ギタリスト・かとうたかこの音楽ブログ
楽器レビューと音楽コラム
コラム

緊急事態宣言の中…音楽と楽器を、どう楽しむ?

2020年4月7日、政府は緊急事態宣言を7都府県に発出しました。

対象となったのは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県で、期間は2020年4月7日から5月6日までの1カ月間

これらの都府県では、不要不急の外出自粛要請が出され、商業施設の中にはこれを受けた営業自粛を行っているところも多々あります。

この状況下で、音楽や楽器をどう楽しむか…少し考えてみました。

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緊急事態宣言下における音楽界隈の営業状況

まず、緊急事態宣言が発出されている自治体において、音楽関係の事業がどうなっているか…。

まずはそこを、改めて見てみることにいたしましょう。

多くのライブハウス・ライブバーが営業自粛

これは緊急事態宣言発出前からではありますが、ライブハウスやライブバーについては、新型コロナウイルスの小規模な患者集団…いわゆるクラスターが発生しやすい環境であることから、新型コロナウイルス対策が社会問題化されはじめた2月末ごろから、営業の是非が問われはじめていました。

一方で、ライブハウスの多くが、日々の営業を通じて運転資金を確保している状況であることから、そう簡単に営業を止めることはできず、こうした状況であっても通常どおりの営業を続けているところが多かったのも事実。

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しかしながら、出演者・来場者ともにクラスター発生リスクが高いライブハウスへの出入りは、自身の危機管理意識を問われることになりかねず、何より自分や周囲に新型コロナウイルスを感染させることを避けなければならないことから、ライブハウスへの出入りを自粛するようになり、この影響でライブハウスの営業は苦境に立たされておりました。

こうした中、前述の非常事態宣言発出を受け、多くのライブハウスが、営業を自粛するに至りました。

楽器屋さんも営業自粛や時短営業…

また、楽器屋さんにおいても、新型コロナウイルスの影響が出始めた頃から、時短営業を行う動きが広まっており、特に全国展開している島村楽器においては、特にこの時短営業の取組に積極的でした。

その後、緊急事態宣言を受け、宣言対象区域内では、多くの商業施設が営業自粛の判断を行いましたが、商業施設内にテナントとして入居している楽器屋さんは、自身の判断にかかわらず、これと一体的に休業をせざるを得ない状況になっています。

たとえば、大手ショッピングモールに入居していることが多い島村楽器では、緊急事態宣言が発出されている自治体において、ほぼすべての店舗が臨時休業になっています。

なお、独立店舗として運営されている楽器屋さんにおいても、営業時間の大幅短縮を行っており、平常時と同様の営業を行っているところは、私の知る限り、見当たらない状況です。

「おうちで楽しむ音楽」を考えてみよう

このように、現状は、ライブハウスやライブバーも営業していなければ、楽器屋さんも営業しておらず、音楽関係の楽しみを求めて外出することができなくなっています。

そもそもの緊急事態宣言の趣旨が「不要不急の外出を抑制」なので、これは非常に残念ですが、みんなで一丸となって新型コロナウイルスと戦うためには、これが避けて通れない道になってしまったのは事実。

でも、この状況下においても、音楽や楽器を楽しむ術はあるはずです。

そう、「おうちで楽しむ音楽」を、考えてみましょう。

DTMにチャレンジしてみよう

まず、当ブログでも幾度かお話をさせていただいておりますが、外出自粛の状況下において、もっとも有効な自宅でできる音楽の取組は、DTMだと思っています。

DTMは、最初こそ少しハードルが高いかもしれませんが、慣れてしまえば自分一人でバンドサウンドやオーケストラの楽曲を作り切れてしまうなど、音楽活動を行う上で、非常に役に立つスキルです。

ライブ活動を中心に行っているバンドマン・SSWさんの中には、このDTMに触れたことがないという方も結構いらっしゃるようですが、今は幸か不幸か、自宅でまとまった時間がとれるとき。

