。指板はインディアン・ローレルというものが採用されています。パーフェローなどと同様の、いわゆるローズウッド代替材ですね。
さすがに木材についてはギブソン製と完全に一緒…とまではいかないのですが、その代わりに仕様で特筆すべきは、ピックアップにおけるバーストバッカーの採用。
多くのエピフォン製ギターで、「ProBucker」という独自ピックアップが用いられる中、このモデルでは、本家ギブソン製のバーストバッカーが使われているというのは、注目すべきポイントです。
バーストバッカーというと、上記レビュー記事でもお示ししているように、バージョンが1から3までありますが、今回のSGでは、フロントにType2、リアにType3の組み合わせとなっています。パワー重視のセレクトですね。
サウンドは…SGらしい軽快さとパワフルさ!
さて、そんな1961 Les Paul SG Standard。サウンドを聴いてみましょう。
SGらしい、中域に特徴のあるパワフルなサウンドが、しっかり鳴っていることがお分かりいただけるかと思います。
やはりサウンドに強いインパクトを残しているのが、ピックアップのバーストバッカー。こType2と3の組み合わせが、SGらしい軽快でパワフルなサウンドとマッチして、非常にアグレッシブなサウンドに仕上がっていると感じます。
このギターにこのピックアップの組み合わせなので、クリーンも悪くないですが、やはりドライブサウンドで楽しみたいところ。定番かもしれませんが、オールドマーシャル系のギターアンプで作り出す歪みとの相性は抜群です。
価格は約10万円…ギブソン製SGも視野に入る?
さて、この1961 Les Paul SG Standard、価格は約10万円。
「ギブソンの高額な値札を見た後だと、エピフォンはかなりお買い得に見える」というのが、エピフォン系ギターのレビューを書くときの定番文句なのですが…この1961 Les Paul SG Standardの場合、これが必ずしも言えないところが難しいところ。
というのも、SGの場合、ギブソンブランドでも極端に高いわけではなく、たとえばギブソンのSG Standardが18万円くらいで買えてしまいます。
もちろんギブソンブランドのギターは、エピフォンよりは高いわけなのですが、ローズウッド指板が採用され、ニトロセルロースラッカー塗装が施される、本格的なギブソンのギターが、あと少しで買える…と思うと、正直、エピフォンに10万円を出すことに、少し躊躇してしまう面も、なくはないのかもしれません。
ただし、この「10万円前後」は、過去に私がギブソンのギターラインナップを分析したとき、「魅力的な商品が少ない」と感じていたセグメントです。そこに、魅力的なギターが登場したことは、これからのギブソン系ギターを占う上において、ひとつの重要な意味を持つような気もします。
【まとめ】エピフォンの枠を超えた高品質ギター。
このように、今回ご紹介したエピフォンの1961 Les Paul SG Standard、ヘッドデザインの変更に象徴される「新生エピフォン」を象徴するにふさわしい、本格的な仕上がりになっています。
ギブソン・カスタムショップとのコラボの名に恥じない作りのきめ細かさと、ピックアップをはじめとした各種パーツのこだわり、そしてもともとレスポールを名乗る予定だった1961年製の「Les Paul SG」を再現する意欲、SGらしいパワフルなギターサウンドなど、非常に興味深いギターだと感じます。
そのことによって、エピフォン製ギターとしてはやや高額な一本となってしまいましたが、一方で、ギブソン・エピフォンが苦手としていた「10万円前後」における魅力的なギターとして新たな存在感を放っているのも、また事実。
新しいエピフォンのこだわり。ぜひ、多くの人に弾いてみていただきたいと思います♪
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