こんなときだからこそ、腰を据えて、DTMにチャレンジしてみるのは、非常に有効な取組になると思います。

https://www.tk-guitar.com/entry/first_dtm_mac

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動画配信をやってみよう

多くのアーティストがトライしている、動画配信

YouTubeなどに本格配信をしている方もいらっしゃれば、Twitterに簡単な動画を上げていたり、あるいはツイキャス等を活用した生配信を行っている方もいらっしゃいます。

動画配信については、単に「やるだけ」でよければ、実はスマートフォンが1台あれば、それだけで何とかなってしまいます。音質や画質などにこだわるのであれば、オーディオインターフェイスを導入したり、ある程度のビデオカメラを使ってみたりと、こちらもこだわりだすと様々なものが見えてきて、とても勉強になったりします。

たとえば、音楽に特化したビデオカメラなどがあると、手軽にそこそこのクオリティの動画を作成できそうですね。

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また、スマホでの使用が想定されたオーディオインターフェイスがあると、音質はかなり向上します。

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違うパートにチャレンジしてみよう

普段の音楽活動をしているときと違い、今は、まとまった練習時間をとることができます。

もちろん、自分のメインパートに一生懸命打ち込むのも良いのですが、こんなときだからこそオススメしたいのが、「メインパートと違うパートを練習してみる」こと。

別のパートにトライしてみると、メインパートをやっているときには見えなかった新たな楽曲の一面、バンド全体の強みが課題が、別の視点から見えてくるようになり、とても視野が広がります。

特に、ヴォーカル専念型の人がギターを覚えて、コードが楽曲を支配する様子を把握してみたり、ギターソロを愛するギタリストの方が、ベースやドラムといったバンドのボトムを支えるパートにチャレンジしてみると、多くの気づきが得られ、その気づきが後のバンド活動にフィードバックされていくんじゃないかな…と思います。

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楽器はAmazonや楽天で

そして、楽器・機材をこよなく愛する方にとっては、この楽器屋さんが休業中の期間、非常に寂しいのではないかと思います。

また、それほど機材に愛着がある方でなくても、たとえば「あ、ベースの弦が切れた!」とか「動画配信でヘヴィなディストーションを使いたくなった!」 というようなときには、楽器屋さんに行かなければならなくなったりすることでしょう。

こういうときに役に立つのが、直営の楽器屋ECサイトや、Amazonや楽天といったネット通販サイト

特に楽天においては、多くの楽器屋さんが楽天にも出店を行っており、楽天のサイトを見ているだけでも、十分なウィンドウショッピングが楽しめます。

もちろん、試奏ができないのが悩みのタネではあるのですが、YouTubeで動画を見たり、あるいは当サイトのようなレビューサイトで情報を得たりしながら、ネットで機材を購入するのもまた一興かもしれません。

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【まとめ】おうち音楽を、じっくり楽しもう

緊急事態宣言が発出されて、気がつけば1週間が経ちました。

少しずつ、自粛の生活にも慣れてきたのかもしれませんが、やはり普段どおりの生活ができないこと、普段どおりの音楽活動ができないことに、多くの方がフラストレーションを感じておられるのではないでしょうか。

もちろん、この状況は非常につらいですが、そんな中でも、日々の生活に彩りを添えられるのも、音楽の魅力だと思っています。

いつもと少し違う形にはなりますが、だからこそ逆に「いつもと少し違う」ことを楽しむ…そんな心のゆとりがあると良さそうです。

いつかまた、いつも通りの音楽ができるようになる、その日まで。今は、「おうち音楽」を、ゆっくり楽しむことにしませんか…。

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かとうたかこ
気がつけば、ギター・ベース歴は20年。ギターなどの楽器と音楽をこよなく愛する社会人のブログです。更新情報はTwitterやFacebookでも発信しているので、ぜひ下のTwitter・Facebookアイコンからフォローしてください!